肺魚楼の夜

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 34
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334926236

作品紹介・あらすじ

あの震災から九年、神戸にある「冬景楼」と呼ばれる館で奇妙な事件がおきた。一人の女性が、首を絞められ、現場にいた、もう一人の女性は「壁の中に棲む魚の怪物が襲った」と奇妙な証言を…。探偵の有希は事件の真相を追うが、かつてない謎と恐怖が次々に顕在化していく。

感想・レビュー・書評

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  • 最初はワクワクして読み進めていましたが、後半からだんだん読む気がなくなりました。謎が解けていくたびにガッカリ、読み終えるまでにすごく時間がかかりました。これが本格推理小説…?帯に騙された感じ。

  • 壁の中に消える人食い肺魚……なんとも怪奇的!!! でも論理的に解決できる真相があるんだろうなーと安心しつつ読みました。途中でいろんなものが出てきてぞくぞくしましたけど。解決にはすっきり。
    しかし、真相が分かったうえでのあのシーンを読み返してみたら……怖がっていいのか笑っていいのかがよくわかりません。どうして肺魚、なぜに肺魚……。ひたすら不気味ながらも、○○○○ってのは!
    時間旅行写真のトリックも、実は笑えますねこれ。そんなことかいっ! 意外とそういうものほど気づかなかったりするのよね~。

  • 阪神淡路大震災をテーマにしたミステリ。
    有希探偵のシリーズらしいが、この著者の作品を読むのは初めて。
    前作を読めば、感じるところもあるんだろうが、この作品のみの感想を言えば、なんだか物足りない

    ホラーかと思うような妖しい始まりや、トリックもよく考えられているし、文章もうまいと思う・・なのに、何故かつまらない。
    主人公に魅力がない。
    震災について思うところがあるんだろうが、しつこく感じる。
    特に老女と中学生の手紙の部分。
    もっと簡潔にして欲しい。
    トリックの割りに(かなり強引な設定ではあるが)犯人が薄っぺらい。

    もう少し短くまとめると良かったのかも。

  • こんなトリックは絶対成立しないし偶然に偶然を重ねた展開はご都合主義にも程がある。ていうか、それ以前に地の文で嘘書いてたらミステリにならんでしょうが。全く持って時間の無駄と言うしかない近年まれに見る超駄作。過去に読んだ2作もどうかと思ったけど、これこそ決定打です。この人の作品はもう二度度読みません。俺の大切な時間を返せ!!★マイナス5です。

  • 「冬景楼」と呼ばれる館で奇妙な事件が発生した。
    一人の女性が首を絞められ、現場にいたもう一人の女性は、魚の化け物が襲ってきたと証言。さらに不可思議な現象が起きたという。探偵・有希が事件の謎を追うが……?

  • 2008/08/31読了

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