- Amazon.co.jp ・本 (169ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344425088
感想・レビュー・書評
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上大岡トメさん×脳科学者の池谷裕二先生による"のうだま"シリーズ第2弾。
さくっと読めて、参考になる。特に、記憶力が年齢とともに衰えるわけではない、ということに勇気づけられた。
○記憶力の減退は加齢のせいではない。記憶の総量が増えている分、必要なデータにアクセスできないから。
○物覚えが悪くなったと感じるのは、人生に慣れて好奇心をなくしているから。
○記憶力が上がるのは、θ波が出ているとき。これは、何かに興味を持ち、好奇心が活発に働いているときに海馬から出る。
○就寝1~2時間前が、記憶のゴールデンタイム。
○一夜漬けよりは、2日に分けた方が長く記憶に定着する。
○脳は入力より出力を重視。=教科書を見直すより問題集をどんどんやる方が効果的。
何かを記憶するときは、これらのコツを活かしたい。
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「物覚えが悪くなった」と感じるのは「人生に慣れてしまっている」のが原因。
記憶力が悪くなるのは加齢のせいではなく、気のせいと喝破され、
いくつになっても学びなおしができると勇気を得る。
以下、記憶力向上のために知っておきたいポイント
・脳という機械は、年をとっても衰えていない
・良いシータ波を出す(特に知らない場所を歩くこと)
・何度も復習するとLTP(long term potentiation)が起こる
・LTPが起こると、海馬にこれは重要な情報と認識させ、
脳神経のつながりが強化される(記憶しやすくなる)
・シータ波が出ているとき、海馬はLTPが一番起きやすい
・シータ波がもっとも発生するのは睡眠中、次に移動中
・就寝の1~2時間前は脳のゴールデンタイム -
漫画仕立てでページ数も少なく読みやすい本だけど、内容は自分の中の常識をひっくり返すようなもの。
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記憶力は年齢とともに衰えない!
これからいろんなことに挑戦したくなった。 -
…つまり、最近の自分は「なかなか覚えられない」のではなくて、「そもそも覚えようと努力していない」とも言えるのです。
…その「つい最近」とは、いつのことですか。
…「年を取ると、神経細胞の数が減っていく」という情報は間違っている! -
のうだま1と似たような内容かと思ったらそんなことはなくて、こちらは記憶に関するもので、とても分かりやすかった。[習慣付けのコツ][記憶について]。著者のコミックエッセイは前向きになるキッカケになるものが多くて、この本も助けになった。歳を取ったからって、学ぶことを諦めなくていいんだ。
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☆4.3(漫画だけでなく文章部分も読んだ)
・脳は体重の2%、使うエネルギーは体全体の25%
・全く同じ内容のテストをさせた場合、「このテストは高齢者になるほど、点数が悪い」という前置きをしてからさせると、本当に高齢者の方が点数が悪くなった。
・記憶は覚えたことをアウトプットすることによって、より定着する。
・方法記憶、経験記憶、知識記憶がある。
・生死に直接的に影響があまりない、物の名前や人の名前は忘れやすい傾向がある。
・テスト前に、テストに関する不安を書き出したグループの方が、そうでないグループより10%点数が高い結果が出た。 -
歳をとると記憶力が衰えるのはウソ。この思い込みはやめよう。