孤高のメス神の手にはあらず 第3巻 (幻冬舎文庫 お 25-11)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344413887

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  • 当麻鉄彦シリーズ第九弾。恩師・羽島の手術の助手を務めたり、翔子とファーストキスをしたり、充実の当麻。しかし徳竹の嫌がらせを受ける。一方で甦生記念病院は経営難に加え、医療事故を起こしてしまう。手術室看護師・中村浪子も退職届けを出した。

  • 恩師・羽島から自らの癌手術に立ち合って欲しいとの依頼を受け、久しぶりの日本で手術に臨んだ当麻。かつてのライバルとのわだかまりも消え、心地よい一献を傾ける。一方古巣の甦生記念病院では、盲腸の手術中に起こった麻酔事故で患者が脳死状態に陥ってしまう。患者の弁護士と外科医長・荒井は激しく対立、ついに訴訟問題に発展してゆく―。

  • いよいよ蘇生記念病院は傾き始め、問題の連続。当麻は台湾で順調にオペをこなしているのだが この日本と台湾の二本の物語がそろそろ一本になる予感

  • 医療訴訟の件で盛り上がりをみせるものの、全体的には退屈気味。なかなか進まない展開にやきもきする。

  • 昔読んだ本

  • 島田院長が痴呆に。「看護婦」と同様に古い表現が時代を感じさせる。関東医科大・羽島のオペ。当麻の婚約。甦生記念病院の医療事故などなど、列挙するだけでもエピソードを欲張り過ぎている。医師、看護婦が次々と退職していく甦生記念病院は、存続の危機を一層募らせる。伏線のつもりで広げた物語が、必ずしも回収されていないシリーズは、再読すると余計気になる。

  • 配置場所:摂枚文庫本
    請求記号:913.6||O||3
    資料ID:95100092

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    実川の上司である卜部(うらべ)教授は、頑として肝臓移植を認めなかった。だが定年後のポストに不安を覚えていた卜部は、手術が成功すれば有名国立病院の院長に推挙するというある人物との裏取引により態度を一変させる。かくして幼児の手術にゴーサインが出され、極秘に本邦初の西端肝移植が始まる。当麻も駆けつけるが、そのとき母危篤の知らせが……。

  • 2015.2.16読了。

  • きっとこれからも出木杉くん。

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著者プロフィール

医師・作家。一九四三年愛知県生まれ。 京都大学医学部卒業。早くより癌の告知問題に取り組み、「癌患者のゆりかごから墓場まで」をモットーにホスピスを備えた病院を創設。手術の公開など、先駆的医療を行う。「エホバの証人」の無輸血手術をはじめ手がけた手術は約六千件。現在は淡路島の診療所で僻地医療に従事する。医学学術書の他、小説やエッセイなど、著書多数。

「2020年 『緋色のメス 完結篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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