選ばれた女〈2〉 (文学の冒険シリーズ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (493ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336047694

作品紹介・あらすじ

ベルリンに出向いたソラルは、ユダヤ人排斥運動に巻き込まれ、地下生活を続ける裕福な古美術商の娘に救われる。ヨーロッパのユダヤ人救済に向けて活動を始める彼だが、計画は失敗に終わり、国際連盟からも追放の憂き目にあう。その事実を隠したまま彼はアリアーヌの元に帰り着き、やがて二人は愛の逃避行へと旅立つ…。アカデミー・フランセーズ小説大賞受賞の恋愛大河小説。

著者プロフィール

1895年、コルフ島に生まれる。5歳で両親と共にマルセイユに移住。ジュネーヴ大学法学部で学ぶ。1919年、スイス国籍取得(それまではオスマン=トルコ国籍)。フロイト等が編集委員に連なる雑誌「ラ・ルヴュー・ジュイヴ」の編集に携わり、1925年1月第1号を発行、シオニズムの大義の鼓吹者となる。小説「ソラル」(1930)、「釘食い男」(1938)で名声を博する。1939年、ユダヤ機関の政治局顧問となり、パリで政治に外交に手腕を発揮するが、大戦勃発と共にロンドンに逃れ、ユダヤ機関の代表として各国の亡命政府とナチスから逃れてきたユダヤ人との協力関係樹立に重要な役割を果たす。

「2020年 『おお、あなた方人間、兄弟たちよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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