- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344416796
感想・レビュー・書評
-
21世紀に21歳になる21人の同級生。
大人になりそのうちの一人が自殺してしまい
その理由を探っていくストーリー。
強い絆で結ばれた21人の同級生。
普通は大人になったらみんなそれぞれ社会に揉まれ
中には離れていく人も居るけどこの21人は違った。
個人個人の繋がりはけっこうやっかいで理想通りばかりではなく、リアルにありそうでなさそうな展開だった。
なぜ自殺したのか、を考えるストーリーだけど結局理由は本人にしか分からない。
残されたものが生きることについても考えさせられる内容だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
21世紀に21歳になる21人のクラスメイト。その中のアイドル的神がかった美少年が自殺する。自分のせいだと思うクラスメイトたち。というお話。
最後の、自殺の動機はそんなこと???って思いかけたけど、なにがその人にとって重大なものであるかなんて人それぞれなんだし。むしろその視点を失わずに人と接していきたいなと思った。というか、なかのよすぎる21人うらやましすぎる!!!
美少年私に寄りかかってくれればよかったのに、と思いつつ読み進める。
最後の落とし方と、そこからの引き上げ方はさすがの小路さん!
高校への行き帰りと家で、1日で一気に読んでしまった。 -
中学の仲間の死と、自分の心の闇の告白と、原因の推測と、のストーリー。
自分の中学時代はこんなリア充ではなかったので、こんなのだったら楽しそうだな、という気持ち。
あとは、心の闇は、勝手に推し量ることはできても、きちんと分かり合えることはできない、という当たり前の感想。
面白い。 -
[2011.09.27]<再読>
-
誰でも他人からは見えない苦しみや、傷を抱えて生きているってことを、改めて思い起こさせる話しだった。
そういう意味では、すごくリアルで少し重たい内容ではあった。
でも、それでもLife goes on!なわけで、21のメンバーたちと同様、これからもこの先も精一杯、それぞれの人生を生き抜いて行くことが大事なんだなと思った。