僕らのごはんは明日で待ってる (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 3684
感想 : 287
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344424500

感想・レビュー・書評

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  • 終わり方が優しいと思った。

  • 当たり前の日常で、きっと誰にでも起こりうる事なんだろうけど、この人しかいなくて、この人となら乗り越えられるんだって思えることって、なんて素敵なんだろうと思えた作品でした。瀬尾まいこ、やっぱり好き

  • 瀬尾さんの書く小説は読後感が良くていつも清々しい気持ちになります。
    ちょっと切なくて泣けるところもあるけど読んでいて楽しくて共感できるところも多かったです。
    いつまでも仲の良い2人でいてほしいと願います。

  • さくさく進むストーリーにどんどんのめり込んでいて、読み終わった後はほっこりする。
    「僕らのご飯は明日で待ってる」。
    この違和感のあるタイトルが読み終わった後にしっくりくる。
    どんなに辛いことがあっても「僕ら」なら乗り越えられる、この先いつまでも一緒にいたい、そう思える相手に出会いたい。そう思われるような人になりたい。そう思った。

  • シュールで村上春樹を意識したような、ノルウェーの森を意識したような、でも瀬尾まいこらしい喪失と再生を描いた青春ファンタジー?

  • 突拍子もない話では無いけど、だからこそキャラクターが際立っていたし温かいし切なくなった。
    まだ消化しきれてないから一旦の感想。

  • ジャンルで言うと恋愛小説なのだけれど、恋愛というより人間小説なのかな。ぼっちで周りに関心がない男性と、ずけずけとものを言う女性。言葉尻だけだと嫌味な感じがするけど、瀬尾マジックにかかるとなんだかとても愛おしい。それぞれ人生で大きなことを抱えて生きているのに、悲観や大袈裟にすることなく淡々と生きている。相手のことを考えていて本当に最高のパートナーだよ。「子宮取っても生活に支障がないんだったら、むやみやたらにセックスして中絶する人がなればいいじゃん…」というくだり、共感しかない。

  • 瀬尾まいこさんの作品は読みやすい。人間関係で何が大切かを考えさせてくれる。
    葉山と上村が幸せになるのはいいが、どうしてもえみりが可哀想で仕方がない。これだけが心残り。

  • 瀬尾さんの作品から共通して受け取ることのできる「人にとって一番大切なこと」
    本書でも十分に感じ取ることができました。
    「人にとって一番大切なのは、心の繋がりがあること。 その人の為に自分が変わることができる、一歩の勇気を与えあうことができること。」
    本書には日常的な出来事を題材に、瀬尾さんの優しさに包まれるような文章にページを進めるのが楽しくなります。

  • なんでも大丈夫にしてくれるのはあなただけだよ。

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著者プロフィール

1974年大阪府生まれ。大谷女子大学文学部国文学科卒業。2001年『卵の緒』で「坊っちゃん文学賞大賞」を受賞。翌年、単行本『卵の緒』で作家デビューする。05年『幸福な食卓』で「吉川英治文学新人賞」、08年『戸村飯店 青春100連発』で「坪田譲治文学賞」、19年『そして、バトンは渡された』で「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『あと少し、もう少し』『春、戻る』『傑作はまだ』『夜明けのすべて』『その扉をたたく音』『夏の体温』等がある。

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