- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344019706
感想・レビュー・書評
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この人の言っていることはいつも正論なんだけれど、説教臭い感じがどうにも肌に合わない。また、抽象的な議論の部分に頁の大半が費やされていて、具体的、実践的なノウハウについては消化不良の感があり、「勉強法」というタイトルに沿っていない。編集者によって著者が意図した内容にそぐわないタイトルが付けられてしまったのかもしれない。
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☆必要条件
①伝達力:数学、英語。
②戦術:モデル思考法(ソリューション、問題設定/発見)
③プロフェッショナル戦略(方向は?)
④シグナルとしてのリテラシー。
⑤大競争時代/知識を土台としたソリューション。高専門性を武器とする。
☆法則
①成功者は誰でも似ているが、失敗者はさまざまである。
②成功法則は、時代によって変化する。 -
著者はとても頭のいい方で、かなり勉強もされている印象を受けた。それがゆえに、難しい専門用語が多々出てきたので、読み進めるのに苦労した。
参考になった点
・日本では大学に入ること(卒業証書をもらうこと)が重要で、入ってからの勉強は卒業できる程度でよかった。
・日本の大企業で外国人採用枠を設け、日本人採用人数より多い企業が出てきた。
・中国の80後(バーリンホー)が強い。
・武器として使える勉強が必要。
・パラシュート勉強法
・消費としての勉強
この本で、日本の世界での立場が分かり、非常に悔しくなった。政治にも大いに問題があるが、国民1人1人が目的を明確に持って学ぶことが必要ではないかと思う。著者が塾を開くときはぜひ参加させて頂きたい。 -
野口さんから、不勉強な日本人への強烈なメッセージです。
学ぶべきは、伝達力と問題の発見・解決力、とのこと。
既に大競争時代は始まっているのに、未だぬるま湯に浸かっている自分に気付き、ほんとに不勉強が身にしみました…。 -
野口さん曰く、これからのビジネスに不可欠なのは、
・英語(→とりにかくリスニング)
・数学(→パラシュート勉強法)
・問題発見・解決(→モデル思考法)
ということで、分かりやすかった。
モデル思考法は、学問を通じて習得するのが第一とあるが、例えば、経済学をビジネスに実用的に利用すること自体考えたことがなかった。
ただ、英語にしても、モデル思考法にしても少なくとも2年間位は学習する期間が必要となるわけで、お手頃勉強法はない。
いかに興味をもって楽しく、熱中して学ぶことができるかが鍵。 -
これからの社会で必要なのは、「リテラシー」ではなく、「モデル思考能力」であるとする著者の視点には共感出来る。勿論「知識の習得」も不可欠であるが、向かうべき方向や解答への道筋が益々見えづらい環境の中で求められるのは、「本質を捉えた応用力」ということになると思う。改めて「勉強」の大切さを考えさせてくれる書籍である。
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(2011/5/2読了)具体的な勉強法というよりは(それも多少書いてあるが)、なぜ勉強が必要かという時代背景や、どういう分野に特化すべきか、どういう風に考えるか、そういう基本論を書いた本です。とにかく実用書として使いたい!という場合は第4章・第5章だけ読めば良いが、私は背景説明や、勉強を楽しくする精神論などを読むのが好きなので最初から最後まで読みましたw
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この本で主張されている、知識だけ人間に価値はない、戦略の間違いは戦術では取り返せない、学校の教育は、そのものが役に立つのではなく思考のトレーニングであること、頭を使っていない表面だけでものを考えている評論家の多いこと、勉強は本来楽しいものであることなどが書かれておりシンパシーを感じた反面、KJ法やマトリクス法が役に立たないとか、日本の食料自給率は下げたほうがいいという独善的な主張もあった。
どちらにしろ、日本は勉強をしなくなり、中国や韓国にすでに追い抜かれる地盤が出来ているということに危機感を持たなければならないと思った。 -
グローバル時代を生き抜くための勉強法
http://yamatoiebakawa.blogspot.com/2011/04/20-02.html