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- Amazon.co.jp ・本 (470ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344016972
感想・レビュー・書評
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非業の最期を遂げた美里との約束―。小樽の街を見下ろすホテルを設計することは、晴之の悲願だった。建設の発注元は、巨大企業「サンライズ実業」。学生時代の親友が働くその企業には、美里を死に追いやった憎んでも憎み足りない御曹司がいる。しかも、その男の妹は美里と瓜二つなのだ…。その女への恋心と、同世代の建築家の中で頭一つ抜き出た学友への嫉妬心を押し隠し、金と欲が渦巻く「サンライズ実業」の中枢に食い込もうとする晴之。運命が仕組んだ糸に翻弄されながら、たった一つの夢のために己の全存在を懸けて戦った男が辿り着く、衝撃と哀愁のラストとは。
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【ネタバレ注意】結局、渡元刑事の行為は誰を幸せにしたのか、いささか納得できない結末です。渡が真相に迫る過程は確かに面白くて巧妙なんですけど、「登場人物をそこまでからませなくても…」という不自然さが否定できないのも残念です。
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いっきに読了。