ありえないほどうるさいオルゴール店

著者 :
  • 幻冬舎
3.38
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本棚登録 : 1199
感想 : 125
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344032927

感想・レビュー・書評

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  • クリスマスの話だけ、よくわからなかったです。クリスマスシーズンでなかったら、どうなってたんだろう?

  • ほっこりする短編集。心にじんわり感動はするがめちゃくちゃ良かった!まではいかないかな。

  • 北海道の某観光地とおぼしき町にある不思議なオルゴール屋さん。
    導かれるように立ち寄った人たちが抱える悩みや問題を、その人の「心に流れる音楽」を聴くことができる店主が差し出すオルゴールが解きほぐします。
    短編連作なので、とても読みやすいです。

  • 北の町の小さなオルゴール店では、風変わりな主人が、“お客さんの心に流れる音楽"をオルゴールに仕立ててくれます。
    耳の聞こえない少年。
    音楽の夢をあきらめたバンド少女。
    不仲だった父の法事で帰郷した男性。
    長年連れ添った妻が倒れ、途方に暮れる老人。
    彼らの心には、どんな音楽が流れているのでしょうかーー

  • +++
    北の町の小さなオルゴール店では、風変わりな主人が、“お客さんの心に流れる音楽"をオルゴールに仕立ててくれます。
    耳の聞こえない少年。
    音楽の夢をあきらめたバンド少女。
    不仲だった父の法事で帰郷した男性。
    長年連れ添った妻が倒れ、途方に暮れる老人。
    彼らの心には、どんな音楽が流れているのでしょうかーー。
    +++

    何となく惹き寄せられるように入ってしまうオルゴール店。ひょろりとした店主が、絶妙な距離感で薦めてくれるオルゴールは、その時の心の隙間をしみじみと埋めてくれるような音色を響かせる。オルゴール店はとても静かで、タイトルとはかけ離れているが、実はそこには店主自身の秘密があるのだった。忙しない日々の中、オルゴールのどこか懐かしい音色が、忘れそうになっていた大切なことを思い出させてくれるような味わい深い一冊である。

  • 2018/9/3(月曜日)

  • 連作短編7編
    聞こえすぎるオルゴール店の店主が選ぶその人だけの音楽.その音楽によって大切な何かが変わるそんな心温まる物語たち.耳の聞こえない子供の『よりみち」と夫婦二人の温かく寄り添う「おさきに」が良かった.

  • 期待ハズレだったかなぁ。
    どの短編もあたたかい良い話なはずなのに、どれも中途半端な印象を受ける

  • 題名に惹かれて・・初著者デス^^

    面白く、心温まる本でした。
    「ありえないほど~」も、良く分かりました^^

  • 悠人と手を繋いだ美咲は4坪ほどの小さな店に入った。年季の入った店は最近できたばかりのはずないのに初めて気がついたオルゴールの専門店。息子用に1つ買うことを決めた美咲だが店員は「お客様の心の中に流れている曲を聴かせていただいて、それを使います」という。だが悠人は先天性の難聴だー【よりみち】他

    ◆オルゴール、すごい能力… この最初の短編だけで泣かされた。同棲中の彼女が実家にお見合いに帰省した順平。この男女の、年齢や立場による感覚の違い…(泣)

    卒業旅行にきたバンド仲間の女子3人。オルゴール、ホントに凄い!(*゚Д゚艸)

    漁業を継がず、東京で就職、結婚し生前分かり合うことのなかった父親の一回忌に帰省した三郎。あぁ、なんて不器用なんだろう。そういう本音は他人からじゃなく生きてるうちに伝えてよ…。

    ピアノレッスンをサボった香音。ホントに心に響いたのはそっちの曲なんだね♪

    喫茶店の店員瑞希がムカイさんと呼ぶ喫茶店の向かいのオルゴール店主。能力も、特殊かどうか、気づくかどうか♪

    妻絹子が入院しカレンダーの11/25に丸印を見つけた康則。奥さん…可愛い人だなぁ♪それを、ちゃんと思い出した旦那さんもエライゾ。なにしろ…それをオルゴールにした店主が凄いけどな!

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著者プロフィール

1981年、兵庫県生まれ。京都大学卒業。2007年、『うさぎパン』で第2回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞し、デビュー。
著書に『ふたり姉妹』(祥伝社文庫)のほか、『ありえないほどうるさいオルゴール店』『女神のサラダ』『もどかしいほど静かなオルゴール店』『博士の長靴』『ひこぼしをみあげて』など多数。

「2023年 『あなたのご希望の条件は』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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