猫の建築家

  • 光文社
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本棚登録 : 681
感想 : 81
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334923709

作品紹介・あらすじ

建築家に生まれ、「美」の意味を問い続ける猫-人気ミステリィ作家・森博嗣が新進画家と共同で生み出した、静謐な物語。

感想・レビュー・書評

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  • 森氏の絵本。
    佐久間真人氏の絵もよかった。
    この世に偶然なんてないんだ。
    好奇心を忘れてはいけない。
    ものをよく観察しよう。
    猫になりたい。

  • 猫好きしか読まないと思う。絵本は眺めているだけで楽しくなる。でも2000円は高価すぎて図書館で借りてしか読めない。

  • 世界観が不思議。

    猫がいる世界に人はまだいるのか、猫が世界を動かしているのか。猫の建築家なのだから、猫が世界を動かしているのかな。



  • 「美」について哲学的な思考を巡らせる建築家・猫の絵本。
    単調なようでいて温かい線と色使いが良い。
    文と組み合わさって伝わってくる、うら悲しいような落ち着くような空気が好きだ。

    「造ることは、立ち向かうことではなく、造ることは、何かを許すことなのだ」

  • 人のいない人造の景色の中で哲学する猫。

  • 絵本だからと言う理由ではない!のですが‥公共施設(市立図書館)内で覧付(みつ)けて‥数分で読了出来ました‥。

    (評は?…と申しますと?…)色彩の暗さと粗真逆(ほぼまぎゃく)のコントラストが?…非常に良かったです。

    (次の分については?…)後程(のちほど)記載させて戴きます‥。

  • 美に理由なんてあるのかな。規則と不規則

  • ちょっと時間があった日に暇潰しに寄った図書館で読んだ本です。
    『スカイ・クロラ』などで有名な森さんが絵本も書いていたんだなぁと、軽い気持ちで読んでみた。

    ストーリーは猫の建築家が”美とは何か?”について追及していくものだ。
    これは絵本としては難解に思うかもしれないが、読んでいくと不思議と引き込まれていくものを感じる。
    大人向きの絵本といった方が良いのかもしれない。

    時間があったら、また読みたいと思う。そんな本です。

  • This is the story of philosophical cat. He is an architect.
    He seeks "beauty".

    ”Nobody could explain the meaning of "beauty".

    They had
    never seen "beauty"
    never touched "beauty"
    never licked "beauty"

    "Is it really existing?"”

    He seeks the reason of "beauty" everyday.

  • 「美」について考える猫。

    絵を眺める。文章を読む。それからもう一度、絵をじっくりと見つめる。夜の色が好き。ゆっくり、静かな時を選んで読みたくなる本。

    絵の中には、必ずどこかに猫がいる。人はいない。でも人の営みの気配はする。早朝の街みたい。足りないわけでも、欠けているわけでもなくて、余裕がある。または余白。余白の中は猫の思考で満たされている。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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