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- Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344407213
作品紹介・あらすじ
京・知恩院の本堂回廊で、毎日寝転がっている女。「お釈迦さまに違いない」という者もおり世間の耳目を集めていた。菊太郎は図太い女だと呆れつつも、その正体を探ろうと知恩院へ足を運ぶ。彼がそこで目にしたのは、女に襲いかかる男たちの姿だった…。鯉屋の居候・田村菊太郎の名差配を描く表題作ほか全六編を収録。人気シリーズ第十集。
感想・レビュー・書評
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公事宿事件書留帳シリーズ第10作。
知恩院の本堂で毎日寝転んでいる女は、お釈迦様に違いないとおもう女の子。釈迦の涅槃像からの話しが発展していくくだりが、この小説の素晴らしいところ。
貧乏している長屋の子供に対して、子供は宝物だといい、解決していくところは、澤田先生からの、我々現代の日本人が忘れかけている精神への強烈なメッセージだと思われてならない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
L 公事宿事件書留帳10
花見に行った菊太郎を長屋まで誘い世話をする又七。内容は息子に虐待をする両親の話だけれど又七たちにほのぼの。現代にも通じる。
そしてお信が大活躍する伊勢屋の娘。こちら、姉妹のどちらが婿取りするかで姉がキレる話。 -
このシリーズはおだやかな話が多いのでよい。
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2008/03/23読了
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