クローバーナイト

著者 :
  • 光文社
3.39
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本棚登録 : 1646
感想 : 269
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  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334911300

感想・レビュー・書評

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  • 良いお話だった。保活、お受験、イクメンなど子育てに絡めた夫婦の絆。連作短編集で最後の「秘密のない夫婦」では、子供のスピードに合わせてのんびりする心の余裕が必要なんだと改めて感じさせられた。

  • 自分の今置かれてる生活状況、これから来るだろう諸々の悩みの種 の予習になった感大。

  • 夫目線で紡がれる家族と周囲の日常ミステリ。保活にママ友、お受験、嫁姑、と子育てで起こる問題を解決していくんやけど、育児もそれに纏わる関係もめちゃくちゃ大変やな。そして視野の狭さや無意識の思い込みに気付かされる。安易な思い込みはよくない!

  • 著者が子育てを通じて得た体験、見聞きした情報を織り込んだ作品なのだろう。途中のホカツ(このような言葉があることを知らなかった)、誕生日会の壮絶さに半分呆れかえってしまった部分もあったが、最終章の自分の子供の発育の遅れ(実際には早いほうではないといわれただけで全く問題のない程度)の指摘を受けて不安を感じる部分は、親としての不安定な心理が丁寧に描かれてて、そうそうこんな気持ちになってしまうんだよねと同感。

  • クローバーナイト/辻村深月

    やっぱり辻村さんの描く家族が好きすぎる
    子どもの何気ない仕草とか子どもを想う親が妙にリアルで、心にすっと入ってくるんだよなぁ。

    相手が正しいと思っていても自分からしたらそれは正しくない、なんてことはざらにあってそれはまた逆も然りなんだなと改めて感じた。

    でも一人一人にそれぞれの正義があって、どっちが悪とかじゃないから両方の意見に共感できるし考えさせられた。
    志保の母親に関してはラスボス感が凄かった。
    台湾いる時に電話かかってきたのなんか読んでる途中でひぃって声出た。

    自分も気をつけていかねば、、、

  • 3.4

  • 夫目線で語られる家族を取り巻く物語。
    お受験、ママ友、実母との関係、子供の発達…
    ただでさえ大変な子育ての上に、ごちゃごちゃした関係性に振り回され、読み手までも疲れさせてしまう筆力に感服です。夫の思考回路は女性脳寄りかなと思いました。男性の感想も気になります。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 辻村作品読んだのは何作目だろうか
    今回は夫婦の関係に焦点を当てた
    素晴らしい夫だと思う
    私には真似ができない

  • 4.5くらい
    普段は意識してない(できない?)感情の深いところを的確に色々な角度から書いていて読んでて爽快

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著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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