- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334912222
感想・レビュー・書評
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新撰組の賄方鉢四郎から見た幕末。本当にこの時代を題材にした話は、主人公が違うとまったく違う目線になるからおもしろい。新撰組ではなく、その料理人なのでさらに一歩引いて時代を見ているところがおもしろいと思った。
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斎藤一、土方歳三推しの私にとっては、いまいちだった。
しょうがないんだけど、
「むさ苦しい男達の集まり」っていうのが強調され過ぎて一様と土方様の印象が合わなかった、、泣 -
新撰組の料理人として無理矢理?入隊した鉢四郎の話であまり料理の話があまりない。
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特に20代の頃に新選組に嵌り京都の色んな箇所を一人で巡り、沢山の新選組関連の本を読み漁り、部屋には新選組の提灯と暖簾を飾っていた。
ラジオ番組でこの本を紹介していて面白うそうだなと思い読んでみた。
驚くほど内容の無い中身に驚いた。
主人公が料理人である必要が何処にも感じなく、後半は主人公そっちのけの展開。
又、新選組を深く描いてるわけでもなく最後までなんのこっちゃか解らなかった。
娯楽本にしてもあまりにお粗末な内容。 -
鉢四郎という賄方からみた新選組(特に原田左之助中心)を題材にした小説。全5話で蛤御門の変から王政復古の大号令までの出来事を取り上げている。鉢四郎は武士とは思えないくらい気弱な人間。文章は会話が多いので読み進めやすいが、気がつくと話がどんどん進んでる。坂本竜馬などはもちろん、後の渋沢栄一も出てくる。
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タイトルからイメージしていた内容とはだいぶ違って、なんとなく読後すっきりしない…
鉢四郎が主役?原田さんかな?という疑問もありつつ、鉢四郎の作る料理やそれを食べているエピソードをもっと読んでみたかったなと
時代的に仕方ないのだけれど、新選組の勢いがだんだんと落ちていくのを感じるのがつらかったな… -
炊き出しの不満を言ったことから、原田左之助に新撰組の賄方にされた菅沼鉢三郎。賄方として食事を用意しつつも様々な事件に巻き込まれていく。
新撰組の料理人というタイトルに惹かれて借りて読んでみました。実際は原田左之助の話が多く、もう少し鉢三郎と日常的な感じの話があれば、よかったかなと思います。食事に話も出てくるが、もう少し深掘りや食事を元にした展開があってもとも思います。
意外に興味を惹かれたのが、本陣を転々とする際の土地の見立て方。左之助だったり、鉢三郎だったりするが、選ぶ視点や状況判断などおもしろかった。
2018年刊行だけど、渋沢篤太夫は狙ってたのか、たまたまかな。