- Amazon.co.jp ・本 (486ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344413603
感想・レビュー・書評
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徐々に姿を消して行く仏師たち。
過去の事件と何か関係があるのか?
犯人は最初からこの人だろう、と思って読んでいたので、少し冗長なかんじがした。 -
真備シリーズ第2作目。本作は、最初はホラーだけど読んでいくと謎は理性的に解決されるので本格ミステリーだと思う。ホラーとミステリーの融合ともいえるが道尾さんの作品の中でも極めて高いレベルにある。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file4/naiyou15208.html
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「けっきょく人間なんてみんな、もぐらみたいなものかもしれない。相手のほんとうの姿なんて見えないまま、暗い中で鼻先で探り合って、爪の先であちこち土を掻いて、なんとなく上手いこと生きてー」
シリーズ前作のホラーミステリから一転して本格ミステリになった感じがする。前作のようなペダンチズムは無かったけれど、一つ一つの謎を潰していく推理は素晴らしい!めちゃくちゃ面白い作品! -
伏線回収の後半は一気読み。
なるほど、そうだったかのか・・・の連続は
相変わらず楽しい。
やや地味なれど、最後の最後までじっくり読める
安心の仏様(?)ミステリ。 -
いわゆる王道のミステリーであるには違いないが、とにかく最後まで飽きずに読ませるのが本書のすごいところ、前作からの登場人物と、少しおどろおどろしい雰囲気で、先が気になり短期間で読めてしまった。
読んでる時間は本当に幸せ。 -
一気に読む気がなくても読んでしまうストーリー展開。どのシーンも見逃せないです。
冒頭で仏像に囲まれる道尾くん。ほの暗い雰囲気が想像できて、ついついこちらの背筋もぞわぞわしてきます。ホラー苦手だからなぁ。あたしだったら寝れないよ……。
物語の舞台である仏所、一度本場を見学してみたいです。道尾くんみたいに巻き込まれるのはごめんですが、ちょっと興味あるかも。場所が場所だけに物語全体に薄気味悪さが漂ってて良い感じです。
でも後味はかなり悪いですね。
いっそ三人目も殺されてしまえば良かったのに。そうすれば犯人の本懐も遂げられたのに。そう思ってたところにあの最後。ちょっと個人的にキツい。
相変わらず真備さんが完璧な探偵過ぎて、謎解きのシーンは長いながらも圧巻だったんだけど、人間味がなくてつまらない。ちょっとマヌケな道尾くんに救われるなぁ。
真備さんは自分の中で完結しすぎです。もっと早くに口に出してたら救われる命や無駄に怪我する人や心に傷を負う人もいなかったんじゃないかなとも思うのです。そういう意味では完璧な探偵ではないかも。 -
2013/11/29読了