- Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344420014
感想・レビュー・書評
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自身が所属する銀行に実家を潰された後、投資銀行に転職し活躍していく物語。
同じく黒木亮の作品である巨大投資銀行と舞台設定は似ているが、主人公の性格は全く異なる。
こちらは金の亡者という感じ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
邦銀を辞めてアメリカの投資銀行に転職した逢坂丹(おうさか・あつし)は、父親の会社をつぶした出身銀行への恨みを晴らすごとく、がむしゃらに働き、違法すれすれの取引にも手を出すやり手である。『巨大投資銀行』の桂木英一とは対照的な「金の亡者」であるが、その生き様には、賛成できずとも、理解できるものがある。黒木氏の他の小説と同じく、実際にあった企業スキャンダルやM&Aの案件を模してストーリーが展開するので、よりリアリティのある作品となっている。
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GS持田さんをモデルとした小説。
実在の人物や、実際の出来事と絡めてストーリーが進むのでとても面白かったです。
景気や政治にかなり左右されるこの業界においても、人に好かれる、というのがかなりの強みになるのだなと。あとはやっぱり反骨精神なのかな。
数百億も資産があったら一体どんな暮らしをしてるのかみてみたい!
Dec, 2013 -
とりあえず下巻を読んでみます。
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邦銀からMBA留学を経て外資系投資銀行へ転職し、成り上がる様を描いた小説。上下あるので、感想は下巻にて。
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バブル少し前から、今までの日本での経済事件を踏まえて、逢坂丹の投資家としての成功を描いている。主人公がパワフルで、すごい。作者の巨大投資銀行を別の人物で描写しなおしたような作品。