- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334974770
作品紹介・あらすじ
「現実」を怖れ、逃げ続けてきた男が、42歳にして初めて挑む。やるぞ、献血、合コン、部屋探し、そして遂にプロポーズ。
感想・レビュー・書評
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このまま一生何もせずに終えることはできないー。
「現実」を怖れ、逃げ続けてきた男が、42歳にして初めて挑む。
やるぞ、献血、合コン、部屋探し、そして遂にプロポーズ!
あいかわらずゆるくて笑える。
でも最後に結婚してしまうとは、おどろいた!
てっきり編集者のサクマさんと結婚したのかと思いきや、調べたらお相手は別の人らしい。なんだ…
それにしても、初体験話はどれもおもしろかった。
私もまだまだ経験値浅いなー。 -
図書館利用。
何とか現実と向き合わねばと、藁にもすがる思いで手に取ったが、良い意味で期待を裏切られる。肩の力が抜ける。まあ、気楽にやってこうじゃないの。 -
ほむほむが
献血してるー笑
合コンしてるー笑
「ぼ、ぼくはメモ帳がないとご飯が食べられないんです」って!!笑笑
おばぁちゃんの病室にお見舞いに行くのは、わたしもいつもどきどきして、なんとも言えないきゅうっとした気持ちになるものだ。いつも饒舌にちょっと違う位相のことを面白く書いている穂村さんが、現実にしか触れていなくてドキッとした。
そしてオドオドしながら部屋を借り、
そして、親へ挨拶……!
妄想と現実の区別がさっぱりつかないのが、
いつも以上でした。
まぁそんなことはどうでもいい。
ほむほむ頑張った。
ほっこりしたぁ〜。
私も、自動車教習所に入った時は、
ほんとにみんなこんなことを?
と思ったものだ。
みんなこんなにも面倒くさい過程を経て免許をもっているのかと。
現実って改めて直視してみると、なかなか大変だーね。 -
エッセイ、なのか?
あとがきにかえて、の恋文的文章にぎゃふんとなりましたーー
にやける!
42歳で人生経験値が低い「私」の現実入門。
献血、占い、葡萄狩り…
ただの体験エッセイかと、思いきや?
別のひとのレビューで、
花荻窪とゆう地名はないと、書いてありました。
ないんだ!
じゃあサクマさんは!
天使は!
どこまでがフィクションですか!
ほむらさん!
と、混乱。
でも、天使、にょっ記に出てくるし!
ほむらさんの仮想世界では花荻窪もあるのだ。
そこでは、「私」がハーブに水をあげたりしてるんだろう。
あと「一日お父さん〈夜の部〉」で、
タイミングをみて高い高いをしちゃうところにきゅんとしてしまいました!
おじさんがかわいくみえるってすごいなぁーーー -
現実からはずれた時空間を生きる男。
「人生経験値」の低い穂村弘が色んな初めてに挑戦する体験エッセイ。
私が体験したことがあるのは
・占い
・アカスリ(健康ランドではなく韓国旅行にて)
・相撲観戦(マス席ではなかったので心付けは必要なかった)
ぐらいだろうか。
おっかなびっくり、余計な妄想を繰り広げながら初体験に挑戦する
穂村さんの様子が面白い。
でも、物件探しで「花荻窪」という地名がでてきて、「あれ?」と思う。
そんな場所あったっけ?そして結局…。
不器用な穂村弘に親近感を抱いていたけど
本当はとても頭の良い遠い存在なのだ。
地に足をつけてなんでもそつなくこなす人より
いちいち怖れ、戸惑う人の方が人間らしくて好感が持てる1冊。 -
筆者のあまりにも少ない社会経験を伸ばそう、企画。
軽い文体で、さくさく読めるので、何も考えずに読める。
私もサクマさんのような人とあっちこっち行ってみたいものだ。 -
彼のインタビュー記事か何かを読んで、共通項を見出して以来、興味があった。
だいぶ偏屈だけど、大丈夫かも。 -
妄想のスピードがすごい。ラストに騙された。
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現実か妄想か、最後は究極の現実へ!
やったー、ほむほむクイズ正解!
私も、111108さんとおなじく、読んだのはだいぶ前です...
やったー、ほむほむクイズ正解!
私も、111108さんとおなじく、読んだのはだいぶ前です。
世界音痴、で、やられてしまい、新刊が出ると追いかけていました。
エッセイ三冊目は見たことのない変化球を放ってきて、みんな受け止めきれない、みたいな感じ。
「シャボンまみれの~」ではじまる歌も教科書に載ってるんですね。
私は、そういえば、穂村さんの年齢っていくつだったっけ、と、検索したときに、「穂村 ゼラチン」というワードが出てきて、何だろう、と思って調べたら、中学二年の国語教科書に「ゼラチン」ではじまる穂村さんの歌が掲載されているという情報を得ました。
シンジケート、に入っている歌だそうですよ。
正解5なんですね〜⁈
私も5552さんみたいに実は受け止めきれない気持ちになりました。そし...
正解5なんですね〜⁈
私も5552さんみたいに実は受け止めきれない気持ちになりました。そして安心しきれないところにも惹かれてます。
今シンジケートで「ゼラチンの〜」を探して読みました。これが中二の子の妄想世界・短歌の懐の深さみたいなのの入り口になればいいなぁと思います。「シャボンまみれの〜」は、これから探してみます。
「ゼラチンの~」も、あれこれ考えてしまいますが、この瞬間に、さっと過るものや、ふと気付いたこ...
「ゼラチンの~」も、あれこれ考えてしまいますが、この瞬間に、さっと過るものや、ふと気付いたこと、思いが溢れ出すものなどが、あるのかもしれませんね。
ちなみに、「シャボンまみれの~」は、第二歌集の、『ドライ ドライ アイス』に収録されております。