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- Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344404656
作品紹介・あらすじ
「地蔵さまがわしに笑いかけはったんどす。そしてすくっと立ち上がり、どっかへいってしまはりました」笑う地蔵が目撃され姿を消す。続けて地蔵の身代金要求の脅迫状が町年寄の元に。菊太郎は金の受け渡し場所へ出向くことになったのだが…。笑う地蔵の正体は?真犯人の目的は?公事宿の居候・菊太郎が怪事件を解決する、シリーズ第七作。
感想・レビュー・書評
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公事宿事件書留帳第七段。
笑う地蔵が歩いてどこかに行った。続けて地蔵の身代金要求がきた事件。面白い事件に、解決方法もまた味があるのが、この小説の良いところ
丁場にすわる下代の吉左衛門が手代見習いの佐之助に弘法大師の一説を説き聞かせる場面がある。当時は、こないにして、今よりも、いろいろな事を聞いて信心していたのかと、関心させられ、同時に現代はどうなのかと、考えさせられる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
L 公事宿事件帳7
どれもこれも粋な計らい。
吉左衛門 が菊太郎へ、
「日に何遍、ご自分に居候というてはるのか、わかってはりまへんやろ。喜六の奴がしばらく数えていまそうですけど、多い日には三十四回もいわはったそうどっせ。」
ぶっと噴き出す。このテンポ、だいぶはまってきた。 -
2008/03/15読了
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