赤い雨: 新・吉原裏同心抄(二) (光文社文庫 さ 18-70 光文社時代小説文庫 新・吉原裏同心抄 2)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334779863

感想・レビュー・書評

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  • 吉原裏同心シリーズの33作目
    赤い雨 ― 新・吉原裏同心抄シリーズ(第三期)の2作目 
    2020.03発行。字の大きさは…中。

    吉原裏同心・神守幹次郎と人気絶頂を極めた元花魁の薄墨太夫・加門麻は、今後百年の吉原の大計を学んで戻ってくるために京・祇園にて1年間の修業を始めました。

    京祇園と江戸吉原の二元中継で物語が書かれています。京では、祇園の祭礼が始まる吉符人の前後に旦那7人衆のうち2人が殺される、江戸では、吉原の老舗の大籬・俵屋一家が脅迫されて夜逃げする事件が起こります。

    【読後】
    両事件とも祇園及び吉原を震撼させる事件へと発展していく様相を呈しています。そして祇園は幹次郎があざやかに、吉原は女裏同心・嶋村澄乃が泥臭く(笑)活躍します。
    2020.06.11読了

  • 吉原裏同心・神守幹次郎シリーズ。京都に行ってからの話だが、京都と吉原で同時進行しているので、全然話が進まない。そろそろ終わりが見えてきているのかもしれないが、このゆっくりとした展開は少しイライラする。京都での人脈作りが上手くいきすぎるのも先が見えてきた感じ。この大騒動が終わったところで大団円なのかもしれないな。それでもいいので早く先が読みたい。

  • あー!もう少し待ってから読めばよかったです。(((^^;) 祇園と吉原の二つの事件がどちらも話がそれほど進まないまま 次回へ…
    恐ろしく大きな力をもっている人が、祇園祭に手を出そうとしている。それは、吉原の事件も同じです。イライラしながらまちましょう。(;´д`)

  • まよい道の第1巻を読んだら、どうしても続編を読まなくては…
    神守幹次郎と麻の2人に、修業の先が、やっと落ち着いた!
    祇園の旦那衆共、懇意になって行く。
    江戸は謎の山師が、蠢いて来る。

    京都と 江戸の難題が、交互に書き表しており、どちらも、気になる!
    吉原での、澄乃の活躍も、良い!
    幹次郎の剣の凄さ、そして、それを謙虚な姿で、皆上下なく、付き合いをしている様に、とても好感が、持てる!!!
    やはり、ヒーローは、こうでなくては、と思いながら、本から手が、離れない。

    もう、12月半ばで、掃除も片付けも、…と思っているのに、又もや続編にはまって、第3巻「乱癒えず」を今 手元に置いている!!!(笑)

  • 京都編話はまだ始まらない。
    起承転結の起と承のあいだくらいか。
    続きが気になる。

    4巻くらいまで一気読みしないとダメな感じかな。

  • 京の都での幹次郎と麻の2作目。相変わらず斬りあいが絶えない。一方、幹次郎がいない吉原にも恐ろしい敵が。果たして幹次郎なしで守り抜けるか?

  • 京に滞在中の幹次郎と麻は、とんとん拍子に滞在場所と奉公場所が決まり、次々と人脈を得て、着々と京でも存在感を増していきます。
    京では一大行事である祇園祭に向けて準備中ですが、昨年一昨年とその祭礼の前日に中心人物がそれぞれ二年連続して死亡。他殺の疑いがあっても踏み込めず、今年もどうやら狙われている様子。三人目の犠牲者が出ないように幹次郎が内々に加わることになりそうですが、どこ行っても闘わねばならない様子。
    一方江戸の吉原では、乗っ取りされた大籬の問題に頭が痛い様子。既に計画は水面下でどんどん進んでおり、事情を聞こうとした番頭も先に殺されてしまう始末。幹次郎がいればと誰もが痛感する中、京にいて帰ってこないのは仕方がないので、なんとかここで踏ん張らねば吉原の崩壊につながるとばかりに奮闘中。
    ついでにようやく会所頭取七代目四郎兵衛の娘・玉藻が出産。
    都合が良すぎでも何でもいいから、私としてはさくっと終わらせていただければいいです。
    そして、どうあっても吉原は幹次郎に頼り切り。今までもめ事はどうしていたんだろうというくらいの幹次郎頼み。あれほど先読みして動ける人はいなかったので便利になってしまっていたのでしょう。いや、他の人が頼りなさすぎるのか。
    そしてきっと京でも便利に使われて、手放せなくなるお人になるのでしょう。

  • 祇園でも吉原でも策謀が。

  • 江戸吉原と京祇園に、同時に赤い雨が降る。それにしても、幹次郎は行くところで次々に事件に出会い、また次々に人脈を広げていく。

  • 早く次が読みたい

    図書館の待ち行列が長すぎて三省堂書店で購入

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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