- Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344016897
作品紹介・あらすじ
不況下でも過去最高益を出し続ける秘訣とは?流通総額1兆円の楽天グループを築き、30を超えるビジネス集団を率いる著者が、ビジネス哲学を徹底伝授。
感想・レビュー・書評
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少なくとも日本で最もアクティブな経営者の格言を見ることは意義があるでしょう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2023年9月7日読了。楽天創業者三木谷氏による92のビジネス成功哲学。広告出しまくり・ポイントつけまくりでなりふり構わずユーザーを増やしているように見える楽天にいいイメージはなかったのだが、三木谷氏自身はビジョンがあり、決断力があり努力を惜しまないすぐれたビジネスパーソンなのだなあ…と本書からは感じた。1個1個の心がけだの施策だのはある意味当たり前の話も多いしても、毎日しつこく続けることが結局は大事なんだよな。本書は2009年初刊だが、10年以上たった今は項目が92から増えてるのかな?92というのは不変の数字なのかな?
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12年前の書籍ですが、著者が描いた通りの未来になっていると思う。メディアの中心はいまやネット。
そのうち金融も店舗がなくなるのかな…
著書の頭の中を覗かせてもらった気分です。
私にはマネできないかも… -
月に行こうという目標があったから、アポロは月に行けた。飛行機を改良した結果、月に行けたわけではない。
アイツに任せておけば間違いない。アイツがやってダメならもう仕方がない。
→そう思われるように実績を積む。
目標を達成するためには、まず目標を分解すること。分解すれば、自分のやらなければならないことの本質がわかる。
凡人と、優れた人。その差も最後の0.5%の努力にかかっているのだ。 -
楽天ビジネスをしているので創業者のマインドを知りたくて読書。
『成功のコンセプト』の続編のような位置づけで、前書を詳しく説明するような内容になっている。
楽天は改善に改善を重ね積み上げるようにして成長している。楽天市場の出店者視点で見ると、内部システムがまさにそれである。正直、使い勝手は悪い。例えるなら、増築を続けた新宿駅のような複雑ささえ感じさせる。
それでも日本企業である楽天の存在は大きい。実際に商品も売れる。
やってみてダメなら一度立ち止まって都度修正。
ビジネスを客観視して「なぜ」を3回ぶつけて考え考え成長させていく。
商人は自己顕示欲や不要なプライドはまったく必要ない。ただ謙虚に学び続けて正しい王道への歩を愚直に進める現実的な時間へ集中することこそが商人マインド。
夢中になれるビジネスは生きがいを感じるし何よりも人生を豊かにするという著者の思いが伝わってくる。
読書時間:約35分 -
BBT 池田穣
−★【ビジネス書評】 成功者になろう!★−
ネットオフアマゾン店
-- 本日の一冊 --
-- 成功の法則92ヶ条 三木谷浩史 --
言わずと知れた楽天会長兼社長、三木谷浩史さんが仕事論、人生論、成功論を詳細に語った一冊です。
10年前は社員数が10人にも満たなかった楽天ですが、現在は社員数5000人を超え、楽天グループとしても日本を代表するような企業へと成長してきました。
その成長の背景にある一経営者として、そして人間としての原理原則が詳細に記されており、ビジネスマンとして成長・成功したいと日々努力している方には現状突破のヒントとなる考え方が満載です。
具体的に語られているビジネスに対する姿勢や目標達成方法、自分をワンランク上に引き上げる考え方などはかなり共感することができました。
その他、人材論や組織論、そして常に勝ち続けるための経営論もしっかりとカバーされており、経営者としてどう考えていくべきかという点も大変参考になります。
三木谷さんの見識の広さや頭脳明晰さ、そしてなによりも行間から読み取れるビジネスに対する情熱に圧倒されるとともに非常に勇気づけられます。
自分の原理原則や志をしっかりと持ち、ブレずに行動していくことの大切さ、そして、絶対に目標を達成するために今このときにできることを精一杯やるという地に足のついた行動規範、全体を俯瞰し物事を考える重要性は是非とも習慣にしたい考え方だと思います。
ワンランク上を目指すビジネスパーソン必見の一冊です。
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★本日の共感★
・夢を具体的な目標に組み立て直し、その目標を達成するには具体的に何をしなければならないかを考え抜き、そしてその考え抜いたことを実際にひとつずつ成し遂げていく。自分の持っているすべての能力、才能も体力も忍耐力も何もかも、すべてをかけてそのことに取り組む
・本気になって勉強すれば、自分を変えることができる。自分が変われば、仕事はもっと楽しくなる。楽しくなるから、さらに勉強する。その循環を自分の中につくり上げることができた人は、社会人になってからも大きく成長していく。そして、どんな分野であろうとも、必ず大きな仕事を成し遂げる
・世界は広い。どこまで進んでも、自分より優れた人が必ずいる。努力することに疲れたら、いつも自分より努力している人がいることを思い出すことだ。そして、より大きな努力の向こう側には、より大きな喜びが待っている
・やると決めたらすぐやる。後回しにはしない。後回しにすることは、やらないのと同じことだと割り切ろう。つまり、やるかやらないかの判断をその場で下してしまうのだ。そうすれば、仕事が溜まるこということがない。その結果として、いつも自分の直面している問題に、全力で取り組むことができる
・成長の努力を続けた人間と、それをしなかった人間の差は、残酷なくらいはっきりしている。成長できる環境があれば、仕事の業績を上げるためにも、自分の能力を高めることがいかに有効かに気づくはずだ。それに気づけない人間は、淘汰される
・「あいつに任せておけば間違いない。あいつがやって駄目ならもう仕方がない」会社員なら、周囲の仲間からそういわれるような存在になることを目指すべきだ
・神はその人に背負えるだけの荷物しか背負わせない、という言葉がある。どんな壁に直面しようと、自分の目の前に出現したからには、その壁は乗り越えられるのだ。何よりも重要なのは、どんな困難な目標であろうと、自分は絶対にそれを達成できると信じて、ありとあらゆる努力を重ねることだ。不可能に思えることを、知恵と工夫で可能にする。それほど、面白いことはないし、だからこそ僕はビジネスに夢中になる
・完璧に仕事をやり遂げた、これでこの仕事は完成したと思っても、そこで終わりにしてはいけない。そこから、さらに上乗せする。たくさんは積み上げられないはずだ。なにしろ、やれることはすべてやってあるのだから。それでも満足せずに、何かを積み上げる。0.5%でいいから積み上げる。僅かな差であっても、限界の上に積んだ0.5%は、決定的に大きな差になる。なぜなら、その僅かの差を敏感に感じ取ってしまうのが、人間の感性というものの性質だからだ
・Never too late 人生に遅すぎるということはない。今この瞬間から始めれば、この世に不可能ということはない
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◆◆◆◆今日の質問◆◆◆◆
あなたは、成功するために日々どのような行動をしていますか?
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★★★★こんな方におすすめ★★★★
○成長したいビジネスパーソン
○情熱をもって働きたい方
○仕事でどうすれば成功できるのか悩んでいる方
とっつきやすさ
☆☆☆☆☆
必読度
☆☆☆☆☆
総合評価
☆☆☆☆☆ -
この本を読んで、三木谷さんへの印象が180度変わった。もともとは、ビジネス・モデルありきのストラテジストだと思っていたが、実際には、実施、実行を重んじるタイプの経営者らしい。
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再読してみる。
この通りできれば、相当強い組織にできる。
競争優位の必要条件というか、大前提でしかないが、これなくして、だ。