- Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334928735
作品紹介・あらすじ
続発する詐欺的な訪問販売に、それとの関連が疑われる押し込み強盗殺人の真相。生活保護も受けずに餓死したまだ若い母娘の謎。極悪な拉致監禁殺人を犯しながら、反省の色のない少年犯罪加害者の追跡。取材を続けていたジャーナリストは、いつしか、動機も手口も不明の奇怪な事件の渦中に巻き込まれていく-都会の闇はいまだ濃く、人間どもは生臭い。不気味な通奏低音が鳴り響く、傑作犯罪叙事詩。凄惨なるクライム・サスペンス。
感想・レビュー・書評
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出たし良かったけど、最後はバタバタっと終わった感じ。ちょっと残念。
訪問販売殺人だけで良かったかも・・・。
結局三鷹の事件がドーンときて終わった感じ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とある事件を調べていたジャーナリストが、ふと気付くと自らも事件に巻き込まれ…。本作では「クリーピー」のようなホラー要素を省いて純粋なミステリーに仕上げています。ただ、結末の意外性が全く物足りなかったので★一つ減点。
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訪問販売、怖い。話の内容より、訪問販売のほうが怖い。気を付けよう。
初めの親子の餓死の話がどんな結末につながるのか、興味津々だったのですが、えっそんな事?で終わってしまいました。
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重かったー。
貧困で水道も止められた親子の餓死事件に始まり、
悪質な訪問販売強盗殺人事件、アベック監禁惨殺事件とどれも理不尽であり胸が詰まりそうになる。
普段と変わらぬ日常の中で、どこでどう歯車が狂い、降りかかってくるかもわからぬ恐怖でもある。
田島、緑川、美咲。共に家庭においても訳ありで、それが更に重苦しくさせている。 -
「クリーピー」が面白かったので、こちらも読んでみました。前作の気味の悪い感じが、今回もありました。
じわじわ何かに追い詰められていく感じが怖いです。
ちなみに「アトロシティー」とは、残虐・非道と言う意味らしいです。
今回は悪徳訪問販売なんかも出てきて、もしかしたら自分も被害に遭うかも?と言う視線からも恐怖を感じられます(笑)
中盤までグイグイ引き込まれる展開は「クリーピー」と同様。で、最後も「クリーピー」同様なんかあっけない・・・。
今回はまた登場人物が結構多いのですが、生かしきれてないキャラとかもいまして、結局なんだったんだ?みたいな・・・・竜之介は一体なんだったんだ?ってのがすごく疑問です。普通に女性とか普通に男性で別に良かったのでは?性同一性障害的な事が関わってくるのかと思いきや、別にそこは何もなく。。。よく分かりませんでした。
アパートで餓死した若い母親と幼い娘。
悪質な訪問販売と、強盗殺人。
そこに15年前のカップル監禁殺人事件が関わってくる。
現代の社会問題を絡めた物語は読みやすく、身近な恐怖を感じます。面白半分に殺人を犯したり、少しの金欲しさに簡単に人を殺す。そういう人物が隣に、すぐそこにいるかもしれないと言うのは相当怖いです・・・
前川裕さんの著書、2冊読みましたが、今後も追っていきたいです。なんかいつも惜しい感じが拭えないのですが。いつか大当たりがあるかも?と期待させられる作家さんです。 -
うーん・・・。
消化不良かも・・・。
んで?なんなのー
な事件。。隣の不思議な思わせぶり姉妹は
本当に思わせぶりなだけだし・・・。 -
面白いですが、先が読めるし
他作品とカブリます…。