- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334925277
作品紹介・あらすじ
瀬野、正夫、ヨダカとぼく。大学寮の東十五室はぼくたち4人の居場所だった。寮が取り壊された今、大切な場所を失ったぼくたちに正夫の歌う音のはずれたビートルズが気づかせてくれたのは-。
感想・レビュー・書評
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絶版のため、図書館で借りました。20代くらいの主人公たちが過去を振り返る短編集。今まで読んだ関口尚さんの作品は、純粋で美しい主人公たちと、それに対峙するそうでない者という対極なキャラクターが目立っていたけれど、今回は、主人公たちの中に純粋な部分と汚れた部分、汚れていく部分が同居しています。印象は大崎善央-性描写、または中田永一+大人描写、という感じでしょうか。独特の、醜いものを描き出す上手さがあるからこそ、これほど美しい物語になるのだと思います。この本は手元に置きたい。でも、絶版。文庫化してほしいです。
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瀬野、正夫、ヨダカとぼく
大学寮の東十五室はぼくたち4人の居場所だった
寮が取り壊された今
大切な場所を失ったぼくたちに
正夫の歌う音のはずれたビートルズが気づかせてくれたのは―――
(光文社広告より) -
きゅって、きゅってなる。
いつもきゅってなる。
きっと大人になったから。
だからきゅってなる。 -
短編集(7編)この作者さんの描く男の子同士の友情は好きです。
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個人的に良かったと思う。
カノープスの話が1番好きだ。 -
いまだからいえる本音、いまになってきづくひとのやさしさ。苦難をのりこえたときひとはどう成長するのか。
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いい短編がいっぱいあったんじゃないかなぁって思います。イマイチ惹きこまれなかったけど、いい話だったと思う。