- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344023840
感想・レビュー・書評
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2013.9.6
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昨年度2回読んだ「所作の基本」の続編。この本に書いてあるようなことは自分の生活ではできないことは前作で証明済みなのに、また懲りもせずに購入してしまった。読むことで自分の人生が変わることを期待しているのかもしれないが、毎日仕事や家庭に追われてる中では、「姿勢を正す」という基本さえできない。
しかし、このように美しく、緩やかな時が流れるかのような気持ちを持ちたいと願い、頭の片隅にでも置いておくことで、ほんの少しは心に余裕ができてくるのかもしれない。
今は、読了後、全くできていない自分に日々ストレスを感じている。 -
「所作」が美しくないと感じる瞬間は、確かに自分の周りでも時折目にするが、いよいよ2巻目になり読み進めていくと、「所作」を美しくできない人にもそれなりの事情があるのではないかというところに思いが至る。そして、私たちはそういった人にどこまで自分のその意見を伝えることができるのだろうか。
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”余ること無く、欠くること無し”が本書には収められている。読みやすいが、
心が軽くなる、大切な内容がちりばめられている。時々読み返すことで、読み終わった後の、清々しさを取り戻せるのではないか。
以下、気に入ったフレーズを留めておく
鐘が鳴るのか、撞木が鳴るのか、鐘と撞木の相が鳴る
さらにいずれの時をか待たん
阿字の子が、阿字のふるさと立ち居出て、また立ち返る阿字のふるさと
合掌は故人の心と、自分の心を合わせる
実を美しくするのが躾
成道の為の故に、今この食を受く
知足 -
20130726
料理を作っても嫌々してる日が多かったな。
手も合わせず無言で食べてたな。
終わったらぼーっとして。
これでは、子供達もいただきますを言わないな。
等、反省点がいくつも見えてきた。 -
知り合いにオススメされて一気読みしてしまった一冊。
禅の精神とか、日本ならではの所作とかに興味が出てきてるタイミングというのを差し引いても、
面白い!
禅の言葉と、そこからの教えや具体的な所作をわかりやすくつづっている。
一項目ずつが細かく分かれているのも、読みやすい。
う~ん、効率効率と生きてきて、何かぽっかり空いていた胸の穴を埋める、
そんないくつかのピースに出逢えた気分。
読みやすかったので、個人的には、
もう少しページ数があっても良かったな。
最近ちょいと心の余裕が無いんじゃないかな?って感じる方にお勧めの一冊。 -
前作に続き、子どもの頃の一度は教えられた当たり前の教えに溢れています。
当たり前のことを為すことがいかに難しいかを改めて痛感すると同時に、ボロボロの自分の所作を少しでも整えたいと切に思います。
本書のテーマである「智慧」。
「真理を明らかにして悟りを開く働き」のこと。
そして、所作を重ねることでしか「智慧」は身につかない、と教えてくれます。
前作を通して、一貫した教え。
それは、前作で記された以下の言葉に尽きると思います。
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「これって美しい?」と自問してみる。
理屈なんかいりません。
問いかけの返答に「No」が出たら、「しない」と決めたらいいのです。
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美しき生きたい。
そのために、自らをチェックするツールとして活用させて頂き、なんとか人として美しくなれるよう精進させて頂きます。 -
所作はその人のすべてを物語ると言うくらいに、思いや精神状態や、感情、日々の生活ぶり、これまでの生きざますべてが反映されているといってもおかしくないものである。
だからこそ、正しく美しい所作を知ることで、毎日を大切に生きて、その時その時を輝かせる力を身につけることができるかもしれない。
生活が便利になり、豊かになる一方で、自らが動いて感謝する気持ちを忘れてしまったり、当たり前と思うような、心がメタボな状態から抜け出して
四季の変化や、気候の変化、人の繊細な気持ちに敏感になり、感謝する心を取り戻したいと思いました。