リターン (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 186
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  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344424067

感想・レビュー・書評

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  • きたきたきた…!
    おかえりリカ!
    これほど続編で会いたくなかった相手はリカが初めてかもしれない…。

    愛の形の不明瞭なこと自由なこと。

    さすが五十嵐作品、ラストにやられました。

  • 何せ前作「リカ」の内容があまりにも衝撃だったので「よしっ、読むぞ」と気合を入れて読み始める。

    山中で発見されたトランクに入った死体は本間だった
    リカは本間の手足、目、鼻、舌を切り取り殺さず生かしたまま10年間を一緒に過ごしていた。

    警察で昔の未解決の犯罪を洗い直す部署にいてずっとリカの行方を追っていた尚美と
    同僚の孝子
    ある日、同じ刑事で孝子の婚約者奥山の行方が途絶える
    奥山の部屋に行く孝子と尚美
    奥山は本間と同じ状態の死体で発見される。
    奥山の携帯からリカのメールアドレスを盗み、リカをおびき寄せる為、本間を名乗ってリカにメールを送る。
    「逢いたい」とリカから返信あり
    駅で待ち合わすが中々現れず、出勤ラッシュの中電車の中に大柄の女を見つけ無我夢中で電車に飛び乗る尚美
    だが、満員電車のはずが急に人波が割れ、その先にはリカが

    「見いつけた」
    リカの言葉を聞いた途端記憶を失う
    その後は・・・

    こえーよー!
    2作目も怖い、リカはあまり出てこないがそれが逆に恐怖につながる。
    最後のえげつない表現にウッ!となったがすんごい面白かった。
    エピローグが・・・なぜか・・・ゾクゾクした。

    さぁ、最後、リバースを読もう

  • 寝る前に読むと悪夢をみる一冊です。
    女は怖い。
    だけどどこかその「歪んだ愛」が解るような気さえします。
    ラストの尚美がリカっぽい。
    だけどこれが「母性」であり「深い愛」なんじゃないかな?とか思ったり、そんな自分が怖かったりします。

  • 評価は2。

    内容(BOOKデーターベース)
    高尾で発見された手足と顔がない死体は、十年前ストーカー・リカに拉致された本間だった。警察官を殺し、雲隠れしていたリカを追い続けてきたコールドケース捜査班の尚美は、同僚の孝子と捜査に加わる。捜査が難航する中、孝子の恋人、捜査一課の奥山の連絡が途絶えた。彼の自宅に向かった二人が発見したのは…。『リカ』を超える衝撃の結末。

    主人公の向美の決断力の無さに比べて、脇役の孝子がかっこよかったわ。で、結局リカって何者?
    こんなおかしな子が社会で働いていたら周囲は気が付くでしょう。残酷なのはいいけど、人の尊厳の部分で最後まで同調出来ず久々評価2。

  • 前作から11年の月日を経て
    書かれたものらしいですね、、
    すっごく薄っぺらい内容だと
    感じました。

    何回も同じ文章を繰り返して書いてるだけ。
    伏線か!?と思って期待してても何もない。
    お腹いっぱいになって飽き飽きして、気がついたらカギカッコの中だけ読んでました。

    ネタバレだけ読めばよかったって感じ。
    3巻目も惰性で読んでみるけど、
    古本屋さんで買います。

  • あの『リカ』の続編。タイトル通り、雨宮リカが再び我々の目の前に姿を見せる…

    敬馬山で発見された手足の無い死体は10年前にリカに拉致された本間だった…と、いきなりの驚愕の事件で始まった続編は、10年以上の時間の経過を感じさせない見事な設定。そして、畳み掛けるように捲き起こるリカの手による恐ろしい事件に前作『リカ』を超える恐怖を味わう。

    こうした続編の場合、往々にして模倣犯とか関係者による犯行とお茶を濁すケースが多いのだが、本作は全くのストレート勝負。リカと対決するのは、コールドケース捜査班の尚美と孝子の2人の女刑事。果たして、結末や如何に。

    最近の著者の作品にはあまり見られなくなったグロテスクな描写と迫り来る恐怖にイッキ読み。

  • 一瞬で読み終わった。
    リカシリーズの続編、2作目。1作目とのつながりを強固に持って始まる話は女刑事VSリカの戦い。
    息つく間もない話の展開にワクワクしつつ、リカシリーズあるあるの気持ち悪さも遜色なくあり、とても面白かった。
    個人的には尚美が満員電車から連れ去られるシーンはちょっと無理矢理感があったようには感じたが、リカの異常さに引っ張られて特に気にならなかった。

  • 『リバース』『リセット』『リフレイン』『リハーサル』『リカ』『リターン』『リベンジ』『リメンバー』が時系列に沿っている、と聞き順番に読もうと決めた。

    リカは本間と10年間幸せに暮らした。幸福な時間を過ごした相手のことを忘れることはないだろう。
    という文章を読み、このシリーズで初めてそうだね、と思うことができた。

    新登場の梅本尚美は、前作でリカを追って精神が崩壊した菅原刑事の愛弟子。たかおさんは、両手両足、目、鼻、耳、舌、を切り取られ(どんな形状か想像するのも)生きていた。その状態で10年生きて、窒息死する。
    それなのに、今回もどうして出てくる登場人物は、もう少し考えて動かないのか。
    単独行動厳禁なのに。
    孝子の婚約者の奥山も、尚美も。
    リカは前作で銃で急所を撃たれたのに生きていた。
    今回も12発撃たれても、まだ生きてるんだろう…

    今まで感じたことのなかった、リカに対する微量の親近感が芽生えてしまった。

  • リカシリーズの第二弾。これは前作を読んでから、読んだほうがいいですね。

    読みやすい文章で数時間で読んでしまった。しかし見ていて痛い描写が秀逸で、これは自分に置き換えたくないw

  • 好きだぜサイコパス

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著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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