ウェブ日記レプリカの使途: I Say Essay Everyday (幻冬舎文庫 も 3-5)

著者 :
  • 幻冬舎
3.35
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本棚登録 : 216
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (602ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344404946

作品紹介・あらすじ

自分で書くのもおこがましいけれど、このシリーズは、最も森博嗣そのもの、本人の思考と生活に一番近い内容がここに含まれていることを保証する。これだけのものは、将来には決して出ないだろう-大胆不敵にして軽妙洒脱、読者の「好奇心」をも全開にしてしまう、天才・森助教授の超大作エッセイ"思考と生活"第四弾。

感想・レビュー・書評

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  • 日記シリーズ第4段(変則読み) ついに日記シリーズ完結。足掛け半年、絶版本の苦しみも乗り越えて! Vは魔剣天翔、女王の百年密室、スカイ・クロラの頃。本はほとんど読まないと言われている先生。この頃は、ロアルド・ダール、ディクスン・カー、日本人ならメフィスト賞作家なども読まれている様子。このあたりへの興味も広がる。 そして、なんと言ってもこのシリーズの魅力は、随所に散りばめられた先生の思考。エッセイを読むというのは、思考に触れることかも。 「真のプロが作るものには、その苦労の跡さえ見せません」

  • I say essay everyday第4冊目*゜
    森美術館ガイドブック付き♪

    私がこのシリーズで一番すきなポイントが、森氏の家族との日常生活の中のエピソードが書かれていることです♪

    奥さんのスバル氏は可愛くて素敵だし、二人のお子さんのエピソードは面白くて笑えるものが多くて、森さんファンとしては顔がにやけます。笑

    特に、女子校通っている長女M氏の、X'masが近づくと教室の後ろの黒板に「裏切るな!」と書かれているといったエピソードや、X'masにデートに出かける高校生の長男S氏に向かって「金にものを言わせてこい」と言うスバル氏の一言には大笑いしてしまいました。

    とっておきはスバル氏の、起こしてもなかなか起きない息子に向かって「起きないと、ここで脱ぐぞ!」の台詞。
    そして、それで飛び起きるS氏、というエピソード。笑
    素敵すぎます(*´ω`*)

  • ブログ1年分を一冊にまとめたもの。
    面白いんだけど、基本はブログなので…そしてブログの長所であるリアルタイムさが既に失われているわけで。
    半分ほどで挫折。
    これってまだネット上で読めるのかしら。
    機会があったらそっちで読みたいかな。

  • 森氏の日常風景と疑問点の公開。
    スズキユカ氏の漫画も心温まる。

  • いわゆる日記本です。思考とか考え方が面白い。少し内容が過激であるが、裏表の無い表現には共感できます。

  • Web日記第四弾は2000年。

    徐々にボリュームが(笑)


    再読記録

    2009.02.27

  • 作家自身が「自分そのものに一番近い内容がここにあることを保証する」と豪語する、大胆不敵にして軽妙洒脱、読者の「好奇心」をも全開にする、超大作エッセィ〈思考と生活〉シリーズ第四弾。

  • 大学の工学部助教授でありながら、面白い作品をたくさん発表することで知られる作家のウェブ日記・紙バージョン4冊目。<br>凄く分厚いですが、365日分の日記が収録され、脚注までついていることを考えると、一冊に収まることが奇跡のようです。</br><br>大学の仕事のこと、小説の進行具合、趣味の鉄道模型、自動車、飛行機のこと…</br><br>日記の内容はごくありふれたものでも、それを語る視点は独特。特に、理系の合理的思考の香りが強く、慣れないうちはその過激さにびっくり。</br><br>自分のものの考え方が偏ったときに、それをリセットできるくらいの力を持っています。でも基本的に、犬はかわいい。</br>

  • 森博嗣の日記本第4弾。
    最初に比べて、文章表現がややソフトになりました。
    研究に趣味に、やりたいことをやっているその姿は
    清清しく感じます。恒例の特別漫画はスズキユカ。


    読了日:2005.11.02
    分 類:エッセイ
    ページ:606P
    値 段:1900円
    発行日:2003年2月発行
    出版社:幻冬舎
    評 定:★★★

    ●菜の花の独断と偏見による評定●
    ------------------------------
    文 章 :★★★
    描 写 :★★★
    展 開 :★★★
    独自性 :★★★★
    読後感 :★★★
    ------------------------------

    ---【100字紹介】-----------------------
    インターネットで森博嗣が毎日欠かさずに書いた日記を、ほぼそのまま収録した2000年の日記本。森博嗣の趣味語りや会話形式の脚注での軽妙なやりとりなど、コンテンツは相変わらず。恒例の特別漫画はスズキユカ。 
    ------------------------------------------

    元々、サイトに公開されていた日記を1年分、そのまま、まるごと本にしているシリーズ。それだけだと商品価値がないので(何しろサイトで読めば同じものがタダで閲覧できる訳ですから)脚注とオリジナル漫画がプラスされています。ちなみに、サイトで公開していた日記を本にすることの短所については第1作「すべてがEになる」の森博嗣自身のまえがきに詳しいです。

    森博嗣、相変わらずつっこみどころ満載な面白系生活を送っているような。研究者の面と趣味人の面が混在していて楽しげな内容です。研究者の面の方、誤解のないように申し上げておきましょう、あれは工学部の姿なので!菜の花たち理学部とは大分、趣が異なっているようです。まあ、想像はつきますし、共通の面もありますが。

    ここまでのシリーズ3作を読ませて頂いた菜の花は、このシリーズについて、そろそろ書くことが尽きてきました。同じ人の日記な訳でありまして、何年たっても結局のところ人の本質は変わらないんだよなあと再確認。それは出来る。

    ああでも、やっぱり初期に比べて文章がとてもソフトになりました。これは菜の花が慣れたからというよりも実際に文章がソフトになったのだと思います。

    シリーズと銘打っていますが(打ってるの?)、実際のところ第何作から読み始めても変わりません。というか、どこから読み始めたって結局は森博嗣という人の人生の途中から眺める訳ですからまったく条件として変わりがありません。ならば、もしもこのシリーズを読みたいという人がいらっしゃるならなるべく新しいものをお勧めしますね。理由は文章がソフトになっているから。それに尽きますが。読みやすさやとっつきやすさは高いです。


    しかし、最近このシリーズを読むと何故かほっとする菜の花。癒されている〜、って訳では決してないんですけどね(他人の日記で癒されるほどシビアな生活はしていないつもり)、なんと言うか、こういう毎日毎日を追いかけるって、面白いなって。いや、興味本位とかそういうのじゃなくってですね、ペースがいい。そうだ、そんな感じ。

    自分の日常生活って、その中にどっぷり浸かりきっているせいか、なかなかペースがつかめなかったりとか、自分の立ち位置がだんだん曖昧になっていってしまうんですよ、菜の花。だから、たまにこうやって淡々と生きている人の(森博嗣の日記はそういうイメージがある)人生を流し読みしていくと、生きるスピードが分かる…気がします。
    うーむ、何言ってるかよくわかんないや。ま、そんな感じでペースメーカみたいなもの?(多分、きっと、実は、すっごく、違う気がする)


    ●作品データ●
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    主人公 :(森 博嗣!?)
    語り口 :当然、1人称
    ジャンル:エッセイ(日記)
    対 象 :主にファン対象
    雰囲気 :淡々とした日々!?
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  • ネット公開していた日記をまとめた一冊。この頃になるとリアルタイムで読んでいたから買う必要もないんだけど・・・分厚いし・・・

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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