地に巣くう

  • 光文社
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本棚登録 : 316
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334910631

感想・レビュー・書評

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  • 弥勒シリーズ
    小暮さんが刺された。20年前の父親がからむ事件。

  • この苛立ち、この焦燥、この憎悪、この執着。痺れる、江戸に生きる男たちの物語

    剣呑で歪で異様な気配を纏う、同心木暮信次郎と商人遠野屋清之介。
    互いの存在に揺さぶられ、激しい情動に疼く二人。
    ひとりの男の死から、二十年前に遡る今は亡き父の真実と闇に迫る。
    男は己の父とどう向き合うのか。

  • 弥勒シリーズ第六弾。

    今回は信次郎の亡き父、右衛門の闇疑惑を追及する展開で、伊佐治がなかなか本調子になれないでいます。
    一方、清之介の信次郎のやり取りは、相変わらずヒリヒリしていて、それがこのシリーズの醍醐味となっているだけに楽しめます。
    次作も楽しみですが、もうちょい発行の間隔を短くしてほしいです。(間が長すぎて前の話を忘れてしまうので)

  • 大好きな弥勒シリーズの6作目。
    信次郎と清之介、相手の内面をさらけ出そうとしては殺気立つ、剣呑な間柄でありながら、どうしても相手にゆさぶられる、気になって仕方がない、そんな不安定で濃密なやりとりが面白い。

    殺してやっても、よい。
    それが望みなら、おれが殺してやっても、よい。(P-46)
    自分ではない誰かが、あの男を手に掛けたというのなら無念の極みだ。(P-48)

    しびれるセリフに、もはや、これは恋!?とまで思えてきた(笑)
    ただ、今回のミステリー部分は、少し物足りなかったかな。いつもはもっと伏線がある気がするけど。

    とうとう清之介が封印し続けてきた一線を越えてしまい(超えさせられた?)、今後どう展開していくのかが楽しみ。

  • この苛立ち、この焦燥、この憎悪、この執着。痺れる、江戸に生きる男たちの物語

    剣呑で歪で異様な気配を纏う、同心木暮信次郎と商人遠野屋清之介。
    互いの存在に揺さぶられ、激しい情動に疼く二人。
    ひとりの男の死から、二十年前に遡る今は亡き父の真実と闇に迫る。
    男は己の父とどう向き合うのか。

  • シリーズ6作目。おなじみの遠野屋と木暮。まだまだ、続きそうですね

著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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