寒梅: 隅田川御用帳(十七) (光文社文庫 ふ 17-22 光文社時代小説文庫 隅田川御用帳 17)
- 光文社 (2017年9月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334775322
感想・レビュー・書評
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L 隅田川御用帳17
このシリーズ完結してたとは知らなかった。というわけで残りを読了。
たしか遠方で行う指令を申し渡されていたんだよなぁと思い出しながら読み始め。もはや橘屋関係ないし、よくあるお家騒動を解決する、みたいな。藩政を正すって1人が介入してどうにかなるもんなのか。
このシリーズ終わってることがわかってるからまあまあまあ…と言った感じ。
橘屋の面々が魅力的なだけに登場しないと花がないな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
越後秋川藩から柏崎へ
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内容(「BOOK」データベースより)
「消息を絶った密偵を捜してほしい」―縁切り寺慶光寺の御用宿「橘屋」の用心棒・塙十四郎は、元老中の楽翁こと松平定信から密命を受けた。早速、越後入りした十四郎の前に現れたのは、二分された藩の実態と貧困に喘ぐ民百姓の姿だった。藩政を正すために十四郎がとった「秘策」とは―。弱き者への慈しみが溢れた著者の代表シリーズ、四年ぶりの書下ろし第十七弾。
令和元年5月20日~21日 -
2017年9月光文社文庫刊。書下ろし。シリーズ17作目。寒梅、海なりの2つの連作短編。楽翁の密命で、塙十四郎が活躍し、ちょっとした冒険活劇になっている。再開記念のボーナスステージのようです。
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4年振りに復活! 出版社が変わり再刊された第1作のあとがきで、作者が「まだ出版してなかった最終巻」って書いてたのが、この作品。江戸を離れ、十四郎が越後で活躍する話2編で、番外編的。これで本当に終わりのようだが、ちょっと淋しいなあ~