悪党たちは千里を走る (幻冬舎文庫 ぬ 1-3)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 587
感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344416857

感想・レビュー・書評

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  • 誘拐がテーマの割には重苦しさが無く、
    ミステリとしても大きな仕掛けは見当たりません。
    文庫の分厚さの割には内容が薄い気もしますが
    軽いタッチでコメディなノリの作品なので、
    飽きることなくあっという間に読み終えました。

    貫井さんの作品は「慟哭」と「被害者は誰?」しか読んでいないのですが、
    シリアス路線の作品も軽いタッチの作品も
    どちらも面白い作家さんだと感じました。
    他の作品も積極的に読んでいきたいです。

  • 2012.6

  • 最初は軽くてはずれかと思いきや、さっくり読めて楽しかった。こんな爽やかな作品も書くんですね。

  • くどいとか、色々意見もあるようですが、あたし的には、結構面白かった꒰ •ॢ ̫ -ॢ๑꒱✩
    眠りを妨げるほど、一気に読む感じではないけど、いい人全開の悪人が、オロオロ右に左に踊らされてる感じが楽しめるし、キャラが立ってて読みやすい。
    この悪人達で次のストーリーもあたしは有りです。

  • カード詐欺で細々と生計を立てる詐欺師高杉は、耳くそほどの役にも立たない舎弟園部と共に、田舎の成金を狙う。
    ところが、偶々居合わせた美人同業者に思わぬ邪魔をされ、挙句アジトまでつけられてしまう。
    こうして出会った3人の詐欺師は、園部が考えた"極めて人道的な"犯罪計画を実行に移すが...

    二転三転"オチはすぐ読めた"とドヤ顔で語る人は多いだろうが、何度も攻守交替の訪れる展開のすべてを読めた人は少ないはず。
    前半つまらなくて止めそうになったけど、どんどん無茶苦茶な展開になっていく中盤以降は一気に読める

    貫井さんの他の作品に慣れてる人の目には新鮮と映るか裏切りと映るか。

  • 岡嶋 二人さんのテイストに似ている。さっくり読みやすかったですがあまり印象には残らない…。

  • 悪くはない。でもだんだん飽きてくる、くどい文体。
    ---
    「真面目に生きても無駄だ」。しょぼい騙しを繰り返し、糊口を凌ぐ詐欺師コンビの高杉と園部。仕事先で知り合った美人同業者と手を組み、豪邸の飼い犬を誘拐しようと企てる。誰も傷つけずに安全に大金を手に入れるはずが、計画はどんどん軌道をはずれ、思わぬ事態へと向かってしまう--。スピーディーな展開と緻密な仕掛け。ユーモアミステリの傑作。

  • おもしろ誘拐物語。でもちょっとシリアス!
    気楽にスーっと読めちゃいます。
    怖いのが苦手な方にオススメちゃん。

  • 貫井さんっぽくないかな、あんまり。

  • ユーモアミステリ。続編期待してます。

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著者プロフィール

1968年、東京都生まれ。早稲田大学商学部卒。93年、第4回鮎川哲也賞の最終候補となった『慟哭』でデビュー。2010年『乱反射』で第63回日本推理作家協会賞受賞、『後悔と真実の色』で第23回山本周五郎賞受賞。「症候群」シリーズ、『プリズム』『愚行録』『微笑む人』『宿命と真実の炎』『罪と祈り』『悪の芽』『邯鄲の島遥かなり(上)(中)(下)』『紙の梟 ハーシュソサエティ』『追憶のかけら 現代語版』など多数の著書がある。

「2022年 『罪と祈り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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