時間に支配されない人生

  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344023628

作品紹介・あらすじ

媚びない野良猫たちへ。もう「時間活用術」は要らない。途方もない成長を遂げるための7章。

感想・レビュー・書評

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  • 【感想】
    「非常に達観しているなぁ」と感じる内容。もう3回はこの本を読んだかな。

    作中にあるこのフレーズ。
    「自分の人生にとって、何が一番大切なのか?またその事に、自分はどれほどの時間を配分しているのか?」
    僕も含め、多くの人がこの事を見誤っているのかもしれない。
    ダラダラと過ごしすぎず、ある程度の方向性も持たないと、時間はどんどん過ぎていって堕落していってしまうんだな。

    「自分は人生において何に重きを置いているのか?」
    価値を選択し、行動を起こし、結果を受け入れ、省察し、学び、次の選択の精度を高める。
    そのように引き締めて人生を過ごすことの大切さと素晴らしさが本著から読み取れた。

    また、「自分が発する言葉の希少性を高める。」「怒りの感情を察知したら3秒数える」「白黒で決めずに十分なカラーバリエーションを持つ」ということは、この社会を生きていく上で非常に役に立つスキルだと思った。

    何年かに一度は読み返したい名作の1冊です。


    【内容まとめ】
    0.自分の人生にとって、何が一番大切なのか?その事に、自分はどれほどの時間を配分しているのか?

    1.時間を使う上で判断基準となるものは、人生において何を一番大切にするのかという事だ。
    価値を選択し、行動を起こし、結果を受け入れ、省察し、学び、次の選択の精度を高める。
    このPDCAをうまく循環させることが、時間の使い方が上手になる秘訣である。

    2.夜の省察で時間配分の精度を高める。
    1日を終えて寝る前、その日のすべての瞬間において、自分が一番価値があると思う物事に時間配分できていたかを確認する。
    できなかった部分については、今後どうやって改善していくかを考える。

    3.会話の8割は聞くことに徹する。
    聞くことは極めて戦略的なコミュニケーションである。
    聞くことは自分が観察者になることであり、ときに相手よりも優位なポジションを保てる。
    語るとは自分が観察される側になるということなので、ある種の無防備さを伴う。

    4.自分が発する言葉の希少性を高める。
    自分が語る場合は、基本的に聞かれた事に答えるというスタンスでいい。
    できるだけ簡潔な言葉で語る。決して語りすぎてはいけない。
    また、自分が発する言葉の一つ一つが本質的がどうかを常に意識すること。
    取るに足らないことは絶対に話さない。
    自分が発する言葉がどのような結果をもたらすかという想像力を持ち、言葉を発する前に深く考えよう。

    5.自分の中に白と黒の2色しかなければ、あらゆる物事は白か黒によってしか分類できない。
    しかし、もし200種類の色を揃えられれば、繊細なグラデーションで世の中を把握できるようになる。
    自分にとって理不尽に思えることでも、他者にとってそれが合理的な真実なのであれば、それを認めるしかない。

    6.他者の自由意思を認めよ。
    相手の言動が自分にとって理不尽きわまりないものであっても、相手の立場ではそこに合理的な理由が存在している。
    他者の自由意思を認める事こそが、自身が穏やかでいるための基本である。

    7.怒りの感情を察知したら3秒数える。理性によって感情を「しつける」。
    ネガティブな感情を察知したら、3秒数えてみる。
    このまま突き進むと面倒な事が起きるぞ、後悔するぞと言い聞かせてみる。
    わずか3秒であっても、時間は冷静さを取り戻してくれる。
    逆に、喜びや感動する、驚くといったポジティブな感情は、そのまま表現したほうがいい!

    8.自分にとっての幸福とは何か?を、自問する。
    頭の中では幸福になりたいと思いながら、自分にとっての幸福とは何かを自問しない人は多い。
    自分にとっての幸福や成功を定義しない限り、目的のない読書は本をいくら読んでも無意味である。


    【引用】
    人生は日常生活の小さな瞬間を積み重ねた時間で構成されている。
    自分がどのような意識でその小さな瞬間を生き、どんな結果を積み重ねたかで、人生の価値は決まる。

    時間を使う上で判断基準となるものは、人生において何を一番大切にするのかという事だ。
    価値を選択し、行動を起こし、結果を受け入れ、省察し、学び、次の選択の精度を高める。
    このサイクルをうまく循環させることが、時間の使い方が上手になる秘訣である。


    p25
    ・人生を短くしているのは自分自身
    日常生活を検証してみて、1日の半分以上を取るに足らないことに費やしていないだろうか?
    また取り組むべき対象であっても、集中力を持たずに向き合い、無駄に命を削っていないだろうか??


    p35
    ・夜の省察で時間配分の精度を高める。
    夜に行うべきは省察である。
    1日を終えて寝る前、その日のすべてこ瞬間において、自分が一番価値があると思う物事に時間配分できていたかどうかを確認する。
    できなかった部分については、今後どうやって改善していくかを考える。
    そのような省察を積み重ねることで、時間配分の精度は自然と高まっていく。


    p46
    ・時間を短く刻んで軌道修正する。
    自分が目標に正しく向かっているかどうかを1ヶ月に一度チェックする人と毎日チェックする人では軌道の精度が全く違ってくる。
    目標に無駄なく到着するには、時間を短く刻み、つねに「何のためにこれをやっているのか」という目的意識を確認し続けることだ。


    p68
    ・欲望を厳選して生活をシンプルにする。
    人間の欲望は数知れない。その中には取るに足らない欲望も多い。
    そのような欲望をあれもこれも満たそうとすると、生活はどんどん複雑になり、結果的に時間に追われるだけの日々になる。
    逆に本当に大切な欲望だけにしぼると、生活は極めてシンプルになる。


    p72
    ・会話の8割は聞くことに徹する。
    聞くことは極めて戦略的なコミュニケーションである。
    聞くことは自分が観察者になることであり、ときに相手よりも優位なポジションを保てる。
    語るとは自分が観察される側になるということなので、ある種の無防備さを伴う。


    p78
    ・自分が発する言葉の希少性を高める。
    自分が語る場合は、基本的に聞かれた事に答えるというスタンスでいい。
    しかも、できるだけ簡潔な言葉で語る。決して語りすぎてはいけない。

    また、自分が発する言葉の一つ一つが本質的がどうかを常に意識すること。
    取るに足らないことは絶対に話さない。

    自分が発する言葉がどのような結果をもたらすかという想像力を持ち、言葉を発する前に深く考えよう。


    p84
    ・相手の欲望の源泉に働きかける。
    生物学的に言えば、対話には左脳的な要素と右脳的な要素を適切に混ぜる事が大切である。
    左脳は論理・分析など理性を掌る。一方、右脳は感情・感性など情緒的な面を担当する。
    人間は突き詰めれば、左脳よりも右脳を優先して生きている。


    p86
    自分の意思を通すためには、一度相手の意見を心に深く入れてあげないといけない。
    その上で、反論という形ではなく、自分の意見を柔らかく述べればいい。

    上からの意見ではなく、同じ目線でのアドバイスを意識する。
    「もうご存知かもしれませんが…」「こういう方法は如何でしょう?」などの枕言葉は重要!


    p91
    ・非難は他者にとっても自分にとっても無益
    怒りも非難も、自分に何のプラスももたらさない。
    人間関係でぶつかったならば、自分に包容力が足りないのだと反省する。
    怒りを覚えたら、相手のせいではなく自分の責任だと考える。


    p96
    読書には、受動的な読書と能動的な読書の2種類がある。
    能動的な読書とは、アウトプットのための行為である。
    読書後、その後数時間はその本から何を得たかを考え、思考の広がりをアウトプットするようにする。


    p101
    自分の中に白と黒の2色しかなければ、あらゆる物事は白か黒によってしか分類できない。
    しかし、もし200種類の色を揃えられれば、繊細なグラデーションで世の中を把握できるようになる。

    自分にとって理不尽に思えることでも、他者にとってそれが合理的な真実なのであれば、それを認めるしかない。
    視点によって世の中の見え方が変わる以上、多くの視点を手に入れることで、相手の視点を把握するしかない。


    p109
    ・行動が伴わない読書は空虚
    思考と実行の両方があって人間は成長する。どちらかだけではいけない!
    読書をするという頭の中での作業と、動いてみるという身体知にあたる部分とに、ブリッジを築く。
    読書が行動にもたらす影響をつねに見極めながら読む事が大切なのである。

    今読んでいる本を、自分の成長にどう活かすか?


    p123
    自分が見て、感じて、体験した世界だけが自分の世界になる。
    結果がどうであるかは重要でない。とにかく体験し、挑戦する。
    自分の世界を拡張していくのが人生なのだ。
    そのためにも、まずは自分自身を深く理解する必要がある。


    p147
    ・現実の理不尽さにまみれつつ、「穏やか」でいる。
    「穏やかさ」は私が最も重視している成長のテーマである。
    穏やかを手に入れるには、自分が人生や日々の暮らしで「最善を尽くしている」という自信や自負が必要!


    p149
    ・他者の自由意思を認めよ。
    相手の言動が自分にとってどんなに理不尽きわまりないものであっても、相手の立場になれば、そこには合理的な理由が存在している。
    他者の自由意思を認める事こそが、自身が穏やかでいるための基本である。


    p158
    ・怒りの感情を察知したら3秒数える
    理性によって感情を「しつける」。
    ネガティブな感情を察知したら、3秒数えてみる。このまま突き進むと面倒な事が起きるぞ、後悔するぞと言い聞かせてみる。
    わずか3秒であっても、時間は冷静さを取り戻してくれる。

    他方、喜ぶや感動する、驚くといったポジティブな感情は、そのまま表現したほうがいい!

    自身の内面の世界に不可抗力は存在しない!
    自身でコントロールが可能!!


    p186
    ・異質なものが集まるから美しい。
    異質さに対する態度が、創造の角度を決める。
    異質なものに出会った時、それを拒否するのか面白いと思えるか、排除せず自分と新しい関係性を作ろうと意識できるかで、その人のクリエイティビティは規定される。


    p190
    ・自分にとっての幸福とは何か?を、自問する。
    頭の中では幸福になりたいと思いながら、自分にとっての幸福とは何かを自問しない人は多い。
    自分にとっての幸福や成功を定義しない限り、目的のない読書は本をいくら読んでも無意味である。


    p196
    ・天性の才能などすべて無視せよ
    「才能に恵まれていれば良かった」
    「いい環境に生まれていれば良かった」
    などと考えるのは、現在の人生に対する背信行為である。
    そう思ってしまえば、自分の中でバネになる悔しさが生まれない。
    本当はその領域まで到達できるにも関わらず、自分の可能性にチャンスが与えられない。

    天才と呼ばれる人ほど、努力を惜しまない。
    圧倒的な努力をしている。


    p212
    自分の人生にとって、何が一番大切なのか?
    その事に、自分はどれほどの時間を配分しているのか?

    • 泪さん
      フォローバックありがとうございます。
      きのPさんのレビューは参考になる部分と共感する部分が多々あり、フォローさせて頂きました。
      この本は自分...
      フォローバックありがとうございます。
      きのPさんのレビューは参考になる部分と共感する部分が多々あり、フォローさせて頂きました。
      この本は自分にとっても何年かに一度は読み返したい一冊になりました。
      これからもレビュー楽しみにしております。
      2020/09/07
    • きのPさん
      泪さん
      フォロー有難うございます。
      僕が初めてこの本を読んだのは数年前ですが、何回読み直しても新たな気づきがある1冊だと思います。
      イ...
      泪さん
      フォロー有難うございます。
      僕が初めてこの本を読んだのは数年前ですが、何回読み直しても新たな気づきがある1冊だと思います。
      イイ本があったら、是非ご紹介ください、今後とも宜しくお願い致します。
      2020/09/07
  • 『媚びない人生』で著者の思考と文章に惚れ込み、(経歴詐称の事実にはガックリしたが)こちらも読了。結果、期待を上回る内容だった。
    読み手に問いかけながら思考を深めさせる文章は心地よく、一言一句丁寧に読みたくなる。
    時間や自己の成長に対する徹底した考え方には唸るものがあった。
    本作のおかげで著者の文章が好きだという確信を得られたので、他著作も全て読むことにする。

  • 「真夜中の幸福論」で感銘を受け、これで著者の作品は5冊目の読了となりました。

    本書を読み終えて付した☆は3つですが、響く言葉はたくさん詰め込まれていました。

    〇すべてに時間を均等に配分することは、人生に対する冒贖である。
    〇人に「忙しい」と言うことは、自分の器の小ささを告白することである。
    〇高い目標とタイトなデッドラインを掲げよ。いまの自分を基準にしてはいけない。
    〇成長したいと渇望する。自分の未熟さに向き合う。それが生きる力になる。
    〇結果の最終評価は自分である。最善を尽くしたと納得できるなら、それは完全なる成功である。
    〇語りすぎてはいけない。自分の言葉の稀少性を高めよ。
    〇互いに高め合える関係なのか見極めよ。聞く耳を持たない人に反論しても不毛である。
    〇一時間を読むことに費やしたら、その後の三時間は考えることに費やすべきである。
    〇読んだことを成長にどう活かすか。行動を伴わない知は空虚である。
    〇何を選ぶかに正解はない。正解は、その後の行動により自ら構築するのである。
    〇今日の自分は昨日より成長している。考えは変わって当然である。
    〇他者の自由意志を認めよ。それにより怒りは消え、自分が穏やかだいられる。
    〇創造的な人間でありたいなら、社会への違和感を蔑ろにしてはいけない。
    〇現状に満足しないことは、自分の可能性に対する最大のリスペクトである。
    〇成長の喜びを知っている人間は自ら望んで逆境を選ぶ。
    〇運命との戦いにおいては誰もが勝者たりうる。

    説明
    内容紹介
    媚びない野良猫たちへ。もう「時間活用術」は要らない!

    「すべてに時間を均等に配分することは、人生に対する冒涜である」
    あなたは、ただ忙しく生き、自分にとって本当に大切なことを見失っていないだろうか。
    19歳で母国・韓国を離れ、日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、そしてまた新たな天地へと、
    つねにアウェイで挑戦を続ける著者が語る
    1分1秒を自分の大切なことだけに費やす生き方
    ベストセラー『媚びない人生』に続く、待望の新刊。
    内容(「BOOK」データベースより)
    媚びない野良猫たちへ。もう「時間活用術」は要らない。途方もない成長を遂げるための7章。
    著者について
    作家。元慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授。韓国生まれ。
    日本に国費留学。米インディアナ大学博士課程単位取得退学。中央大学博士号取得(総合政策博士)。
    ドイツ連邦防衛大学博士研究員、英オックスフォード大学客員上席研究員、
    米ハーバード大学インターネット社会研究所客員研究員、
    慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構特任助教授等を歴任。
    アジア、アメリカ、ヨーロッパ等、3大陸5カ国を渡り歩いた経験から生まれた
    独自の哲学と生き方論が支持を集める。
    著書に『媚びない人生』(ダイヤモンド社)、『真夜中の幸福論』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、
    訳書『ぶれない生き方』(スティーブ・ピーターズ著 三笠書房)がある。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    キム,ジョン
    作家。元慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授。韓国生まれ。日本に国費留学。米インディアナ大学博士課程単位取得退学。中央大学博士号取得(総合政策博士)。ドイツ連邦防衛大学博士研究員、英オックスフォード大学客員上席研究員、米ハーバード大学インターネット社会研究所客員研究員、慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構特任助教授等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • ”ジョン・キム氏の最新刊。自身の「未熟さ」とどう向きあうか。成長への渇望だ、とプラスにとらえて行動につなげること。「ありたい自分」へと一気に変えるのではなく、少しずつリファクタリングしながら「自然体の自分」のパーツとして組み込んでいく、という姿勢が大切。

    まずは、自らを限らず、「可能性」をリスペクトすること。そして、未熟さ、迷い、不安と向き合いながら、「生きる意味」のために最大限に時間をつかうこと。この2点を意識して行動していこう。

    いまのタイミングでこの本に出会え、内面の声と対話ができてよかった。感謝!

    <読書メモ>
    ・時間を使う上での判断基準となるのは、人生において何を一番大切にするかということだ。(p.17)

    ★自分の未熟さや弱点に気づくことは、成長のための第一歩である。それを改善する行動を起こす。さらに、それを反復する。この三段階を踏むことが、人間としての成長につながる。そう考えれば、未熟さに向き合うことに、喜びを見出せる。(p.31)
     #未熟さに向き合うことを、喜びにまで高める。

    ・夜に行うべきは省察である。一日を終えて寝る前、その日のすべての瞬間において、自分が一番価値があると思う物事に時間を配分していたかどうかを確認する。(p.35)

    ・私は「この仕事にはこのぐらいかかる」というスタンスではなく、「私がこの仕事に与えられる時間はこれだけだ」と決め、その範囲内でこなす方法を考える。自分の行動を時間に支配されたくないからだ。(p.37)
     #なんて主体的!

    ・自分に負荷をかける
     「100本ノック」を毎日行なっている。思いつきやアイデアを一日100個書きだすという作業だ。(p.41)
     #最初は30個ほどだったのが…、という成長を感じられる。とどかなくてもいいのだ。

    ★自分の成長に対しても、渇望が重要だ。成長したいと渇望する。それを満たすために、自分の未熟さと徹底的に向き合う。渇望するからこそ、自分の未熟さが見え、それを成熟に変えるための一歩を踏み出す勇気が生まれる。(p.50)
     #成長を渇望しているか。どこかで「もういい」とか思ってないか。もっと自分を信じて賭けてみろ。

    ★改善のきっかけとなったのは、自分の未熟さを放置するのは、誰より自分に対して失礼であるという意識だった。(p.60)
     #あ?、そこなんだ!

    ・未熟さに気づくことは喜びである。(p.62)

    ・どれほど有能な人から意見をもらったとしても、ただ言われたとおりにしてはいけない。かりにその意見を受け入れるとしても、一度自分のフィルターを通し、完全に吸収した上での決断であるという確信に基づいて行動すべきだ。他者の意見を聞く場合も、選択における主体性と責任を絶対に放棄してはいけない。(p.93)
     #他責ではなく、どこまでも自責で。その方が自由に生きられる。「うのみにしないという決意」

    ★私が一冊を読むスピードはかなり速い。最初は思索の材料になる部分だけをチェックし、大きめの付箋紙を貼りつける。その後、その部分を自分がどう感じているかを深く考える。その結果、考える時間が読む時間の数倍になるのだ。(p.98)
     #こうでなくては!漫然と読むのではなく、著者と対話しながら読む。そして、一言一句を読むのではなく、自らの目的にそって部分読みする。最近できていなかった、フォトリーディングもこのやり方。思い出そう。やりなおそう。

    ★私には本を通して繰り返し対話する四人の友人がいる。セネカ、ショーペンハウエル、ニーチェ、ゲーテ。(略)
     自分がいくらでも泳げる海のような本を探そう。内面の友人を得れば、孤独は怖いものではなくなる。(p.113)
     #森信三さんとそんな友人関係になりたいな。

    ・私は、変更を意識する、新たな分野を見つける、ということそのものを、自分の目標として設定し、戦略を立てている。専攻分野、居住地、言語などを意識的に変えることを繰り返し、出会う人を変え、自分だけの人生の軌道を構築してきた。(p.120)
     #自らの稀少性を意識的に創りだす戦略。自分なら?

    ★迷うというプロセスを通して、人は判断力や将来の予測力を高めることができる。迷うことを躊躇してはならない。(p.127

    ・相談とは、解答を得るためではなく、迷いを客観化し、より明確な視点を得るために行うのである。(p.130)

    ★決断を下す前は悩んでいい。しかし一度決断したら、後悔してはいけない。決断と実行のタイムラグをゼロにしなくてはいけない。やらないならば、すぐに気持ちを切り替えて別のことに集中する。やるならば、結果が出るまで自分の責任でやる。(p.133)
     #うん。そうなんだな。決断前の悩みが足りず、決断後の悩みがある…。その一方で、次のフレーズは興味深い。

    ・決断の精度を高める努力は大切だが、それ以上に重要なのは、決断後に修正する能力、変化する文脈を把握する能力である。
     (略)
     一つは目的地に至る軌道からずれていないかを検証すること。
     そしてもう一つは、その目的地が現時点でも最高の目的地なのかを検証することだ。見えてくる風景が当初予想したものと違ってきたならば、もっと別の風景を見たいと思ったならば、そもそもの目的地を転換してもかまわない。(p.135)
     #頑固な一貫性は NG!

    ★人間は未熟から成長する。変化は生きていることの証明である。自分の方針が変わることに、抵抗を感じる必要はない。根幹の部分はぶれない軸をつくり、それ以外については開かれた目を持って柔軟に適応する。そうしたしなやかな生き方を目指すべきである。(p.138)

    ・変化の起点は、組織にあるのではない。あくまで自分が起点である。(略)
     最初は何でもいい。いつもはズルズルと残業をしていたけれど、一ヶ月間は必ず定時に帰宅してみる。そのような変化を自分に課すことで、周囲の見る目は変わってくる。(p.142)

    ★不安を抱きながら、何も行動を起こさないとき、不安は心配に転じる。心配とは、不確定な未来に対して何もしない現在の自分を正当化する言い訳である。不安を心配に変えてはいけない。
     他方、不安を次の行動への起点にするとき、不安はポジティブな意味を持つものになる。(p.161)
     #あ?、前者は耳に痛い…。次の行動に活かして、不安をポジティブに活用すべし。

    ★私はA4用紙に八枚程度貼れる大きめの付箋紙を愛用している。その一枚にとりあえず浮かんだことを書く。(略)
     八枚のパーツが完成したら、ブロックのようにさまざまな組み合わせを試す。そうすると、書いて消すよりも構成の見直しがしやすくなる。(p.167)
     #発想をつかまえ、取り出すために。

    ★私のゼミでは毎週二冊本を読ませ、書評を書かせている。(略)
     1ページでも100字でもかまわないので、本を読んだ直後に、?著者は何が言いたいのか、?それに対して自分はどう思っているのか、?さらなる考察のポイントは何か、を記してみる。
     続いて、次の三点セットに取り組む。?一冊の内容を300字程度にまとめる。?著者の言いたいことに対する意見を持つ、?それをもとにゼミでどんな議論がしたいのかを考える。(p.169)
     #これ面白い。この本でやってみよう。

    ★自分の内面の基準に忠実であれ、内面の声に耳を傾けよと述べてきた。
     (略)
     外部から情報を入力し、それに対する反応を観察することも内省の一つである。たとえば読書は、書き手の魂との対話であり、他者とかかわりながら内なる声を引き出す、よい呼び水となる。また日々の営みにおいて、自分は本当にこれが食べたいのか、ここに行きたいのか、この人のことを好きなのかといった、自分の思考を客観的に評価する瞬間も、内省の時間になる。(p.175)

    ・一人孤独に過ごす時間、自分という友人からは、それよりはるかに豊かなものを学ぶことができる。(p.178-179)
     #飲み会で友人と過ごす時間との対比

    ★時間をかけて自分をつくりあげ、未熟な部分や飾っていた部分と少しずつ入れ替えていく。ありたい自分として振る舞いながら、社会的に排除されることなく、一定の評価を得ることができる。目指すべき完成形は、そのような自然体の自分である。(p.182)
     #「これまでの自分」を少しずつリファクタリングして、「ありたい自分」になっていく。自然体。

    ★自分が目指したい方向性、所属している組織の方向性、社会が進んでほしい方向性を自分で一致させることが、社会的な存在である人間の責務にほかならない。(p.194)

    ・アウェイがアウェイのままであっては、飛び込んだ意味がない。刺激を吸収し、異質なものを乗り越えることで、自分の生存圏としてのホームをどんどん大きくしていく。その繰り返しが人間を強くし、絶対不可侵の自己を築いてくれる。(p.199)

    ★自分の可能性を軽んじてはならない。一つの場所に到達しただけで居心地のよさを感じてしまうことは、明日の自分に対して失礼なことである。
     何歳になっても成長への貪欲さを失ってはいけない。現状に満足しないことこそ、自分の可能性に対する最大のリスペクトなのである。(p.200)
     #自分の可能性に対するリスペクト!

    ★逆境を喜ぶとともに選びとる(p.203)
     #3つのとらえ方。前2つは「逆境が訪れたら…」。最後の1つは「(成長のために)自ら逆境を選択する」。このちがいは大きい。

    ★私は「自分がいま死ねるか、自殺できるか」をつねに問うている。結論は、いつも「死ねない」である。そして、ではなぜ死ねないのかを問い、その理由を書きだしてみる。一番優先順位の高い理由が、いま生きる理由である。(p.207)
     #俺にとっての「死ねない理由」=「生きる理由」は?


    <きっかけ>
     新聞広告で読み、No Time ポチした一冊。”

  • タイトルに惹かれて、また先月読んだ『「先延ばし」にしない技術』も韓国人著者だったのを思い出して、ふと手に取ってみた。
    短くてストレートな肯定文が並び、歯切れよい文体。読むと、時間を少しも無駄にすることなく常に成長を目指して真剣に努力しなければという気持ちがふつふつと湧いてくる。著者の主張には概ね同意できるが、テーマが細々と多岐にわたるせいかそれとも読み方が悪いのか、読み終わった時点で大して内容を覚えていなかったりする。

    覚えておきたい点:論理性には2種類ある。
    (1)小さな事実を積み重ねて最終的な解答にたどり着くような計算的な論理性。(日本の教育で重視されるのはこれ。)
    (2)ランダムな要素が複数入ってきた時に、リアルテイムで自分の思考を更新しながらそれを言語化し、相手を説得していくような論理性。(アメリカの教育で重視されるらしい。)

  • 何が自分にとって大切なのか、そのために何を今すべきなのか、を常に意識して行動を選択したいと感じた。

    著者は一時間をその本を読む時間に費やしたなら、その後の三時間はアウトプットに使う、とのことで、自分ももっと学びになる、アウトプットできるような読書の仕方をしていきたいとおもった。

  • ちょっと立ち読みして、いくつか気になる言葉があったので買いました。「読書には受動的な読書と、能動的な読書がある。受動的な読書とは、筆者が記したすぐれた内容を読み、それに感銘を受けるといった、いわゆる普通の読み方だ。一方能動的な読書とは、アウトプットのための行為である。1時間を読むことに費やしたら、その後の3時間は考えることに費やすべきである。たんに文章をなぞるだけの読書は、山道を登らず、ヘリコプターで山頂まで上がってしまうようなものだ。そこから得るものは少ない。精神的な成熟を得るには、能動的な読書が不可欠なのである。」そう、ごもっとも。まさにその通り。でもこの4月から時間に支配されている・・精神的な成熟のための時間を取りたい。。と言うと言い訳になりますかね。

  • 創造は異端から生まれる 自分が成長できる場にのみ、身を置く 一度相手の意見を深く心に受け入れてから、自分の意見を柔らかく伝える 本は、構造+ポイント+自分の意見まで語れるようになるまで読み込む 著者の主張、自分の意見、更なる考察ポイントの三つをまとめる。 他者に対してどうしてと問うてはいけない。自分の思いを他者に押し付けるのは本末転倒。いちいちどうしてと返さず、なるほどと受け入れるのみ。 いかに世の中から美しさを見出せるかでその人の幸福の大きさが変わる。

  • 強靭な意思をもっていない私にはまねできそうにありません・・・

  • 人に忙しいということは、自分の器の小ささを告白すること。
    読んだことを成長にどう生かすか、行動を伴わない知は空虚である。
    生涯を通じて対話できる著者をもつ。
    怒りの感情を察知したら3秒数える。
    不安を感じることを恐れてはいけない。

  • 「時間に支配されない人生」という題名から時間の使い方を述べた本だと思いましたが,読んでみると,人生論・幸福論が幅広く述べられている内容でした。

    自分の最近の経験で,理不尽なことを言った相手に対し,きつく言い返したことがありました。言ってすっきりしたかというとそんなことはなく,他方で,あの場面で言われっぱなしというのはそれはそれで納得できなかっただろうなと時々振り返っては悶々と考えていました。

    そんなときに,この本を読みました。
    著者は,相手に腹を立てるのは自分が未熟だからと考え,相手に腹を立てないと述べていました。
    その考えは頭では理解できるのですが,現実はそう冷静に受け入れることができないこともままあり,まさに渦中にあるときの具体的な対処法等が記載してあれば参考になるのにと思いました。

    その意味では,この本は,理想の生き方について述べてられていますが,やや抽象的すぎるきらいがあるという感想を持ちました。

    もっとも,幸福の定義など,これからの生き方の参考になる言葉もたくさんありました。

    何か具体的な対処法を得たいという人向けではありませんが,読む人それぞれに心に響く言葉が見つかる本だと考えます。

  • 時間に支配されないためには?

    →すべての時間を均等に配分することは自分の人生なさに対する冒瀆であり、その配分において判断基準となるのは自分は何のために生きているのかという原点
    結果の最終評価者は自分であり、最善を尽くしたと納得できるならそれは成功である
    選んだ直後からは、行動によって自分の選択を正解にしていくという決意を持つ

  • 「忙しい」は器が小さいことの表れ。
    器を大きくするか,入れる量を調整するか。
    →器を複数持つ

  • ビジネス書ではない、大学生のための教養磨きの基礎、という感じの本。何だか新鮮。かなり多くの国にいたから、ものの考え方に柔軟性がある。

  • 著者の二冊目 益々虜になりました。
    転職ゼロより転職100回の方が魅力的とは素晴らしい発想でした。

  • 相手の言葉を受け入れてから、反論する。

  • 時間は命のかけら

  • タイトルの通り、時間に支配されない人生を送るためのジョン・キムさんからのメッセージ。
    しばらく忙殺されていたけど、時間の使い方について、かなり良いヒントをもらえました。
    全神経を集中させる。物事の本質を見る。やるべきことを、ヨコからタテに並べてみる。
    与えられた時間は皆同じ。
    同じ時間でも、どんな風に使うかが重要ってことですね。

  • 命は有限。残された時間をどんな活動にどう配分するかを考える。人生で一番大切なものは何か?


    なるべく自分が成長できる場に身を置くこと。人生の価値=長さ×深さ。ただの長生きは無意味。人生の「深さ」は緊張感と集中力。自分の未熟さを知ること(無知の知)。成長したい!と渇望すること。思考、感情、言葉、行動を成長させること。自分の内面に軸を作ること。

    韓国を離れ、慶応大学で10年間教員生活を続けた後、渡仏を決断。著者にとって人生で一番大切な家族との時間を確保しつつ、思索や創作に集中するためという。要再読。

  • これはいい本ですね。一気に読了しました。気になる点がかなりいろいろあったのですが、その中から2つほど。

    ・論理性には①小さな事実を積み重ねて答えにたどり着くような計算的論理性(=日本の受験教育的なもの)、②ランダムな要素が複数入ってきたときにリアルタイムで更新しながらそれを言語化し、相手を説得していくような論理性(=アメリカの教育で優先)の2通りあるが、日本人は後者の論理性に弱くその点に対する自覚が必要。
    →これはうまいこと言ってますね。日ごろ意識することも多いですが、ずばっと言っていると思います。

    ・読書の仕方として、作者の言っていることに流されるだけの読み方では自分の骨や肉とはならない。①作者が何を言いたいのか、②それに対して自分はどう考えるのか、③さらなる考察ポイントは何か、という点に意識した立体的な読み方が重要。
    →最近読んだいくつかの本について①~③を含む読書ノートを無性につくりたくなりました。

  • 定期的に自己啓発本を読みたくなる病気にかかってます。

    で、そういう時はジャケ買いをするんですが今回の本もジャケ買いです。
    ジョン・キム?誰かわからん。けど、読み終わった後すごく好きになったよ。キムさん。

    非常に真剣に書かれていて、その裏側には愛を感じます。
    僕はこれから自分の人生を生きる気満々です。

    そうそう、キムさんが友人と豪語してはばからない、セネカ、ショーパンハウアー、ニーチェ、ゲーテ。この4人の本も読んでみよ。

    以下、facebookなら「いいね!」したい文章です。

    “私が魅力的だと思うのは、つねに挑戦をしてきた人間である。挑戦をしたかどうかだけで人間を分けてもいい。挑戦の経験と現在のパフォーマンスは確実に比例関係にある。”

    “幸福の置き場所を未来にすえるのは、非常にリスキーである。自分が明日も生きているという保証はどこにも存在しない。この瞬間が最後かもしれないという意識をつねに持ち、いまを幸福にするために生きる方がずっと理にかなっている。”

    “自分のなかに白と黒の二色しかなければ、あらゆる物事は白か黒によってしか分類できない。しかし、もし200種類の色をそろえられれば、繊細なグラデーションで世の中を把握できるようになる。
    それを可能にするのが読書である。読書によって、視点を分類する際の精度と繊細度は格段に高められるのだ。”

    “人間の逃れられない不完全さを、少しでも補ってくれるのが、人類の遺産たる古典である。本を読む意義はそこにある。
    歴史によって検証された先人のすぐれた思想と行動を、背伸びして真似てみる。それを徹底し、消化しきったとき、模倣から新たな創造が生まれてくる。”

  • 読書は著者との対話というところに共感した。成長するためには、自分を正しい方向を教えてくれるメンターが重要だ。身近にメンター足りうる人がいない場合、本と対話することで作者をメンターとすることができるのではないだろうか。本との対話とは、文章の一文一文を時間をかけて、作者の顔を意識しながら読むこと。これから本を読むときはこれを意識していきたい。

  • キム先生の本はいつも多くの気付きがあります。今回も、いつも本を読んでも、キム先生の言う「受動的」な読書で終わっていたので、今後はいかに「能動的」な読書にしていくかを考えていきたいと思います。
    あとは、30才を越えて、アウェイに飛び込むことにおっくうになっている自分がいるので、いつまでもアウェイに飛び込む勇気を持って、挑戦していきたいと自覚させてもらいました。

  • 今回もジョン・キム先生の優しさと厳しさを感じさせる言葉が満載です。

    生命あるものは、生まれた瞬間に死刑を宣告されている。いつ死ぬかは分からないが、どんな人でもいずれ死ぬのです。だからこそ、いつ死んでもいいように、悔いのない人生を送らないといけません。その為にはどうしたらいいか、この本に書いてあります。

    静かな部屋でこの本を読み、自分と向き合ってほしいと思います。

  • タイムマネジメントに関して高齢者である私が最近到達したレベルに、著者はすでに19歳で到達したようだ。そのことがすごいと思った。内容はまぁわかっていたことだが私には覚悟ができていなかった。その観点からポイントは、
    ・高い目標とタイトなデッドライン。今の自分を基準にしてはいけない。
    ・有限な集中力を最適活用するために集中に値するものとそうでないものを線引き。それにより不要な8時間をそぎ落とす。
    ・この仕事にはこれくらいかかる、ではなく、この仕事にかけられる時間はこれだけだと決め、その範囲内でこなす方法を考える。
    ・著者の視点と自分の思索(本のポイントに対する自分の考え)を混ぜ、統合されたものを新しい視点として手に入れる。(著者が一番伝えたいことは何かを考え、それに対し自分はどう感じるかをチェック。)それを自分の言葉として語った時に初めてその本は自分の糧・血肉になったと言える。行動を伴わない知は空虚。
    ・ゲーテは人間的魅力にあふれている。国境を超えた歴史観や国家間を持つという点でも、ゲーテから学ぶところは大きい。
    ・相手の言動が自分にとってどんなに理不尽であっても、相手の立場になれべ、相手にとっての合理的な理由が存在している。それは受け入れなければならない。
    ・(ゼミで学生に書評を書かせたときのやり方)まず1ページ以下でかまわないので、本を読んだ直後に、①筆者が何を言いたいのか、②それに対して自分はどう思っているか、③さらなる考察のポイントは何か、を書く。もっとあるが私にはこれで十分。

  • 『一分一秒に明確な意思を持たせる』

    『いまの自分を基準にしてはいけない』

    『他者の同調を求める人は弱い』

    きびしい!自分にとてもきびしく生きてきた人じゃないと、書けない本だ、と思いました。
    読者に歩み寄る系の本が多い中、『おい、私、頑張れよ!こんなスゲー人もいるんだぞ』と身の引き締まる思いができます。

    だらだらソファに寝転がってスマホをポチポチなんて絶対しないし、(勝手なイメージ)小腹が空いたから、おせんべやチョコを。なんて、無駄無駄!って感じだし(勝手なイメージ)なんか、姿勢も良さそう(笑)
    厳しく生きてる人って、近寄りがたいけど、やっぱり憧れの気持ちにもなりますね。

    とはいえ、著者のジョン・キムさんをそのまま真似するのはハードルが高いので、、できることから、、こつこつと( ◠‿◠ )

    『めんどくさいことは、やりたくなくて時間を無駄にするから、一分でも嫌なことを減らせるよう、向いてないことは早めに断ろう』

    『今の自分は、あんまりたいしたことないから、大金持ちで大時間持ちになった将来の自分から考えてみたりもしよう』

    『周りの声に振り回されると疲れるから、疲れそうになったら見えない壁をシュンってたてて、シャットアウトする時間をもとう』

    くらい、マイルドにして、人生の参考にしてみます。




  • あんまり面白くなかった

  • すべての時間を均等に配分しない。大切なことに重点を置く=横に並べているモノを縦にする。自分は何のために生きているか、を考える。
    「人生を短くしているのは自分自身である」セネカ=他人に人生を使わせない。
    朝を3回迎える方法=早起き、30分の昼寝を午前中に2回。

    100本ノック=思い付きやアイデアを100個書き出す。
    一冊の本の目次を100個書き出す。など。

    語りすぎない=自分の言葉の希少性を高める。

    本を通じて対話する。セネカ、ショーオエンハウアー、ニーチェ、ゲーテ。

    本当の就活は5年後。自分が自分をわからないのだから、とりあえず入社して仕事するしかない。
    転職を厭わない。いい大学を出ていい企業に就職、は時代遅れ。

  • きのPさん推薦
    長谷川朋美さん推薦

  • ?すべてに時間を均等に配分することは、人生に対する冒涜である
    ?人に忙しいというのは自分の器の小ささを告白することである
    ?成長したいと渇望する
     自分の未熟さに向き合う
     それが生きる力になる
    ?結果の最終評価者は自分である
     最善を尽くしたと納得できるなら、それは完全なる成功である
    ?語りすぎてはいけない
     自分の言葉の希少性を高めよ
    ?互いに高めあえる関係なのか見極めよ。
     聞く耳をもたない人に反論しても不毛である
    ?読んだことを成長にどう生かすか、行動を伴わない知は空虚である
    ?何を選ぶかに正解はない。
     正解はそのあとの行動により自ら構築するのである
    ?今日の自分は昨日より成長している。
     考えは変わって当然である。
    ?他社の自由意思を認めよ。
     それにより怒りが消え、自分が穏やかでいられる
    ?創造的な人間でありたいなら、社会への違和感をないがしろにしてはいけない。

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著者プロフィール

作家

「2020年 『一生忘れない読書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ジョン・キムの作品

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