リヤカー引いて世界の果てまで 地球一周4万キロ、時速5キロのひとり旅 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344422254

作品紹介・あらすじ

ダメな自分と決別すべく、愛車(リヤカー!)とともに旅に出た。ブルガリアで凍傷による指切断の危機に直面し、東ティモールでは警官からケツバットを食らい、カナダでは熊と一戦交え…波蘭万丈の、遅々として終わりなき旅。「遅ければ遅いほどいい」とリヤカーを引いて歩き続けることにこだわった著者が見た、時速5キロの旅の絶景。

感想・レビュー・書評

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  •  リヤカー徒歩旅行3部作の最初の本。上海から中国を横断、カザフスタン、ロシア・・・トルコからヨーロッパの西端ロカ岬まで、ユーラシア大陸を横断する。旅の目的はそこまでだったはずなのに、なぜかそこから北米大陸東端へ飛んで、北米大陸を横断。さらにオーストラリアへ飛んで豪州縦断。そこからは島伝いに東ティモールからインドネシア、シンガポール、マレーシア・・・・そしてベトナムから中国・上海へ戻った時には旅立ちから4年半が経過していた。ほぼ地球一周の距離4万キロを時速5キロで歩いた物語。

     時速5キロの旅だからこその現地の人々との交流。それにしても、出会う誰でもが基本的に優しい。見知らぬ若者にベッドを提供するもの多数。飲み物や食べ物の差し入れ、無数。そんな感じ。この星の人々は旅人に優しい。

     地球人っていいね。

  • ダメな自分と決別すべく、愛車(リヤカー!)とともに旅に出た。ブルガリアで凍傷による指切断の危機に直面し、東ティモールでは警官からケツバットを食らい、カナダでは熊と一戦交え…波蘭万丈の、遅々として終わりなき旅。「遅ければ遅いほどいい」とリヤカーを引いて歩き続けることにこだわった著者が見た、時速5キロの旅の絶景。(アマゾン紹介文)

    題名からもわかる通り旅の設定がとても面白く、表紙の一葉も期待できました。
    内容としては、歓待もされ、事故もあり、最後は大団円…と、個人の旅行記としては十分なものだったと思います。もう少し細かい記録(日数とか装備とか)があれば、なおよかったです。
    が。どうにも読み進み辛い。面白おかしくを主眼に置いているわけではないので、私の感覚がエンタメ寄りになりすぎているだけなのでしょうが…。

  • 4年半をかけて、リヤカーを引きながら世界を一周した筆者の旅行記。
    ゴール後、変わったところは距離感だけと謙遜しているが、それこそが筆者を人間として大きくした証拠だと思う。

  • 47ページほど読んで断念。文章が非常に読み辛く、情景が思い描けないのが大きかった。また、展開がさっぱりしていて当人の苦労があまり読み取れず、先の展開が気になることがなかった、、、

    "非効率だが自らの足で歩く""暮らす人たちに興味"という観点が良かったから残念。やはり「行かずに死ねるか!」が名作すぎて比較してしまうのかもしれない

  • 久々に感涙.ニート青年が一念発起,リヤカーで世界一周.無謀とも思える試みに不信感を抱きつつ読み進めていたが,すぐに彼へのエールに変わった.読みやすく,かつ面白い.オススメします.
    以下あらすじ(巻末より)
    ダメな自分と決別すべく、愛車(リヤカー!)とともに旅に出た。ブルガリアで凍傷による指切断の危機に直面し、東ティモールでは警官からケツバットを食らい、カナダでは熊と一戦交え…波蘭万丈の、遅々として終わりなき旅。「遅ければ遅いほどいい」とリヤカーを引いて歩き続けることにこだわった著者が見た、時速5キロの旅の絶景。

  • よくぞやったって感じ。世界を歩ききる、どんな気分なんだろう?

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著者プロフィール

1981年鳥取県生まれ。2009年より4年半をかけて相棒のリヤカーとともに徒歩で地球一周分にあたる4万キロを踏破。ユーラシア大陸、北米大陸を横断、オーストラリア大陸、東南アジアを縦断した。その後、2014年からアフリカ大陸を縦断。リヤカー徒歩の旅で巡った国は60カ国にのぼる。著書に『リヤカー引いて世界の果てまで 地球一周4万キロ、時速5キロのひとり旅』(幻冬舎文庫)、『リヤカー引いてアフリカ縦断~時速5キロの歩き旅』(小学館クリエイティブ)。

「2021年 『歩みを止めるな! 世界の果てまで952日リヤカー奮闘記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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