フットボールの犬 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344417649

感想・レビュー・書評

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  • サッカーのアウエー試合を応援に行く飛行機の中で読みました。
    読み進むうちに引き込まれて、ヨーロッパの知らない国、どちらかというとマイナーな国々の古びたスタジアムの光景が目に浮かんできて、イメージが頭の中いっぱいに浮かんできました。北アイルランドのスタジアム、東欧のスタジアム、引退したGK。

    アイルランドのエピソードはサッカーと宗教や政治がいやおうにも切り離せないものだと思い知らされます。

    クロアチアの章ではいきなりモドリッチとクラニチャルのエピソードが出てきました。(これどこかで読んだことがあった・・・)

    サッカー好きなので、試合の中身の話ももちろん好きですが、宇都宮さんのこの作品は試合ではなく、サッカーをとりまく様々な背景をご本人の視点と感覚で描いたもの。ゲームの世界では絶対味わえない血や肉を感じさせてくれるすぐれたサッカー紀行でした。現場主義の私はこういう作品、好きです。

  • 単行本で既読。

  • 訪れた国や街の歴史と文化を知りたければ、スタジアムに足を運べばいい。
    フットボールは良くも悪くも国と街の過去と今を映し出す「姿見」だから。

  • 2011/11/13 Amazonより届く
    2011/12/20〜12/26
    ネットでは数多くのコラムを読ませて頂いている宇都宮さんの1999から2009年までの記事をまとめた本。国内でも地域リーグなど下位リーグに愛情を示す氏が、ヨーロッパのマイナー国を訪れ、チームの歴史、置かれている状況、サポーターから国情まで書き綴る。私も経験があるが、フットボールは人と人との距離を縮めてくれるのだ。

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著者プロフィール

写真家・ノンフィクションライター。1966年生まれ。東京都出身。東京藝術大学大学院美術研究科修了後、テレビ制作会社勤務を経て、1997年に「写真家宣言」。以後、国内外で「文化としてのフットボール」を追いかける取材活動を展開。2010年『フットボールの犬 欧羅巴1999‐2009』でミズノスポーツライター賞大賞、2016年『サッカーおくのほそ道 Jリーグを目指すクラブ 目指さないクラブ』でサッカー本大賞を授賞。現在、個人メディア『宇都宮徹壱WM(ウェブマガジン)』を配信中。

「2022年 『前だけを見る力 失明危機に陥った僕が世界一に挑む理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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