- Amazon.co.jp ・本 (506ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344411555
感想・レビュー・書評
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テレビドラマになったというけど知らなかった。これがデビュー作、しかも最初は自費出版だったのが信じられない。評論家はプロットやパターンは新しいものではないというけど、こういう話をよく考えつくものだと思う。おもしろい。最初に出てきたおじいさんは誰と思っていたら後のほうでわかるし、主人公が人の家に行くところだって疑問な点はありつつもわからない。刑事もそうだけどその他の人たちの推理力もすごい。全体を読むと人を動かすのにあんなに思い通りになるかなという気はするけれど、ま、そこは小説なので。
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何度もひっくり返しの展開があり、長い本だが飽きずに読めた。
非常にプライドの高い女性と不妊症への葛藤をうまく描いており、女性作家らしい作品。
ストーリーを成り立たせるために、ほかの登場女性の動きはやや疑問が無くもないが、あまり気にはならない。
自費出版でこれを作り上げたのは凄い。 -
読みやすい。最後の20ページくらいでひっくり返ってびっくりした。他の作品も読んでみたい。
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「氷の華」の初版発行日は、平成20年の6月30日になっている。
仕事帰りに時折寄る商業施設内の書店で、初めて天野節子の「氷の華」を手に取った時には、既にその書店の棚に「目線」も「烙印」も並んでいたから、初版発行日よりは随分後のことだと思う。
初めの方を拾い読みして、面白そうだとは思ったが、その時は購入しなかった。
その頃、沼田まほかるの「九月が永遠に続けば」を読んだばかりで、幻冬社文庫に沼田の本があるのを知って、探していた時、たまたま天野節子に目が留まったのだと思う。
今の所に引っ越してから、6年以上経つから、それ以前に一度手に取っていたのだが、それを先日購入した。
元々目当ての本があり、色々大型書店を回ったが結局手に入らず、その時この本を買った。
書店の棚も生存競争が激しく、天野節子にスペースを割いている書店は近くには無いのも理由の一つだ。
先日、望月諒子の「蟻の棲み家」を読んで、女性ミステリー作家に、少し興味が増している。
この作品はいわゆる倒叙型で、最初に殺人が行われる。
しかし、それより気になったのは、プロローグでこれがどのように本文に繋がって来るのかを意識してしながら読んでいたが、やはりこれが大元の原因だった。
まだ、単純で未熟だった頃には、立件出来るとか、公判を維持するなどということなど知らず、犯罪は必ず罰されると思っていたが、現実はそうではないと今は分かっている。
タイトルは「氷の華」なのだが、事件は夏に起きる。
「氷の華」は違うものを象徴している。
自分にとって未知の作家を読むのは、違った世界に触れることである。
また一つ、新しい馴染みが出来た。
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はじめて読んだミステリー作品。伏線、伏線、伏線。こんなにハラハラドキドキし続けた、あーこのまま最後まで読み続けたいと何度も思った作品。人を虜にする感じ。
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毒殺した相手は
本当に夫の愛人だったのか?
全ての真相は…?
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分厚い本だけど、全然飽きなかった。
えー?こんなに推理バッチリ当たる?
とか思うとこはあったりしたけど。
登場人物たちの最後までブレない姿、
よかったな〜。
やっぱり?な部分あり、
何回かどんでん返し食らう部分もあり、
しっかり満足な1冊だった☺︎
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プライドが人を強くさせて、
プライドが人を歪ませる。
そんな感じ。 -
悪女と彼女を追うやりとりは『白夜行』を思い出させるようで、スリルがあって面白かった。
プライドの高い恭子の心理は臨場感があり、最後までどう決着が着くのか楽しみで一気に読めた。 -
長かったけど飽きずに読めた!
こういう小説読まないので、新鮮でおもしろかった