落語推理 迷宮亭 (光文社文庫 や 22-6)

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  • Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334774158

感想・レビュー・書評

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  • 秋梨さんのはおもしろかったな。読みやすかったし。
    都筑さんのもよかった。
    それ以外はちょっと…。
    ちょっと…て思うほうのが多かった。てか、ちょっと…ていうのばっかりだった。

  • 落語ミステリ小説のアンソロジー。山前譲・編。落語そのものであったり,落語家の世界が舞台であったり,有名落語の翻案であったり。古くは快楽亭ブラック(初代)が明治時代に口演した探偵噺「幻燈」から,大下宇陀児「落語家変相図」,都筑道夫の砂絵のセンセーシリーズ「擬宝珠」,連城三紀彦「変調二人羽織」へ。落語の台本の体をなしている結城昌治「落語 味噌漉し」と我孫子武丸「貧乏花見殺人事件」。伽古屋圭市「崇徳院」は修業中の噺家の恋物語,那伽井聖「落研の殺人」は犯人当てクイズ。

  • 八話からなる。
    NHKの「ちりとてちん」と拝見しなかったので、なんとも言えないのだが、平成の落語ブームと、言っても、テレビをつけると、お笑いタレントばかりであって、古典落語のようなものが少ない。

    読売新聞の月曜日の夕刊に、落語の小話が、載っていて面白い。
    最近図書館で、子供用の新刊のコーナーに落語の本が置いてあって、立ち読みしてしまった。(笑)
    子供用の方が面白かった。

    そんな中、手に取った本の1冊である。
    連城三紀彦氏の「変調二人羽織」や、我孫子武丸氏の「貧乏花見殺人事件」等は、落語のネタを元にしていて、なるほど、、、と、思いながら読んだ。
    名前は知らない(申し訳ない)が、「崇徳院」「幻燈」等もどうなるのか、、、と、面白く読んでしまった。

    最後の山前譲氏の 席亭口上 で、書かれているのを拝読して、まだまだ、読んでない本が沢山あることに気付かされた。

  • タイトルと連城先生の名前に惹かれて購入。
    落語とミステリって、すごく相性がいいと思う。
    作家さんは、最初のお2人と最後のお2人しか知らなくて、好みの作品も、この方々のもの。
    しょっぱなから連城先生の世界に一気に引き込まれる。
    あの結末は、まさに連城節。まさに鶴のように美しい作品。
    続く我孫子先生の作品は一転して古典落語の世界を見せてくれる。
    「落研の殺人」は、お見事!見事にしてやられる快感。
    落語「擬宝珠」の、あのオチの後に起こった事件という設定にびっくり。
    センセーと仲間たちは、ちょっとホームズと少年探偵団みたいかな。面白かった。

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著者プロフィール

連城三紀彦
一九四八年愛知県生まれ。早稲田大学卒業。七八年に『変調二人羽織』で「幻影城」新人賞に入選しデビュー。八一年『戻り川心中』で日本推理作家協会賞、八四年『宵待草夜情』で吉川英治文学新人賞、同年『恋文』で直木賞を受賞。九六年には『隠れ菊』で柴田錬三郎賞を受賞。二〇一三年十月死去。一四年、日本ミステリー文学大賞特別賞を受賞。

「2022年 『黒真珠 恋愛推理レアコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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