- Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334933579
感想・レビュー・書評
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学歴と人事の関係をつぶさに描いたもの。
最初は経済誌の安っぽいネタ記事がメインだったんで、ちょっと不安だったが、よくまとめられていると思う。明治期から大学間の序列、そして、それに伴う就活の関係も変わっていない。日本において、学歴が格差社会の原因となっているのは明治期から変わってない。
「秋入学」の件でわかったが、「東大に右にならえ」の状態じゃいつまでも序列は変わらない(まあ秋入学の草分け的存在は慶大SFCなのだが。)。大きく強大なヒエラルキー構造があるが故、教育が変われない現状がある。
ところでこれを読む前、本書の引用にあるライシュの書いた「暴走する資本主義」を読んだ。これをふまえるならば、暴走する資本主義(過熱化した自由競争)を抑えるのが民主主義ならば、暴走する学歴社会を抑えられるのも民主主義かもしれない。つまり一人一人が真剣にこのことについて考えいかなければならない。やはり、結局、ポスト工業化社会に必要なクリエイティビティ(武器)を皆が持って、これらを改善していくほか道しかないのか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本書が出版された当時はまさに表題のとおり「超・学歴社会」だったのだろう。
しかし、今日(2012年)、価値観の変化と国際化の猛烈な進行により、本書前半のような国内での超・学歴社会の様相から、よりグローバルなに向かっている気がした。ここ4.5年でのその動きはとても劇的だ。未来予想を述べた第8章の記述すらも、時代の流れの方が勝っていて、古くなってしまったと感じた。現代はまさに激流だ。
なお、コア社員、専門社員、契約・派遣社員という3つの階層化は、もはや当たり前だろう。ある程度の規模の企業で、実施していないところを探すほうが難しいかもしれない。
備忘録
http://okinawakenroren.org/kanrinin-blog/images/%E6%96%B0%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AE%E3%80%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%9A%84%E7%B5%8C%E5%96%B6%E3%80%8D.pdf -
社会構造の急速な変化と日本の伝統的学歴社会との間に生まれる「超・学歴社会」
多少オーバーだろうという感じを持つ人も多いだろうが、的は外れていない。これからの生き方を考える上で非常に参考になる。
色んな人に読んでほしい。
ただ、コレ系の本って長いのよね…^^; -
すごい情報量です。結局は東大早慶・・・て話ですかね。ただ漏れみたいにニート志望で企業には勤めたくない・・・って人にはここに書いてあるよな学歴要らなそう。とりあえず読むことをお薦めします。日本に蔓延る精神病を理解しましょう。企業側の視点がなかなか面白く書かれています。
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衝撃的な内容やった。
色々と考えさせられた。
興味がある分野やけ、これからもっと他の書籍にも触れてみたい。 -
日本は今だに学歴社会なのだしそれは結構根強いという本。具体的なデータと裏話は参考になった。
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分類=就職・学歴・教育・社会。05年4月。日本は表面がどれだけ変わっても、根本からの変化をとにかく拒むから、一向に物事が改善されない…。
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光文社ペーパバックスです。
うーむ、これからは超・学歴社会になってしまうらしいです。。
学がない管理者としては、こまったぞい!というところ。
<Amazonさんに書いてある目次>
Chapter1:「学歴不問採用」は実現可能か
Chapter2:「学歴」と「採用」の歴史
Chapter3:“超厳選時代”の「採用」の流れ
Chapter4:「採用」のとき「学歴」はこう使われる
Chapter5:「学歴」以外のチェック項目
Chapter6:入社後の「学歴」の意味
Chapter7:「学歴」と「選抜組」の因果関係
うーむ、なんでもかんでも二極分化するご時勢なんですかねぇ。。
日本人はいい意味でも悪い意味でも「和を尊ぶ」人情が
あっていると思う今日この頃の管理人です。
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ありきたりだった。
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お金のある家の子供は頭が良くなる環境にある。という本。