11文字の殺人 新装版 (光文社文庫 ひ 6-19)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 1430
感想 : 95
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334790578

感想・レビュー・書評

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  • 今まで読んできた東野圭吾作品とはちょっと異なった作風。あっさりしていて読みやすい。終盤はドキドキさせられたが、シンプルな展開だった。たまにはこういう感じもいいかも。携帯ではなく電話、パソコンではなくワープロが出てくるところは、時代を感じた。

  • 東野圭吾さんにしては比較的ライトなお話。読みやすいし、流れるように読み進められます。登場人物は少なくないけれど、ごっちゃにならない感じ。
    初めて東野圭吾を読む人にはお勧めの1冊ではないかな。

  • 裏表紙にも書いてあったが、確かに昭和だからこそのって感じ。
    個人の情報なんて、今は絶対明かしてくれないだろうし。

    なんとなく身近な人って感じで犯人は推測できたけど、
    クルーズ旅行で起こった事故の内容がずっとわからなかった。
    それに登場人物がいろいろで頭がごっちゃになった。

  • ちょっと昔の東野圭吾さん作品は初めてだったかな?
    犯人は誰か、よりも主人公が口封じに殺されるんじゃないかとヒヤヒヤした。読み終わって主人公だからそう簡単には死なないか、と気がついた。

    喫茶店の電話を借りたり帰る時間に合わせて電話をかけるシーンが、携帯電話のない時代を思い出させて好き。

    謎だった島での出来事が思ってたより酷かったり、そんな交換条件出してる時間があるなら助けてあげてと思ったり...そのやり取りしてる間に死んでたかもしれないのに。
    社長が一番卑怯で卑劣だと思った。絶対生きてるの分かってたと思う。保身の為に何でもやる人だ。

  • 個人的に東野圭吾作品70作品目!

    東野圭吾の昭和の時代の本格ミステリー!

    主人公は女性の小説家

    殺されたのは主人公の恋人?

    連続する殺人事件に共通するのは過去の事故?


    個人情報がダダ漏れ、スマホが無いから成立する事も・・・

    主人公がバーボンのロックを飲んでいるのが凄いなぁと思いました。

    本書を読んで昭和を思い出してください!

  • ミステリーでは定番の、無人島で起きた事件を解明するストーリー。
    著者としては王道の進み方という感じがして、こういう本も書くのかーという感じ。
    誰も報われないので、読後感はあまりよろしくない。

  • おもしろくなかった訳ではないけれど、もう一度読みたいかというと、うーん…という感じの作品。モヤモヤが残りました。あとは「あたし」という苦手な一人称が頻出して気になってしまい、話に集中しづらかったです。

    ただ、重厚ではなく、比較的軽めのミステリーなので、サクッと読みたい方にはおすすめです。

  • 珍しく、途中から犯人が分かってきた。

    他の人も書いていたが、
    最後は一番悪いやつが残り、利用されただけの人は死ぬ。
    結末がスッとしなかった。
    まあ世の中なんてそんなもんか!

    タイトルの11文字の殺人が最後の方まで出てこないので、
    本を手に取るインパクトはあるが、作品の中でのインパクトは小さかった。

  • 所々時代を感じさせる描写が気になった。犯人は予想がついたけど、終わり方はあれでよかったのか。モヤモヤが残る。

  • 相変わらず人物描写がペラかったなあ…
    私、結構東野圭吾の小説への評価は辛めなんで、贔屓目に見たらそうでもないのかなあ…と思ったら、そんなこともなくしっかり低評価で安心した。笑
    いろいろ納得いかなかったけど、一番は志津子を助ける際の竹本の交換条件。
    どんなに女好きでもありえないでしょ、
    せめて、陰であの時のことを笠に着て関係を迫るのはわかるとして、あの場ではねえ…
    ラストもすっきりしなかったし、個人的には☆1よりの☆2でした

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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