ブリューゲルの家族

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 17
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334922467

感想・レビュー・書評

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  • ブリューゲルの画集を持っているので
    絵に対する興味から読んでみた。
    宗教色が強いと嫌だな・・とも思いつつ。

    これらの予想はかなり裏切られた。
    ブリューゲルの画集を新たに何冊か借りて
    拡大図なども見ながら読んだけれど
    絵に関しては、あまり共感しなかった。
    絵は単なる話のきっかけで、
    ちょっとこじつけっぽくも感じて・・。

    宗教色が強いないのは、よかった。

  • 障害をもつ息子を抱えた家族がある日出会ったのは、「日々を篭で運び出す」というブリューゲルの絵だった。ブリューゲルの作品をモチーフに、幸福と不幸、真の幸福とは何かを探す一家族を描く連作小説

  • 素直に、画家ブリューゲルの家族の話かと思ったら、ぜんっぜん違いました。。。知恵遅れの愛息子と完全に利己的な夫と暮らす女性が、ブリューゲルの画集を片手に語る物語り。曽根さん流のキリスト教に基づいたお話なんだけど、押し付けがましいところがないので素直に読めました。

  • 真の家族の幸せについて考えさせられる本。障害を持つ息子、世間体ばかり気にする無理解な夫。時には天使のように見えるが現実は時に残酷であまりにも苦しい、だけどその中にも幸福があって・・・。家族ってなんだろう。

  • 2007.2.3読了。

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著者プロフィール

1931年東京生まれ。聖心女子大学卒。93年恩賜賞・日本芸術院賞受賞。2003年文化功労者に。2012年菊池寛賞受賞。著書に『人生の収穫』『「群れない」生き方』『人間の道理』『老いの道楽』等多数。

「2022年 『未完の美学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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