政治家の殺し方

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1304
感想 : 276
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344020856

作品紹介・あらすじ

ハレンチ市長と呼ばれ、ストレスで髪が真っ白に。死を考えたこともあった。前横浜市長がすべてを赤裸々に語った激白の書。

感想・レビュー・書評

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  • なぜスキャンダルにまみれたか、なぜ任期途中で辞任したか、
    マスコミの正体は、地方自治体の実態は、公務員の実態は、
    そして中田宏という人物は、と言ったことがらについて書かれています。

    暴露本ではない、役所内の実態、改革の難しさ、
    地方議会・議員・公務員の実態、
    どれをとっても知らないことばかりでした。

    こうした事実は政治を目指す人ばかりでなく、
    役所に勤めたことのない一般市民もよく知っておく必要が
    あることだと思います。

    この本から、日本の悪しき構造的問題を横浜市を例に
    具体的に理解できます。
    同様な構造が各地の役所、議会にあることを認識し、
    改善していくことが必要であり、
    そこから逃げないで、継続して改善していく重要性を学びました。

    数時間で読めるので、ぜひ多くの人に読んで欲しいです。
    そして一人ひとりが自立し、
    日本を少しでもマトモな国にしたいですね。

    こんな人が総理大臣になったら、
    日本は必ず変わるんだけどな~。

    あ、いけない!自立するんだった・・・。

  • Y150のイベントが失敗で終わったから投げ出したと思っていた。でも本を読んで、責任放棄してやめたわけではないことを知った。社会的に殺されたんだなと知った。
    この本に書いてあることが100%本当なのか判断するほどニュースを見ていないし、政治のことを知らない。自分の頭で情報を選択するために、様々な情報に目を通す必要性を感じた。

  • この本をよむまで誤解してたことが多かったと。
    「政治家の殺し方」というタイトルで見出しやまえがきを見ればわかるが、スキャンダルで政治家は殺せるとある。
    色々とスキャンダルがあったので、そのイメージが強かったが、裁判で結果がでてるものが多く、色々とマスコミによって、事実無根のことを書かれていたようである。

    この本を読んで、そうした、マスコミ、テレビもそうだけど週刊誌ってのがどういうものか、ちゃんとそれを鵜呑みにしてはいけないのだなと再認識しました。

  • 横浜市民、年代も近いということで興味深く読んだ。正直、政治には殆ど興味もないので、在任中の中田氏の業績やスキャンダルについては、そうだったんだ程度の認識しかない。

    ただ、やはりマスコミの報道の仕方が、本書通りだとすると(恐らくほぼ真実)暗澹たる気持ちになる。いくら、自分の頭で考えるのが大事にしても、そもそも、与えられる情報が歪んでいてはどうにもならんだろう。

    中田氏の政策そのものは、まっとうなものが多かったのは本書で、漸く少し理解できたが、あの当時の市民の感じでは、あまり、理解されてない部分も多かったようにも思う。

    色々な誤解や中傷を受けるのは、中田氏本人も認めているように、性格的に損をするような事が書かれていているが、政策を実現する為の説明不足が一番大きかったのではないだろうか。これができていれば、一般市民も含めもっと味方を増やせ、ひいては、中田氏のやりたい事ももっとできたはずだ。

  • 愚痴を言ってるだけ。

  • これも酷いね。厚生省官僚の時もそうだったけど、自分が正義だと思い上がっている人達のやることは醜いですね。
    判事だったりマスコミの記者だったり。

    結局は読む我々が選別をきちんとしないとダメなんだといけない。

    誤報を書いた記者に社内のおとがめはあるのでしょうか?
    問題がありそうな記事が多い現実を見ると、きっと無いのでしょうね。
    売り上げを伸ばしたとかいって、逆に誉められているなんて事は無いと信じたいのですが、、、

    中田さんが再び政界の表舞台に復帰する日を期待しています。

  • 元横浜市長中田さんがいかして政界から引きずり降ろされるかを描いたノンフィクション。地方政治黒すぎ。スキャンダル一つで政界引退しないといけないような構造自体も問題ありか。この本読んで政治家目指す人はよほどのドMであろう。

  • 地方議会の総与党化。職員労働組合。特別手当など
    地方自治体の地域ならではの特異性・利権・しがらみの
    重さがよくわかった。こりゃこわい。

  • 【新刊】政治家の殺し方 中田 宏
    http://yamatoiebakawa.blogspot.com/2011/10/22.html

    『政治家の殺し方』とは幻冬舎らしい衝撃的なタイトルですが、読んでみるとメディアの見出しの裏側や歪んだ政治の世界について知ることができます。普通の会社ではあり得ない、すさまじいことが行政組織では起こるということがよくわかる1冊です。

    市長のスキャンダルの真相を知りたい方や、政治をとりまく歪んだ環境について興味のある方にオススメします。

  • 品のないタイトルなので読むかどうか躊躇しましたが、さっと一読しました。中田宏 著「政治家の殺し方」、2011.10発行。2007年、37歳で横浜市長になり、市財政の健全化のため改革を強行したところ、2007年改革の恨みを買い、その報復としてマスコミででっちあげのスキャンダルを次々に出されたということ。その事実はなく、なぜ私が嫌われたかなどを色々推察されてるようです。読んでひと言、不徳の致すところではないでしょうか。

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著者プロフィール

1964年生まれ。シンクタンク:日本の構造研究所代表。
青山大学卒業後、松下政経塾を経て28歳の時衆議院議員当選。その後、38歳で横浜市長に就任すると、改革を断行し破綻寸前の市財政を立て直した。

「2018年 『外食力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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