檸檬のころ

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 829
感想 : 180
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344007475

感想・レビュー・書評

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  • 自分が知ってる曲が鳴っている文章に、はじめて出会った。
    ものすごく、くるりの「東京」が聴きたくなって、聴いて、「ああ、この感じだ」と思った。

    派手じゃない。でもどこかが必ず光っていて。今思い返すと、なぜか光っているところだけが残っている。たくさんの涙やどろどろもあったのにね。

    私はこんなかなしい恋はしなかったけれど、「ラブゾング」を読みながら、頭の中ではチャットの「風吹けば恋」が鳴っていて、この子と友達になりたいとつよく思ったんだ。

    ひかりと輝きと、強さが目に見えた気がした。

  • 友情、恋、別れ・・・。山と田んぼに囲まれた田舎の高校が舞台の青春小説です。あなたにも、こんな思い出ありませんか・・・?

    ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00032816

  • 2010/7/2読了。
    「こんな友達で、ごめんね」

  • どれも檸檬のように甘酸っぱい青春。

  • 叶わなくてもやっぱり恋っていいな


    と思う。

  • 檸檬です。
    あの頃の酸っぱさがよみがえります。

  • 連作短編集。
    微妙につながってるのがさりげなくていい。
    どこにでもありそうな話をうまく書く人だなぁと。
    大学受験の話が好き。

  • 切ない、すごく

  • 「私は、涙でにじむ窓の向こう、雪の白さを、必死で目で追いかけていた。」
    (「雪の降る町、春に散る花」より)

    特に印象に残ったのは2編。
    柔らかく、切ない話だった。

    印象に残らない、というか、「で、なんなの?」という短編もあったけれど、おおよそで納得。
    それに、連作短編っぽくなっているから、それも、比較的良い感じで、良い効果を生み出していたような気がする。

    しかし、この方の書く作品、比較的似たような雰囲気のものが多いよねぇ。。。

    【3/19読了・初読・市立図書館】

  • これ、すごく良かったです。とても好きな本です。


    高校生ってもう遥か彼方の出来事なのに


    ドラマにしても本にしても、目にすると元気になる。


    それは自分がきっと元気だったからなんだろうな。





    私の高校時代と言うのは、本当に普通でした。


    バスケをやって、バイトもやって、好きな人もいて。


    嫌いな先生もいたし、勉強は好き嫌いがハッキリしてた。


    友達には平気でひどいことを言って傷つけたりもしたな。


    好きな人はいたけれど、今つよしくんを好きな感覚と似ていて


    彼が見えたと言ってはキャーキャー騒いでました。


    ちゃんと告白なんてしたことなかったからね。


    いや、告白したって振られるに決まってたけれども。





    でも負の出来事もちっとも平気で通り過ぎて行ってたなと今は思います。


    それなりに悲しんだり落ち込んだりもしただろうけどね。





    この本を読んでいて、状況によっていちいち過去を振り返ってしまいました。


    若いって素晴らしい。


    若いって無敵だ。


    でもそんな年だけ若い奴らに負けてられないぞとも思いました。





    私が1番好きだったのは「金子商店の夏」です。


    最後ぽろっと涙が出ました。


    どうしてなのか上手く説明出来ないんだけどね。

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著者プロフィール

2002年、新潮社「女による女のための『R-18』文学賞」で読者賞を受賞し、同年『青空チェリー』刊行でデビュー。著作に『檸檬のころ』『夜の朝顔』『リテイク・シックスティーン』などがある。

「2010年 『神田川デイズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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