- Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334927400
感想・レビュー・書評
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初めて読む作家さん。
クローズドサークルとか読者への挑戦状とか好きな要素はいっぱいだけど、伏線がわかりやすすぎたり、トリックが微妙だったりおもしろいんだかよくわからない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前例のあるトリックのはずだけれど、全然思いつかなかった。
ストーリー進行に無理があるとは思うけど、雰囲気は好き。 -
まともなミステリかと思って読み始めたんだけど、これってラノベだったのか?
言葉の選び方とかかなり癖があるというのは良く言えばで、かなり読みづらいです。
あと、19歳の女子が中年男性の年齢を誤差1〜2歳で当てられるとかあり得ないから。
その辺のリアリティが無さすぎて、若いから?とスルーできる範囲じゃない。
主人公二人にもあんまり魅力ないから、ラノベだとでも思ってないと無理。
今時の中高生向けラノベでありふれた人物像ばかりでがっかり。
やたらと長いカタカナの色名の羅列もうるさくて読むのに邪魔で子どもっぽい。
という風に突っ込みどころ満載で、本格ミステリってどうしてこう
トリックのためのこじつけみたいなことになっちゃうのか。
途中、全て必要な情報は出してるから、さあ解いてみろという
作者からの挑戦みたいなことが書いてるけど、トリックが明かされて唖然。
そんなの分かる訳ないやん(笑)
あり得なすぎてもその世界に浸れるくらいこういうのが好きな人限定じゃないですか? -
(2011.3)
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孤立した雪の洋館に招待された9人が、次々と殺されて行き・・・
設定やら、小道具やらはバリバリ本格なんだけれど、全然ドキドキしないし、怖くもないし、ゲームやパズルみたいな感じで、何か物足りない。
やっぱ、おどろおどろしさとか、情念とかそういうのが大事。 -
クローズドサークルに集められた人々と、彼らを告発するメッセージ。人数分の市松人形にマザーグース。……これだけの要素が並んでて、読まないわけにはいきません!!!
とはいえ。至極王道の直球でもなくって。この人らしい捻りがありました。○を利用しての密室構築……それっていいのか? と思う部分もないわけではありませんが。問題は些末。
タイトルにもある「群衆」の意味するところと、犯人の動機はなかなかに意外。狂気と正気の狭間で、ぞくりとさせられました。 -
実はまほろ作品はデビュー作の「天帝〜果実」を当時に
読んだだけでその後一切を未読でした。当時は良く
分からなかったんですよね。苦手な感じだったし。
今作は恐らく天帝シリーズとは違ってかなり読み易い
ですよね? まず主人公の「夕佳」と探偵の「イエ先輩」
のコンビのキャラと会話がポップ。イエ先輩のツンデレ
っぷりは相当に萌えますw。
そのラノベ的キャラに雪の山荘、謎の招待状。
クローズドサークル、犯行予告、ダイイング・メッセージ。
密室、生首、鬼面、あやつり、見立て、マザー・グース...
といった本格アイコンがこれでもか! と現れます。
犯人は誰か? という謎よりも、何故? どうして?
どうやって? に比重を置いた謎の解決編での、
伏線回収もバッチリで冴え渡ってます。
ただ、トリックの正体...凶器の回収とか密室を
構成する為の、方法的にはこれってどうなんw?
かなりトンデもな真相な気がするんですが...。
面白かったいいけどねw。天帝シリーズ、今更ながら
読み始めてみる事に決定。 -
2011/02/05読了
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でだしから中盤までのスピード感に圧倒された。
主人公も絶対音感を持つ天才ピアニストで頭もよいという魅力的なキャラクター。
解決編からは少し残念だったけど。
でも引き込まれるよ、寝ないで一気によみました。