あの人が同窓会に来ない理由

  • 幻冬舎
3.17
  • (4)
  • (30)
  • (64)
  • (16)
  • (1)
本棚登録 : 328
感想 : 48
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344028739

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 同窓会。
    来る?来ない?
    その理由は…

    卒業後時間が経過すればするほど、出席率は悪くなり、顔ぶれは同じ。
    次はもういいかな?
    そんなことを思ったりした事もあるけれど。
    最近は、会いたい人には会える時に会っておこう~!という気持ちが強くなってきた。
    この本を読みながら、頭の中に会いたい同級生の顔が浮かんできた。

  • 同窓会には1度も行った事がない。時が経てば皆それぞれ状況によって参加出来ない事もあるだろう。
    だけどこの本の幹事達は必死に参加させようと努力する。
    昔の同級生がどうしてるか辿っていくと、沢山の物語が出来るだろう。

  • 参加したくない人に強要するのはどうかと思うが、個別に誘えば出席に傾く人も確かにいる。

  • タイトルに惹かれて読んでみたけれどうーんな展開だったな。
    同窓会に来れない理由はもっとものすごいこととか期待し過ぎちゃったのかも知れない。

  • 仕掛けはよかったけど、ラストは今ひとつ。
    同窓会あるある。
    輝いてた人ほど、より輝いてないと来づらいのかも。
    会いたい人は来ない…。

  • 如何に同窓会の幹事が大変かを思い知った。面白かった。だが、沢村ちゃんと宏樹の関係、葵と宏樹も曖昧、と余韻が残る以上に残ったものがあった。あと宏樹同窓会行かないのね(笑)

  • 同窓会っていうと範囲が広くなっちゃうけど
    同級会でも一回も来ない人はいるもんな

    若い頃は思わなくても
    この歳になると自分が輝いて?いた頃の
    みんなはどうしてるんだろうみたいな気持ちになるもんな

    来なかった人とメールで話して
    「結婚してないから行きにくい」
    (気後れする)みたいに言われたことがあるけど
    人それぞれ同級会に求めるものが違うんだろうな

    大人になったから
    うまくやれるようになってたりもするし
    当時の関係はそうそう変われない人もいる
    なーんにも表裏なく
    ただ無邪気に懐かしいね久しぶりだね
    と会えればいいのにね

    最後の方でパタパタと解決?したり
    同窓会代行サービスみたいなのが介入したり
    ちょっとアレなとこもあったけど
    他人事と思えない感じのお話でした〜

  • あらためて考えた。中学校の同窓会は節々に5回あったが自分は皆勤賞。たしかに顔触れは同じようなものだ。
    自分が参加するのは、すぐにあの頃に戻れるからと、みんなそれぞれの場所で頑張ってるんだ!ってパワーを貰いたいから。
    自分にとっては、‘あの頃’がいいこと悪いことひっくるめて宝箱のようなのだ。
    不参加者が参加しない理由、考えた事もなかったな。
    参加する人にだっていろんな過去と今がある。
    主人公の会いたかった人を中心にたしかに小さな事件性ははらんでいるが、同窓会の参加だけでここまで深く掘り下げていく必要があるのか?少しモヤモヤしつつも気になって一気読みしてしまった。

  •  40歳くらの時に一度だけ中学3年の時のクラスの同窓会に出席したことがある。担任がやばそうだという噂だったからだ。行ってみたらピンピンしてて。ひょっとして幹事の仕業だったのかもしれない。初恋の人の姿を見たかっただけだけど。宏樹の気持ちはちょっとわかるかな。それだけ叶えばとりあえずはいいみたいな。
     当時は教室やグラウンドでしか会うことがなかったし、ぼんやりしていたオイラが知らないこともたくさんあったのかもしれない。オイラにとっての湯島葵みたいな存在もいたなぁ。なんで同い年なのに年上みたいなオーラがあったんだろう。しかもカッコいいし。
     でも今後、同窓会があったとしてもやっぱり積極的に出席しない気がする。ヒエラルキーの末端の自覚あるし。いまが幸せじゃないからかな……

  • もうちょっと若いころに読んでたら、もっと共感できたかな・・・。
    でも、
    消息の知れない、かつての仲良かった友人は
    今、元気でいるかなあ。
    と、しみじみしました。
    ラストは意外、かな。

著者プロフィール

千葉県生まれ。商社、出版社勤務を経て作家に。二〇〇六年『サッカーボーイズ再会のグラウンド』でデビュー。「サッカーボーイズ」シリーズ、「海が見える家」シリーズの他に『帰宅部ボーイズ』『ようこそ、バー・ピノッキオへ』『会社員、夢を追う』『太陽と月サッカー・ドリーム』などの著書がある。

「2022年 『サッカーデイズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

はらだみずきの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×