- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334923709
作品紹介・あらすじ
建築家に生まれ、「美」の意味を問い続ける猫-人気ミステリィ作家・森博嗣が新進画家と共同で生み出した、静謐な物語。
感想・レビュー・書評
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猫好きしか読まないと思う。絵本は眺めているだけで楽しくなる。でも2000円は高価すぎて図書館で借りてしか読めない。
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世界観が不思議。
猫がいる世界に人はまだいるのか、猫が世界を動かしているのか。猫の建築家なのだから、猫が世界を動かしているのかな。
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「美」について哲学的な思考を巡らせる建築家・猫の絵本。
単調なようでいて温かい線と色使いが良い。
文と組み合わさって伝わってくる、うら悲しいような落ち着くような空気が好きだ。
「造ることは、立ち向かうことではなく、造ることは、何かを許すことなのだ」 -
人のいない人造の景色の中で哲学する猫。
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絵本だからと言う理由ではない!のですが‥公共施設(市立図書館)内で覧付(みつ)けて‥数分で読了出来ました‥。
(評は?…と申しますと?…)色彩の暗さと粗真逆(ほぼまぎゃく)のコントラストが?…非常に良かったです。
(次の分については?…)後程(のちほど)記載させて戴きます‥。 -
美に理由なんてあるのかな。規則と不規則
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ちょっと時間があった日に暇潰しに寄った図書館で読んだ本です。
『スカイ・クロラ』などで有名な森さんが絵本も書いていたんだなぁと、軽い気持ちで読んでみた。
ストーリーは猫の建築家が”美とは何か?”について追及していくものだ。
これは絵本としては難解に思うかもしれないが、読んでいくと不思議と引き込まれていくものを感じる。
大人向きの絵本といった方が良いのかもしれない。
時間があったら、また読みたいと思う。そんな本です。 -
「美」について考える猫。
絵を眺める。文章を読む。それからもう一度、絵をじっくりと見つめる。夜の色が好き。ゆっくり、静かな時を選んで読みたくなる本。
絵の中には、必ずどこかに猫がいる。人はいない。でも人の営みの気配はする。早朝の街みたい。足りないわけでも、欠けているわけでもなくて、余裕がある。または余白。余白の中は猫の思考で満たされている。