黄緑のネームプレート: 杉原爽香〈46歳の秋〉 (光文社文庫 あ 1-181)
- 光文社 (2019年9月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334779016
感想・レビュー・書評
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毎年、歳をとっていく主人公がどんな事件を解決していくのかもありますが、主人公たちが成長していく姿が楽しみです。
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杉原爽香、いいね。
46歳にして、変わらない赤川作品ヒロインぶりが健在。
なんだかねぇ、虎の威を借る狐が数人。
かっこ悪いったらない。
それが、周囲に多大な被害を及ぼしている。
でも、女性は強いよ。
爽香の会社の社長や、コラムの編集プロのあの人もいい。
がんばれ、みんな。 -
年に1冊の赤川本。
仕事帰りの電車で一気読み。
また、来年も読むだろうな。 -
政治と権力に立ち向かう!なんてアオリがあるからイデオロギー臭い話かと戦々恐々としていたがいつもの赤川次郎だった
政治批判とかはとくになく、総理もちょろっと出ただけで、事件には特に関係してこない。
むしろ解説にある通り「権力に媚び、権力を利用し、そして権力を離すまいとする人々」がメインで描かれている。
小市民的な小悪党とでもいえばいいのか、人間は権力を握ると途端に見境がなくなる。そして最終的にそろって痛い目を見る。
この勧善懲悪が赤川次郎らしいと思う
ラスト近くの「かなうわけがないな・・・」というセリフには同意しかない。 -
オールスターご飯会にほっこりする。長いシリーズだなぁと感無量。
田端社長が最後に予想外にかっこよかった(笑) -
ぎゅっとそれぞれの登場人物の光や影等が凝縮されていて,それでいて,その光と影は表裏一体でよくない部分もあるけれど,だからこそ・・・
みたいなメッセージを最後に個人的には感じる部分があったように思います。
読みやすく話に入り込みやすい1冊ですね。 -
9月は爽香の月です
シリーズも早いもので・・・30年?
フーテンの寅さんシリーズのように安定安心のキャラ達
残念ながらさっこんの作家たちは「アベガー」って一言を言いたいだけで作品を書いている
ま、角栄の時もそうだったから分かりやすい意味では良い素材なのかもしれん