日々の考え (幻冬舎文庫 よ 2-17)

  • 幻冬舎
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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344413542

作品紹介・あらすじ

遠くの電線にとまっている鳩をパチンコで撃ち落としたり、人に言えないようなエロ話を披露する素敵な姉との抱腹絶倒の日々-。ユニークな友人と見つける小さいけれど、人生にとっては大きな発見!そして、心ない人へは素直な怒りもたぎらせる。読めば元気がふつふつとわいてくる本音と本気で綴った爆笑リアルライフ。

感想・レビュー・書評

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  • 『TUGUMI』や『キッチン』がベストセラーの「吉本 ばなな」さんは、2003年から2015年まで「よしもと ばなな」に改名していました。
    「吉本 ばなな」は、仕事をやりますよ、他のことは知りません、という名前だったから、赤ちゃんが小さいうちは、それではダメだなと思いひらがなにしたそうです。
    だから、子供が大きくなってから再度「吉本 ばなな」に戻したのですね。

    あと、エロ話が大好きな姉がたびたび登場しますが、「ハルノ宵子」という漫画家さんでした。

    このエッセイは、好き勝手にのびのびと書かせてもらったそうで、とくに妊婦の時の様子はおもしろく読めた。

    餃子が大好きで、具合が悪くて吐いた後でも、餃子なら6人前くらい食べる事が出来たのに、妊婦になったら餃子はおえ~だ。
    小学校の時からみっちりと酒を飲んでいて、病気になっても酒を三日以上抜いたことがなかったのに、今はビール一杯でおえ~だ。
    妊婦になるといきなりすっぴんでショートカットになって服もかまわなくなる人がいるが、その気持ち痛いほど良くわかる。
    おしゃれとはものすごいエネルギーを要する行為なのだと気づいた。できればずうっと横になっていたいくらいなのだから。

    このくらいのことはバンバン書ける根性でないといけない!と、弱気な自分を戒めて本心をさらけ出して書いたエッセイみたいです。

    「熱湯コマーシャルの司会は、ダンカンと書いてあったけど、ガダルカナル・タカだったと思う。」と指摘されて、
    本当に申し訳ありませんでした…と謝ったけど、「どっちでもいいじゃん!」が本音だとばらしたりしている。

    梨木香歩さんの本のタイトルにもなっている「冬虫夏草」の話が出てきたので、「冬虫夏草」を調べてみたが、私にはおえ~っとなるやつだった。

    これは「吉本ばなな」さんてこんな人というのが分かる本ですね。

    • hiromida2さん
      Kazuさん、夜分遅くにすみません。
      こんな遅い…早い時間帯に”おえ〜”となるかもですが…
      遅くにレビュー見ちゃって、σ^_^;
      Kazuさ...
      Kazuさん、夜分遅くにすみません。
      こんな遅い…早い時間帯に”おえ〜”となるかもですが…
      遅くにレビュー見ちゃって、σ^_^;
      Kazuさんのレビューとても面白かったです。
      吉本ばななさん大好きだけど、ひらがなにお名前を改名してた時があったのは知りましたでした。
      最近、ご無沙汰してるから、こちらのレビュー読んで
      すごっく興味湧きました。読んでみたい(°▽°)
      楽しいレビューありがとうございます♪
      え、(・∀・)もしかして、はじめましてなら…
      夜分に失礼致しました。m(._.)m
      また、本棚に遊びに伺います⁎ˇ◡ˇ⁎Ⴛ̅̀やਭみԽ✩*⋆✩⃛⁎
      2022/11/04
    • Kazuさん
      hiromida2さん、初めまして、こんにちは。

      コメントありがとうございます。
      たたき起こされるわけではないので、24時間いつでも...
      hiromida2さん、初めまして、こんにちは。

      コメントありがとうございます。
      たたき起こされるわけではないので、24時間いつでもコメント受け付けてますよ(^^♪
      すぐにお返事できませんけどね。

      hiromida2さんのレビューや、いろんなブク友さん達とのコメントのやり取りなど、覗き見して参考にしたり楽しませてもらっています。
      これからも、よろしく!

      あ、あと、この本の下ネタは直球なところがありますけど、大人の対応でサラッとかわしてくださいネ。
      2022/11/04
    • hiromida2さん
      Kazuさん、ありがとうございます♪
      サラッと…ですね!了解致しました(・0・)ゞ
      Kazuさん、ありがとうございます♪
      サラッと…ですね!了解致しました(・0・)ゞ
      2022/11/04
  • 31
    よかったー!ただ生きてるだけやのにこんなにアンテナ張っててキャッチしてるもんが自分とちがうんかーってびっくりした。自分も感受性ここまで高くなりたいけど逆に生きづらそうとか思ったり。
    人の生活って見る機会ないから面白かったなあ

  • 爆笑。元気のない時に最適。
    緩く、楽しく生きようという気持ちになるエッセイ。
    お姉さんが面白すぎる。
    もう雨の御堂筋はこの本を思い出さずに聞けない。

  • とてつもなくくだらなく、笑える。

    よしもとばななさん、意外、、、。

    下ネタが過ぎます!!!
    けど、おもしろい。
    なんせ、意外にもこの世の知らないことをたくさん知れた本。

  • さらっと読めて、内容も面白かった。
    日々の生活自体がドラマや映画のように色々な面白い事が世の中転がってるんだなぁと思った。
    なんとなく過ごす私の身の回りにも絶対転がってるだろうからちょっと視野広げて楽しく面白く生きてみようかなって思った。

    せっかくお金出して食べるなら料理に対してちょっと頑張れば作れそうな中途半端な居酒屋とかカフェとかそういうお店じゃなくてせっかくなら心込めてこだわってるとこのご飯食べたいっていうのすごく分かった。安くても高くても。

  • p.143
    人生ってそうやって、何者かに導かれて、縁のあるほうへどんどんつながっていくものなんだろうな・・・・・・と正直に思う。ほして、答えはあとにならないとわからないようにできているのだ。だからのそ面白いのだ。あれこれ考えずに、ただ興味と勘のおもむくままに、生きたほうがいいのだと思う。

  • 昔はとても人気があって(あ、今も?)、この人の小説はいろんな人が貸してくれるのでわりと読んでいますが、言葉の選び方とか基本的な考え方が私の好みではないので、長いこと読むのは避けていました。
    少し前に、お姉さんのハルノ宵子さん著『それでも猫は出かけていく』を読み、吉本隆明さん言うところの「猫界のマザーテレサ」な生き方に衝撃を受け、とても感動しました。路上で猫を見るたびにハルノさんの本に書かれていたことを思い出すくらい、とにかく印象的な名著です。
    で、吉本ばななさんのこの本にお姉さんのことが書かれている、とどこかで聞きつけたので、読んでみました。

    うん・・・・まあ・・・・これは読まなくてもよかったかも。笑
    私は下ネタをやたら言いまくる人が嫌いなのでややガッカリしたかな。
    下ネタを言う人からは「私ってオープンで飾らないおもしろい人!」「下ネタに眉をひそめる人=お堅くて笑いに理解がない人」という固定観念を感じるが、ただ単に、ほとんどの下ネタがあまりおもしろくないだけなんだけどなぁ。でも下ネタ好きな人って、空気読まず、下ネタばかり言い続けるしつこい人が多くて辟易、なことが多い・・・。

    相変わらずこの著者の言語感覚は好きじゃないなぁ、と思ったけれど、「私は言葉にとても敏感で」と途中で書かれていたので、一つ一つの言葉にかなりこだわって書かれているようなので(小説家だから当たり前か)、たまたまじゃなく、きっと本当に私には合わないんだな、と実感した。
    ただ、スピリチュアルの危うさに関する意見(数字の番号がどうの、サインがどうのということに対しての考え方)と、出すものが適当すぎる食事処に対する感想には同意。

    この本に限らず、この著者の小説やエッセイからは、すごく「固く閉じられた狭い世界」「好きな人しか絶対入ってこないで!!」っていう「狭さ」「小ささ」を感じる。
    海外にしょっちゅう行かれているし、誰かとどこかに出かけたり飲んだりしている話も多いし、行動範囲は広いはずなのに、どうしてそう感じるのか全然分からないけれど。

  • よしもとばななさん、面白い方ですね。
    デビュー作を読んで、「面白くない?よくわからない?」と思って、全く読んでいませんでしたが…。

  • 遠くの電線にとまっている鳩をパチンコで撃ち落としたり、人に言えないようなエロ話を披露する素敵な姉との抱腹絶倒の日々―。ユニークな友人と見つける小さいけれど、人生にとっては大きな発見!そして、心ない人へは素直な怒りもたぎらせる。読めば元気がふつふつとわいてくる本音と本気で綴った爆笑リアルライフ。

    群ようこの後に続けて読んだので,あっさりしていると感じた。爆笑まで行かない・・・。

  • 凄いあけっぴろげなエッセイ。下品でおおらかで好き。妊娠時の下りなんかはすごく頷くものがあった。10年以上前に書いたものと思えない!

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著者プロフィール

1964年07月24日東京都生まれ。A型。日本大学芸術学部文藝学科卒業。1987年11月小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞受賞。1988年01月『キッチン』で第16回泉鏡花文学賞受賞。1988年08月『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞受賞。1989年03月『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞受賞。1993年06月イタリアのスカンノ賞受賞。1995年11月『アムリタ』で第5回紫式部賞受賞。1996年03月イタリアのフェンディッシメ文学賞「Under 35」受賞。1999年11月イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門受賞。2000年09月『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞受賞。『キッチン』をはじめ、諸作品は海外30数カ国で翻訳、出版されている。

「2013年 『女子の遺伝子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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