檸檬のころ

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 829
感想 : 180
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344007475

感想・レビュー・書評

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  • 高校時代の恋ってこんなにきらきらしてて
    甘酸っぱかったのかーって

    途中で話が全部つながってることに気づいたけど、
    視点が変わることで、それぞれの想いが
    それぞれに伝わってきてせつなくなる

  • 「地味な人なりの青春」、北国の地方都市の進学校が舞台の連作小説。
    話ごとに主人公が変わるけれど、舞台が同じなのでちょっとずつ生活空間が重なったり、時に直接向かいあっていたり。

    クラスの中でいろいろな立ち位置があるけれど、みんな同じような悩みを抱えていたりする。

  • 妙に自分の高校時代の環境と重なって、ベタな展開~と思いつつもはまってしまった(笑)

    あたしも好きな人と好きなままお別れしたけど、そのびみょな気持ちがドンピシャで描かれてた。

    高校生のきもちだろうなあ。毎日の生活に対するもやもや、なんだかしらないけどイライラ、頭の中好きな人のことでいっぱいで他のこと手つかない。

    あの時代があったから、いま、あると思うと大切にしたい時間だなぁ。

  • 何気ない教室の風景とか
    窓から見えるどこまでも青い空とか
    放課後の楽しいおしゃべりとか

    大して目立ったわけでもなく
    どちらかといえば底辺だった高校生活。

    思い出すのは体育祭とか文化祭とかじゃなくて
    日常の中のこと。

    この本を読んでるとあの頃を思い出して懐かしくなります。

  • 読書感想文をこの本で書いている子がいて。

    その作文は読書感想文というよりレビューっぽくて(笑)

    豊島ミホは好きな作家のひとりで、秋田県出身だから応援もしているんで、読んでいます。

    前に一度この本を手に取ったけど、あまり読む気がしなかった。

    今読んだら、「なんだすごく青春、さわやか、悪くない。」って思いました。

    「底辺女子高生」読んだ後に読んだので、「アレをネタにしているんだ…」といろいろ発見があって良かったです。

  • 青春。くるりの話も出てくる。

  • 高校時代の恋ってこんなに
    きらきらしてて、甘酸っぱかったのかぁーって

    途中で話が全部つながってることに気づいたけど
    視点が変わることで、それぞれの想いが
    それぞれに伝わってきてせつなくなる

  • 自分が知ってる曲が鳴っている文章に、はじめて出会った。
    ものすごく、くるりの「東京」が聴きたくなって、聴いて、「ああ、この感じだ」と思った。

    派手じゃない。でもどこかが必ず光っていて。今思い返すと、なぜか光っているところだけが残っている。たくさんの涙やどろどろもあったのにね。

    私はこんなかなしい恋はしなかったけれど、「ラブゾング」を読みながら、頭の中ではチャットの「風吹けば恋」が鳴っていて、この子と友達になりたいとつよく思ったんだ。

    ひかりと輝きと、強さが目に見えた気がした。

  • 檸檬です。
    あの頃の酸っぱさがよみがえります。

  • 今まで読んだ本の中で一番キュンとしちゃいました!私は今高3で、進学校だから毎日大変ではやく卒業したいって思ってたけど、この本読んでて、高校になって自分にあったことがたくさん蘇ってきて共感(´・ω・`)「ルパンとレモン」「ラブソング」「雪の降る町、春に散る花」好きでした☆

著者プロフィール

2002年、新潮社「女による女のための『R-18』文学賞」で読者賞を受賞し、同年『青空チェリー』刊行でデビュー。著作に『檸檬のころ』『夜の朝顔』『リテイク・シックスティーン』などがある。

「2010年 『神田川デイズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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