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- Amazon.co.jp ・本 (690ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344423749
感想・レビュー・書評
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父は借金を残して失踪、母は心を失って寝たきり、残された三兄妹。そんな状態でも借金取りは容赦なく返済を迫り、長男と次男は覚醒剤の袋詰めという内職をやらされることになる。長男はその筋の人たちに利用されるが自分の頭で考えて行動し、次男は家族を守るために秘密を必死で守る。末の妹はまだ幼稚園ながらも自分が良いと判断したことを行動に移していく。
それぞれが大事なものを守るため、必死で行きていく話。
物理的には幸せにならないが精神的な幸せにすがって兄妹が生きていく話という印象。兄妹それぞれが大事と思える人と出会って彼らとの絆を守りつつ根底では家族がしっかり結びついているみたいな感じ。
読解力がいまいちなせいか、言いたいことにインパクトがなく、ただ長いだけのように感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
回想がちょくちょく入るのが、どうも合わなかった。
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3人のきょうだいが、ものすごく過酷な状況でたくましく生きるって話。
最後まで読むと作者の伝えたいことは何となくわかる。思ったよりも爽快な読後感。
ただ、かなり読みづらかったことも確か。幻想的な雰囲気を出そうとしたのかもしれないが、うまくいかなかった印象だ。