伊藤くん A to E

著者 :
  • 幻冬舎
3.24
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本棚登録 : 2108
感想 : 316
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344024588

感想・レビュー・書評

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  • もーこれ絶対映画見に行く!!!

  • 正直すぎて恐い…。
    1話目を読んで、イタい方向の話かと思ったら、別の意味で色々と痛かった。
    そこ追求するとそうなんだよなぁ、できれば追求したくないけど。
    見たくないお腹の中、見ちゃったなぁ。ちゃんと認識しないとなぁ。

  • 同じ伊藤君を色々な人や色々な面からみた物語なのね。こう言うのをオムニバスと言うのかな? 全てばらばらの物語に見えるけど、本当は繋がっていると言う。 だけど、私には入り込めなかったな。

  • 伊藤くんを通じて人間の弱さや見苦しさを描く。それでも自分の足で生きて行く?それとも伊藤くんのように絶対に傷つかないところで傍観者であり続ける?
    なかなか難しいお話でした。

  •  伊藤くんみたいな子っている気がする(あまり近づかないようにしてるけど)。プライド高くて、人の話を聞かなくて、自分のこと棚に上げるのが得意で、人の目が気にするあまりどこか芝居がかってて、他人を鑑みない。ある意味うらやましい生き方をしているような人間。

     そういうくだらん男にも、なぜか惹かれる女性がいるから世の中不思議である。まあ男も男なら女も大概で。劣等感やら嫉妬やら、人間だからわかる部分もあるけど、大人やねんからもうちょいオブラートに包みやがれ。

     人間の黒さを描くという意味では朝井リョウに少し似てるけど、朝井リョウほどの衝撃は与えてこない。なんでかなーって考えてたら、この方の小説の場合、読者は傍観者のままでいられるからだ。ただのゴシップ的な読書に終わる。

  • 伊藤くん、苦手〜。
    薄っぺらいのにプライド高くて、勘違いで…
    でも、なぜかモテる。
    でもでも、結局誰からも本当には愛されないし、選ばれない。哀しいおヒトです。
    伊藤くんとの関係で女の子は振り回されつつも強くなっていく感じがaからcまでは気持ちいいのだけど、dとeがちょっとイマイチだったなぁ。無理があるというか。
    特にeの不衛生な部屋の表現やホームレスとの妄想のシーンとか、ちょっとグロくてウェーってなったし、そこは伊藤くんあんまり関係ないし。最後の伊藤くんの暴れぶりも、ちょっと唐突かな。
    それでも、柚木さんの一気に話に引き込む力は、この作品でも感じましたが…

  • サラサラと読める
    面白いとは思えず
    読み終わった後に疲れた感じが残る

  • 人の評価、どう思うかって
    本当にひとそれぞれなのだと。
    思いました。
    好きなタイプ、嫌いなタイプも
    ひとそれぞれなように。

    嫉妬の描写が女子にとってリアルで、ドキドキしました。
    クズ男に引っかかりたくないですね。
    (^×^)

  • ラスト、伊藤・爆発。

  • 好きだからこそ、相手の良くないところがわからなくなる。私もそうだなぁ

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著者プロフィール

1981年生まれ。大学を卒業したあと、お菓子をつくる会社で働きながら、小説を書きはじめる。2008年に「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞してデビュー。以後、女性同士の友情や関係性をテーマにした作品を書きつづける。2015年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞と、高校生が選ぶ高校生直木賞を受賞。ほかの小説に、「ランチのアッコちゃん」シリーズ(双葉文庫)、『本屋さんのダイアナ』『BUTTER』(どちらも新潮文庫)、『らんたん』(小学館)など。エッセイに『とりあえずお湯わかせ』(NHK出版)など。本書がはじめての児童小説。

「2023年 『マリはすてきじゃない魔女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柚木麻子の作品

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