- Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344031074
感想・レビュー・書評
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どの推薦者も、自分が勧める本の紹介が卓越だ。それは、内容の要約がうまいとか、その本の価値の表現が巧みなのではない。推薦者の魂が揺さぶられた感動の余韻、著者の経験を追体験したことで、引き込まれてしまって今ある自分が迷い込んだ人生からの眺めが見事に伝わってくる。
各本の紹介文は600文字と短いのに、各推薦者は、見事に各本のもつエネルギーを凝縮した言葉に自分の願いを込めて差し伸べてくる。
そして、この本の構成が良く練られているのも感じる。各選者が予め本を推薦する前に、『読書』が紡いでくれた世界観に礼を言うかのように語る4ページの存在が良い。このたった4ページだが、『読者』という行為がそれぞれの行為者の中で思いもよらぬ輝きを放ち、方向性と力を与えてくれる予感が漂っている。
そして、本の初めに『読書』といえばのおふたりのが、何気なくこの本を手にとった者を奥へ奥へと引き込んでいく怪しい会話を繰り返していく。
ただ単に専門分野の達人達が教養書を紹介するというのではなく、それぞれが自分が読んできた数ある本の中から、『選りすぐった本』を紹介しているのが伝わってくる。
各選者が『ひとりビブリオバトル』をして本棚に並んだ幾冊の本を闘わせている姿が想像される。そしてそこに勝ち残った準々決勝進出本だ。
佐々木紀彦氏が『教養』に着目するに至った環境とそれを与えた経験が結実した本だと思う。
『News Picks』の編集長としての声はTBSラジオ『荒川強啓デイキャッチ 』金曜日 耳にするだけでしたがこれからも期待したい。
*『ニューズピックアカデミー』も良い発想だと思います。この本の様に関わる人たちのメンタリティを高く維持し続けることが要になると感じています。頑張ってください。 -
「書籍から得られる情報は、すぐに何らかのアウトプットにつながるわけではない。しかしボディブローのように自らの思考に影響し、それは長期的にはパフォーマンスに影響する」
「リーダーの教科書」という本からです。
ずばり、日米エリートの差は教養の差だとして「知的筋力」を鍛える骨太の130冊を歴史家、経営者、生物学者、数学者など多方面からなる各界の著名人が紹介しています。
人はいろいろな物事に囲まれて生きていて、その中で自分の価値基準に照らして、その人なりの意見や考えが出てきます。その自分自身が関わる事象について、自分が自由に考えるだめの基礎となるものが「教養」だと本書で書かれています(経済学者・楠木健さん)。
その教養を身につけるのに一番手っ取り早いのが、読書というわけですが、本書では各界著名人薦める「これぞ」という骨太の本が満載です。
冒頭の言葉は、元マイクロソフトでWindows、Internet Explorerを開発し、現在はIT企業を経営している中島聡さんの言葉です。
IT分野で読書とは、あまり想像できませんでしたが、プログラムを開発するにしても、深い洞察や思考力が求められ、読書を通じで教養を深めるのは重要だということです。
読書に関する考え方、向き合い方は分野に関わらず共通なものだと、本書を通じてよくわかりました。
読書に対するモチベーションがあがる本とも言えます。
ぜひ読んでみてください。 -
読書が知識を産む。知識がリーダーを産む。
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いろいろな専門家がそれぞれの視点で選書された
教養書の紹介。何冊かは読んだことがある本。たぶん
紹介されている130冊中ちょうど一割の13冊が既読の
本でした。まだまだ読むべき本の1割りしか読めていない
ということなのかと。。
全部は読む気はないですが、いろんな本を選書して
読んでいって結果的にいろんな古典を読んでいければと
思います。 -
いくつか読みたいと思える本が見つかったので、とりあえずよかった。
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紹介されてる本、全部よみたい。
時間が足りない… -
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