- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334790981
感想・レビュー・書評
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ゲノム編集、クローン、自己完結型人工内臓、ユングの集団的無意識理論による記憶転移など、てんこ盛りなのだが、これはいい、これに合わせて、上手く事件を作っちゃえという感じで、話も薄っぺらで、登場人物も薄っぺら。魅力がない。
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クローンが登場してきて、確信に近づいてきた感じがします。ただ相変わらず「科学的」な感じはしないんですよね。
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中村啓「SCIS科学犯罪捜査班III」読了。遺伝子ドライブやクローン技術などの科学技術をテーマに痛快なミステリーを読みながらそれら知見の要点や課題を把握できるので気に入っている。特に今回は、記憶や思考が脳でなく臓器に宿っているとする説がある事が興味深かった。
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シリーズ3作目。
前作のラストで、駅で亡き妻・亜美とそっくりな女性を見つけた小比類巻。
今作はそのシーンの続きから始まる。
小比類巻は亜美と信じて、その女性に声をかけるが、全く別人であることと同時に同じ顔をした人間が他にもいることを知らされる。
その事実から、密かに人間のクローン製造が行われているのかではないかと、SCISが捜査に乗り出す。
1作目から描かれる大切な死をどう受け入れるか?
そのテーマを倫理観の問題とされる人間のクローンが、もう数十年前から造られていると言うことで、大切な人の死への概念が描かれる。
これまでのシリーズの中で一番読みごたえがあるが、最上の活躍の場面は少な目。
3作で完結しそうな、まだ続きそうな微妙な終わり方なのが気になる。 -
巻がすすむにつれて、どんどん最上友紀子がなんにでも詳しいだけの科学辞書代わりになってしまっている。遺伝子ドライブ、ゲノム編集、クローン、自己完結型人工内臓、ユングの集団的無意識理論による記憶転移。ようやく厚労省の三枝とライデン製薬がでてきたが、コヒーが堂々と対峙してるのもなんかご都合主義だし、日本のイチ企業や役所が、世界が仰天する研究をやってるというのがウーン。ロシアや中国といった、実際にやりそうなところならまだしも。
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もやっとしたまま3冊目。続きはあるのだろうか。