- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334922467
感想・レビュー・書評
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ブリューゲルの画集を持っているので
絵に対する興味から読んでみた。
宗教色が強いと嫌だな・・とも思いつつ。
これらの予想はかなり裏切られた。
ブリューゲルの画集を新たに何冊か借りて
拡大図なども見ながら読んだけれど
絵に関しては、あまり共感しなかった。
絵は単なる話のきっかけで、
ちょっとこじつけっぽくも感じて・・。
宗教色が強いないのは、よかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
障害をもつ息子を抱えた家族がある日出会ったのは、「日々を篭で運び出す」というブリューゲルの絵だった。ブリューゲルの作品をモチーフに、幸福と不幸、真の幸福とは何かを探す一家族を描く連作小説
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素直に、画家ブリューゲルの家族の話かと思ったら、ぜんっぜん違いました。。。知恵遅れの愛息子と完全に利己的な夫と暮らす女性が、ブリューゲルの画集を片手に語る物語り。曽根さん流のキリスト教に基づいたお話なんだけど、押し付けがましいところがないので素直に読めました。
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真の家族の幸せについて考えさせられる本。障害を持つ息子、世間体ばかり気にする無理解な夫。時には天使のように見えるが現実は時に残酷であまりにも苦しい、だけどその中にも幸福があって・・・。家族ってなんだろう。
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2007.2.3読了。