便利屋サルコリ

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 45
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334929138

感想・レビュー・書評

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  • 20220227-20連作で店舗の良いピカレスク小説。もう少し長めで展開の予測がつかないような作品も読みたい気分。続編での挑戦に期待です。

  • 3人の男女が営む便利屋痛快コメディ。

    job1 最小限の犠牲
        疲れる夢
    job2 斬る
        天罰
    job3 ミマデラの餌食
         猫探し
    job4 学校じゃ教えてくれないこと
         人間鯉
    job0 尾行練習
         メンバー紹介
    job5 合格率120パーセント
         いつどこでとは言えないが
    job6 死んだ子の年齢

    探偵学校で出会った猿田、骨崎、リサコが営む便利屋に怪しい依頼が舞い込む。

    過去の復習や、替え玉受験など、犯罪スレスレからアウトなものまで。

    あらゆるピンチを頭脳の猿田、行動の骨崎、演技のリサコで逆転劇を演じる痛快コメディ。

  • 猿田、骨川、リサコの超人的活躍が楽しい連作探偵小説。そのくせ肝心のところで詰めの甘い三人。爽快だけど運任せなところは『ルパン三世』を思わせる。
    猿田の隠された秘密がまだまだありそうで、続きが楽しみ。

  • (収録作品)最小限の犠牲/疲れる夢/斬る/天罰/ミマデラの餌食/猫探し/学校じゃ教えてくれないこと/人間鯉/尾行練習/メンバー紹介/合格率120パーセント/いつどこでとは言えないが/死んだ子の年齢

  • 読みやすくて面白い、さらっと読める短編集。

    なんだかんだ言って、

    3人いるからやっていけるって感じがでてて

    だけど、キャラが濃くておもしろかった。

    もうちょっと長めのを読んでみたいかなぁ。

  • 探偵業を営む3人の日常。
    キャラが立ってて面白い

  • 挿し絵がステキ!話も面白かった!続いているのかな?また三人に会いたいな♪

  • ラノベ感覚で読めるミステリ?って感じか。「何か頭の良い人が書きそうな『行間補え』的な文章だなー」と思っていたら、北大中退一橋大出身だった…うん、判る、頭の良い人の簡素な文章って何か判るんだよ…良い意味でも悪い意味でも…

  • なぜかふしぎに惹かれた。便利屋3人がさほど仲良しでもなく、中心の猿田氏がまたひねくれた人物だったからなのか… それでいて事件もなぜか解決していくのだ。 
    合間にあるショートストーリーが結構好きです。

  • サルコリカンパニーという便利屋を営む3人組の物語。
    彼等が挑む7つのミステリーと5つのショートストーリー。
    タイプの違うちぐはぐな3人が噛み合ってないようでいて、何だかんだで怪しげな依頼を遂行していく。
    何気に時勢問題をさらりと物語の中に組み込んでいるので、そこら辺でも楽しめる。
    『ミマデラの餌食』『学校じゃ教えてくれないこと』が特に良かったです。
    メインの3人の背景にももう少し踏み込んでほしいなぁと思ったので、続編が出てくれたら嬉しい。
    特に謎の多い猿田の存在が気になります。

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著者プロフィール

1960年埼玉県出身。北大教養部理Ⅲ系中退、一橋大学経済学部卒。2010年『ラガド煉獄の教室』で第13回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞。著書に『人間性剥奪』『ブラッグ』『ハンザキ』『困った作家たち』など。ショートショートから長篇まで、幅広く執筆している。twitterで「両角長彦の140字小説」発信中。

「2020年 『ある実験 一人選べと先生が言った』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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