ストーリー・セラー (幻冬舎文庫)

著者 : 有川浩

• 幻冬舎 (2015年12月4日発売)

感想・レビュー・書評

[ノブリケさんの感想 · 2023年3月27日]

普段はあまり読まない恋愛小説。
大人の恋愛。中編が2本入ってました。
どちらも前半は付き合う前の馴れ初めから。

後半は、、、こんなの泣くでしょ。

[こってんさんの感想 · 2023年1月28日]

複雑な思考をする程脳が劣化する「致死性脳劣化症候群」に罹患した作家とその夫のお話。

主に夫目線となるsideAと主に妻目線になるsideBのふたつに物語が別れており、作中の作家である妻によりそれぞれABの物語を実体験を踏まえて執筆されている。

どこまでが物語の中で現実で、どこからが物語の中の物語なのか考えながら読むのが楽しかった。
夫が「読む側の人」妻が「書く側の人」というポジション。私は夫と同じく読む側の人間であり書くことは出来ないので、言葉を自由自在に操る作家さんを、改めて凄いなあと思った。

[ponままさんの感想 · 2023年1月16日]

きっと素敵なお話　有川浩らしさが出たいい作品
一気読みできなかった自分のせいなんだが

これは間を開けずちゃんと読んだ方がよき
とくにsideBは

私も優男の夫がいるので
どうしてもストーリーに感情移入してしまって大変でした

「あたしは彼のためではなく、あたしが彼を失わないためにしか祈れない（抜粋）」
なんて

私の心を見透かされているのかと思った
でも有川浩さんの作品を読んで
「それでもいいのだ」と思いました(笑)

[マユさんの感想 · 2023年1月14日]

思っていたよりもよかった…。
物語を「書く側」と「読む側」の夫婦のお話だが、小説家である妻の気持ちや、一番の読者であり続ける夫の気持ちが、とても心に響いた。
命をかけて小説を書き続ける様に感動した。

[みきさんの感想 · 2022年12月1日]

有川浩さんの作品は、読みやすくてその世界にスッと入っていけるので最近すごく好きな作家さんです。


sideAとsideBでストーリーが展開していきますが
どこまでが現実で、小説の話なのかはじめは混乱しました。
でも現実だろうが、小説だろうが
男女のお互いを思い遣りが素敵なお話でした。
自分が死を受容した時、愛する人がそばにいてくれるって幸せなことだなと思いました。

どなたかの考察で、これは有川浩さん自身の現実のストーリーではないのか、と考察されている方がいてついつい邪推してしまいました。
読者にゆだれられる結末も自由に想像できて面白かったです。

[とおさんの感想 · 2022年7月10日]

２つの物語をくっつけた。

[うかいこころさんの感想 · 2022年4月17日]

ムムムム

[しほさんの感想 · 2022年3月27日]

1番好きな小説
何回読んでも泣ける大好き

[てぃらのさんの感想 · 2022年2月17日]

どこからが現実で、どこからが本の世界なのか分からなくてちょっと難しかった(-_-)

[マイさんの感想 · 2022年2月6日]

Aが特に好きだった。無事号泣。笑
結末がはっきりしないパターンのストーリーは今まで苦手だったけど、
このお話は、「どうなったか」を考えるのも込みで、良い余韻でした。
有川浩さん、さすがです。あっという間に読み終えた。

著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。