- Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575510768
感想・レビュー・書評
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落ちこぼれ野球部が起こす奇跡を描いた痛快青春小説。この語り口は反則だなぁ。高校生の心情を巧みに表現し、とにかく笑える。秀逸なプロットとラストシーンは感涙...。解説にもあったが、あの曲で泣けるなんて...。おじさんにはどストライクな作品でした。『2005年のロケットボーイズ』も楽しみ。
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野球部員ではあるけど、甲子園なんて大それた夢は見てません。
アイドル大好き、遊び大好き、野球はもちろん好きだけどつらい練習は嫌い。
そんな野球部の運命を変える天才ピッチャーが現れる!
…な、お話。
高校野球と言えば甲子園でしょう。
でも甲子園なんて目指すレベルじゃない学校だってありますよね、そりゃ。
もちろんどの学校も日々練習を頑張っているのだろうけど、環境の違いも大きいだろうし。
この物語の野球部の環境は最悪。
狭いグラウンドでは満足な守備練習も出来ず、顧問は一度も練習を見たことがなく、挙げ句の果てに校長は野球部を憎んでいる。
そんな環境の中で一勝もしたことのない弱小野球部がやさぐれてしまうのも無理はない。
彼らはちょっとやそっとではやる気を出してくれず、だんだんとイライラしてくる。
うだうだ言ってないで体を動かしたらどうだ!
そう、動くまではかったるいけど、動いてしまえばだんだんやる気も出てくるんです。
脳のやる気スイッチは身体という話を思い出す。
そんな(いや、もちろんもっと)タメになる教訓が盛り込まれた高校生男子の本音たっぷり(?)な青春小説。 -
内容
おニャン子に夢中だったあの頃。僕らの弱小高校野球部にスゴイ奴がやってきた!『夕やけニャンニャン』を見ること以外何のヤル気もない僕らが、アイツのおかげでひょっとしたら甲子園に行けるかも!ってマジ!?―山あり谷あり、笑いあり涙ありでページをめくる手が止まらなくなる青春小説の傑作だ。 -
一昔前なら映画になりそうなお話。
舞台となる高校のトンデモ校則や事情がおおよそ応援とはかけ離れた野次しか飛ばさない相手校にうんざりさせられる。
それも最終章での展開をより印象付けるためなのだろうが、肝心の試合が… -
とても面白かった。
野球のことだから面白いのかな?って思っていたんだけど、まさに青春って感じの小説でした。
たぶん、今の時代ならジェンダーとかパワハラ校長とかという言葉で片付けられちゃうって思うんだけど、そうじゃない淡い青春&葛藤+障害が面白かったです。
男子高校生のバカな発想とかも笑えました。
おニャン子クラブ。。。夕焼けニャンニャン。。。
良いキーワードですよね。
今なら、AKBとか乃木坂に当たるんだろうな。。。 -
時代感とかあるあるネタ盛り込む小説にありがちな、登場人物のキャラ付、ストーリー展開の中途半端さが垣間見れる作品。快進撃からゲイ発言、退部、他校女子に諫められる。の流れは醒める。特に主人公は時代関係なく軽薄で薄っぺら過ぎ。心底馬鹿なんだなと言う意味でF組設定だけには納得した。
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青いねぇ〜!
五十嵐さん半端ないって!!
なんでも書けるやん笑
青い春ですな。
落ちこぼれ野球部が見せる
奇跡の瞬間!
ってやつですな〜。
落としどころもキレイやったわ〜
真美ちゃんまさかの。
ぁあー。
パンケーキぐらい
甘い恋がしたいって思いました笑
なんでか自分もがんばろうって思えた小説でした。 -
五十嵐貴久さん、初読み。
ブクログのレビューをみて手に。
面白いです。
笑ったり、泣いたり。見事に揺さぶられました。
興奮して、されに幸福感に満たされるという最高な読後感。
読めて良かった。
いっきに五十嵐さんのファンになりました。 -
細かく野球に触れてないのが高評価
スッキリとしたストーリーで楽しく読めた。 -
面白すぎる。時代を知っているだけに余計に作品に引き込まれました。