- Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334774158
感想・レビュー・書評
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秋梨さんのはおもしろかったな。読みやすかったし。
都筑さんのもよかった。
それ以外はちょっと…。
ちょっと…て思うほうのが多かった。てか、ちょっと…ていうのばっかりだった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
落語ミステリ小説のアンソロジー。山前譲・編。落語そのものであったり,落語家の世界が舞台であったり,有名落語の翻案であったり。古くは快楽亭ブラック(初代)が明治時代に口演した探偵噺「幻燈」から,大下宇陀児「落語家変相図」,都筑道夫の砂絵のセンセーシリーズ「擬宝珠」,連城三紀彦「変調二人羽織」へ。落語の台本の体をなしている結城昌治「落語 味噌漉し」と我孫子武丸「貧乏花見殺人事件」。伽古屋圭市「崇徳院」は修業中の噺家の恋物語,那伽井聖「落研の殺人」は犯人当てクイズ。
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八話からなる。
NHKの「ちりとてちん」と拝見しなかったので、なんとも言えないのだが、平成の落語ブームと、言っても、テレビをつけると、お笑いタレントばかりであって、古典落語のようなものが少ない。
読売新聞の月曜日の夕刊に、落語の小話が、載っていて面白い。
最近図書館で、子供用の新刊のコーナーに落語の本が置いてあって、立ち読みしてしまった。(笑)
子供用の方が面白かった。
そんな中、手に取った本の1冊である。
連城三紀彦氏の「変調二人羽織」や、我孫子武丸氏の「貧乏花見殺人事件」等は、落語のネタを元にしていて、なるほど、、、と、思いながら読んだ。
名前は知らない(申し訳ない)が、「崇徳院」「幻燈」等もどうなるのか、、、と、面白く読んでしまった。
最後の山前譲氏の 席亭口上 で、書かれているのを拝読して、まだまだ、読んでない本が沢山あることに気付かされた。 -
タイトルと連城先生の名前に惹かれて購入。
落語とミステリって、すごく相性がいいと思う。
作家さんは、最初のお2人と最後のお2人しか知らなくて、好みの作品も、この方々のもの。
しょっぱなから連城先生の世界に一気に引き込まれる。
あの結末は、まさに連城節。まさに鶴のように美しい作品。
続く我孫子先生の作品は一転して古典落語の世界を見せてくれる。
「落研の殺人」は、お見事!見事にしてやられる快感。
落語「擬宝珠」の、あのオチの後に起こった事件という設定にびっくり。
センセーと仲間たちは、ちょっとホームズと少年探偵団みたいかな。面白かった。