異界談義 (知恵の森文庫 t つ 2-1)

  • 光文社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334785116

感想・レビュー・書評

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  • 京極の名前だけで読むとちょっと当て外れに感じるところもあるでしょうね。
    でも、いたこの話とか、鬼門の話とか興味深く読むことができました。
    特に鬼門についてはこれまで常識と思っていたことが実は違っていたという、歴史推理に近い楽しみ方ができました。
    Q.E.D. シリーズ(小説のね)が好きな人にもお勧めな感じです。

  • 2001年に国立歴史民俗博物館で開催された「異界万華鏡」という企画展示にあわせて刊行された本で、京極夏彦と小松和彦の対談のほか、歴博の研究者たちが「あの世」「妖怪」「占い」といったテーマに関する研究成果を、わかりやすく解説している論考が収録されています。

    妖怪についての京極と小松の対談のなかで、水木しげるや宮崎駿などの作品のうちに、現代の日本人の神観念のあたらしいありかたを見ようとするという、非常に刺激的な提言がおこなわれており、とくに印象的でした。

著者プロフィール

1948年、高知県生まれ。国学院大学卒業。民俗・口承文芸を研究。著書に『学校の怪談』(ミネルヴァ書房)、共編著に『三右衛門話──能登の昔話』(桜楓社)、『日本伝説体系』第5巻(みずうみ書房)、『昔話・伝説小辞典』(みずうみ書房)、『ガイドブック日本の民話』(講談社)他。

「1993年 『土佐の世間話 今朝道爺異聞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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